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新人デザイナーがリサーチワークで経験した試行錯誤と得た学び

こんにちは!デザイナーの轟です!

みなさんは、リサーチワークを行ったことがありますか?
私はrootに入社してすぐの頃、トレーニング期間として3ヶ月間のリサーチワークを行いました。

結論として、めちゃくちゃ学びの多い期間となりました。
初めは、何をリサーチすれば良いか分からなかったり洞察が甘かったりと失敗することが多かったですが、その度に先輩デザイナーからアドバイスをもらいブラッシュアップを繰り返すことで、着実に成長することができたと感じています。

今回は、「私がやったリサーチワークの内容とそこで得た学び」をお話していこうと思います!

なぜリサーチをするの?

まずは、リサーチワークが行われた背景について簡単にお話します。

rootでは、入社したばかりのジュニアデザイナーにはトレーニング期間が与えられます。

そこで行われるのがリサーチワークです。

リサーチはデザイナーには必須の業務になります。
デザイナーがUIを作るときは、デザインするプロダクトの業界や市場そのものを知り、どんなニーズやどんな競合がいるのかを知った上でものづくりをしていきます。

そうした、外部から情報を取り入れるという動きに慣れていくためにリサーチワークが行われます。

今回は、日程調整ツールをテーマにしてリサーチをしました。
流れとしては、リサーチをする→先輩デザイナーからFBをもらうといった形で進めていきました。

常に先輩デザイナーからFBをもらう環境があるので迷ったときにはすぐに相談することができました。こうした環境があることで、不安なくリサーチに取り組むことができました。

やったこと

今回のリサーチでは、以下のことを調べていきました👇

  • ユーザー層についてのリサーチ

  • 日程調整ツールの価値についてリサーチ

  • 顧客体験についてリサーチ

  • 課金ポイントについてリサーチ

ユーザー層についてのリサーチ

ユーザー層については、以下の観点でリサーチを進めていきました。

  • 日程調整ツールの一般的なユーザーは誰か

  • 全ユーザーに共通する課題は何か

  • 全ユーザーの共通する利用の流れは何か

  • 各ユーザー層を比較して使い方に違いはあるか?

notionにリサーチのページを作り、こんな感じで調べた内容をまとめていきました👇

また、ユーザー層をリサーチするにあたり、ユーザーインタビューを行いました。
あらかじめリサーチした中で導き出した想定ターゲット層を中心にリサーチを行いました。ユーザーインタビューを行うにあたっては、以下の本が参考になりました!

ユーザーインタビュー以外では、ひたすらデスクリサーチを続け自分なりにまとめていきました。

日程調整ツールの価値についてリサーチ

日程調整ツールには、そもそもどんな価値があるのか?という点を簡単に理解できるマップを作りました。
ここでは、バリュープロポジションキャンバスというフレームワークを参考にしました。
参考👇

バリュープロポジションキャンバスは、顧客のニーズと提供価値の相関を整理し、提供価値の機能の選定や訴求ポイントの把握に役立ちます。
視覚的にわかりやすく伝えられる点がとても良いと思います👇

顧客体験についてリサーチ

ここではカスタマージャーニマップを用いて、顧客の一連の体験と各ステップでの思考・感情、操作、課金ポイントを調べていきました。
思考や感情の部分を考えるにあたっては、最初に調べていたユーザー層の部分がとても参考になりました。

課金ポイントについてリサーチ

各日程調整ツールがどんなポイントで課金を発生させているのかを調べました。
機能によって課金を発生させているところや、人数によって課金を発生させているなどのいくつかのパターンを見ることができました。
その中で、「なぜこのツールはこのパターンで課金を促しているのか」をふかぼっていくことで、想定ターゲット層の深掘りも行なっていきました。

リサーチワークで得た学び

このリサーチワークを通じて、多くの学びを得て変化することができたと強く感じます。

たくさん失敗したらこそ、学びを得ることができた

今回のリサーチで私はたくさんの失敗をしました。笑
例えば、ユーザーリサーチでは初めてユーザーインタビューを行いました。
初めてのインタビューでは、緊張して頭が真っ白になったり、質問が出てこなかったりと全くうまくいきませんでした…
ユーザーインタビューの他にも、やってみたけど失敗したことがたくさんありました。
でも、失敗する度に、「次はこうしよう」といった改善点をたくさん見つけることができました。こうした「失敗→改善」のサイクルを繰り返すことでどんどんアウトプットの質がブラッシュアップされていきました。
アウトプットできる環境があることで、インプットだけでは得ることができなかった学びを得ることができました。

視点の幅を広げることができた

先輩デザイナーからFBをもらう中ですごく実感したことが、先輩と私とでは解像度が全然違うということです。
私は物事を考える時に、1つの視点でしかみられず、考えの幅が狭いのですが、先輩は様々な角度から物事を考えることができ、いつも「そんな視点があるのか!」と驚かされていました。
リサーチワークによって、少しづつ多角的に物事を考える癖を身につけていくことができました。

業務をこなすコツを発見できた

リサーチをする中で、目的を見失い本筋ではないことも調べてしまうことがよくありました。私にとって、こうした目的がなく先が見えない感じはとてもストレスでした。
こうした状況を改善するため、自分用のマップを作成することにしました👇

これを常に確認することで、自分が何をしなければいけないのか、何をしたら次のステップに行けるのかを理解し、淡々とタスクをこなすイメージでリサーチすることができました。
この常にゴールが見えている状態は、自分の仕事に対するモチベを維持する重要なポイントだと実感しました。このことは、リサーチだけでなく他の業務にも活きてくる大きな発見でした🌟

着実にステップアップできた3ヶ月

以上が私が行ってきたリサーチワークとなります!

リサーチを日々行う中で、段々と考察するスキルが上がったなと感じます。
初めの頃は、リサーチ結果に対してどう考察すれば良いのか分からなかったのですが、繰り返し考察する機会を増やしていくうちに、物事の対応関係を理解したり、多角的な視点を持って考えることができたりと、確実に考察するスキルは上がったと感じています。

こうしたステップアップをする機会を大切にし、これからもデザイナーとして着実に1歩1歩、成長していきたいです!

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