推しの個イベで虚無になる話

この前推しの個人イベントへ行ってきた。
内容的に同担の方は「あっ推しってもしかして…」と気づくかもしれないがそこはそっとスルーしていただきたい。

私はどうも個人イベントなるものが肌に合わない。
毎回個人イベント後帰りの新幹線で落ち込みながら帰っている。

理由はいくつかある。
私は同担の友達が1人もいない。かといって作りたい！というわけでもない。
同担拒否までとはいかないが、1人が楽だなと思うことが多いので、基本的に1人で舞台も観るしイベントにも行く。
舞台とイベントの違いは、イベントは同担しかいないというところだ。
当たり前だがみんな推しを目当てに来ていて、推しが登場すると喜ぶ、私もそう。
だけど推しが登場して、みんなが喜んでいて、それに応えている推しを見ると、なんだか寂しい気持ちになってしまうのだ。これ、共感してくれる人いない？
声を大にして先に言っておくが、同担は何も悪くないし、同担が嫌いなわけでもない。ただ私の気持ちの問題だ。
私は普段感情を大きく出すことができないので、周りとのテンションが合わなくてとても疎外感を感じてしまう。

イベントのコーナーで推しがファンの私物を見るコーナーがあった。
客席まで降りてきてその私物についてコメントをするのだが、推しが近くに来ると喜べばいいものの、私は「う、気まずい」と思ってしまう。
隣の席の人が推しに私物を見られていて、私はその間地蔵になっていた。推しを見るわけでもなく、視線を下ろし、推しが去るのを待っていた。
その他にも色んなコーナーがあって、推しは本当にファンの子達を楽しませようとしていて、ファンも楽しんでいて、だけど私は心から楽しめてなくて、推しに申し訳ない気持ちになり、はあ、私はここに必要だったかな？と毎回感じる。

推しがイベント内で言っていたことだが、テーマパークに初めて1人で行ったらしく、楽しかったけどふとした時に寂しさを感じた。と言っていて、それを聞いた時に今の私では？とはっとした。
1人で参加していて、ふとした時に疎外感を感じてしまうこの気持ち。やっぱり1人だからこうやって感じてしまうのかな、と思うと腑に落ちた。
だから今も誰かに言えないこの気持ちをここに殴り書きしている（笑）

更に私は面倒なことに超ネガティヴ思考なので、お見送りの推しとの会話でとても落ち込んでしまう。
これも声を大にして先に言っておくが推しは100%悪くない。本当に本当に私が超ネガティヴなだけだ。
毎度毎度会話を終えた後、さっきの私うざかったな、と落ち込む。
しかもああいう会話ができる時ってお見送りとか最後にするものなので、最後の最後でまた落ち込みそのまま帰宅しなきゃいけないのだ。

疎外感を感じ、自分の言動に落ち込みしょんぼりしながら帰る……
舞台とは違い推しとの距離が近くなるほど私がここにいて申し訳ないという気持ちと戦わなければならない。
推しからしたら沢山いるファンの中の1人であって、私の事を全く気にしてないから大丈夫だ、何も考えるな。と念じてみるも、それはそれで悲しいな、となる。(本当に面倒な性格である)
もう本気で個人イベント行くの辞めた方がいい。それはわかっているのだが推しのイベントなのだから行きたいに決まっている。
配信がある場合は配信で見れば？と思うかもしれないが、生で見たいに決まっている。わがままなのは分かっている。
だけど行っても虚無って終わるのは分かっているのに行ってしまう私はいったい……。
今回も新幹線で自分のこの性格に嫌気がさし、半べそかきながら帰宅した。
そしてまた推しの個人イベントがあれば足を運ぶのであろうーー。