音楽の3要素についてのおはなし
すごく久しぶりの投稿ですが、こちらのブログも更新はこれからも続けていきます笑
オーディションの準備や日々の業務に追われておりましたが、気分転換に髪をきれいに伸ばそう!と人生初の縮毛矯正をかけました♪
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思いの外サラツヤになって満足です!
ちょうど中途半端な長さだったので、朝のヘアセットが時短になったのはありがたいですね。
髪の毛のダメージは否めないですが、思い切ってかけてよかったと思います。
さて、そろそろ本題に入りましょう。
本日は音楽を構成している『主な3要素』についてのお話になります。
改めて、何が音楽を形作っているのか?
「いや、この先読むまでもなくわかっとるわ」という方は今回のお話は該当しないかもなので、また次のお話でお会いしましょうm(_ _)m
ただ、一度立ち止まって考えてみるきっかけになってくれたら嬉しいです♡
<音楽の3要素って?>
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音楽には「3要素」存在しておりまして、「高低」「大小」「音色」を主としています。
ただ、これら3要素は、日常生活の「音」に常に存在しているのです。
人の話し声や、車の走行音、生活音も含まれているのですね。
そして生活音とは別に、演奏に関する音楽の3要素の場合は、以下になります。
●メロディー
→言わば「旋律」を指します
●ハーモニー
→一言で表すと「響き」のことを指します
●リズム
→反復・動きの事を指します。拍のまとまりが拍子になります
この3つの要素をさらに掘り下げてまいりましょう。
<音楽の3要素〜メロディ〜>
メロディは、曲の要になります。
曲の一部を口ずさむ時にメロディが登場しています。
実は、メロディも細かく分かれて構成されているのです。
●動機
別名「モティーフ」とも言われます。
音楽を構成しており、人間でいう「細胞」部分になります。
音楽を構成している「単位」のことを指します。
●メロディは「ライン」「流れ」に注目せよ
基本的にメロディは緩やかなライン状のようになっていることが多いです。
順次的に進行して、その後逆のような進行をあらわす「跳躍進行」が登場し、さらにその反対方向の跳躍進行ののち、順次進行が登場していく、、、という流れがメロディ進行でよくある流れなのではないかと思います。
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ぜひ譜面を手にした時、いきなり音を出すのではなく、ます「メロディの流れの変化」をざっと目を通して欲しいのです。
曲の途中でどんな変化と遂げているのか、最初のメロディと対照的なメロディはないか?
まるで絵画の曲線を見るかのように、音楽の曲線(メロディ)に注目してみると、おのずとどのような流れて起承転結を演奏で結び付けていくことの道筋(私は音筋と呼んでいます)が見えてくるのではないでしょうか?
<音楽の3要素〜ハーモニー〜>
続いてハーモニーについて触れていきましょう。
先ほどのメロディは、音が一つだけでも成り立ちます。
このメロディに、2音、3音と音を加えたらどうでしょう??
演奏は複数の音の重なりによって、より音の充実感であったり、「あ、曲の終わり部分にさしかかっているな」と和音で感じ取ることができるのも、この「ハーモニー」による効果と言えるでしょう。
以下の譜面に和音の例を挙げてみます。
この和音を実際に聴いてみると、みなさんも一度は必ず耳にしたことがある和音のはずです↓
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●和音の音でほっとする!?
先ほど挙げた譜面は、「起立・礼・なおれ」を和音で表した譜面になります。
この和音を実際に聞いた時、自然と身体が一連の動作を取りたくなるかもしれません。
この譜面は「I→Ⅴ→I」の順で和音が進行していますが、この「I→Ⅴ→I」の動きは、音がすっきりとおさまったよう(一区切りしたような)に感じます。
これを音楽では「解決」と言われます。
●様々な終止形も音楽要素のひとつ
ここでは割愛しますが、音楽の区切りは「解決」の他に「終止」も存在します。
終止は、必ずしも曲の終わりだけに登場するものではなく、曲の句読点(。、)の部分にも登場します。
安定した区切りを感じられる「完全終止」、賛美歌などに多く登場する「アーメン終止」、解決するのかなと、匂わせて解決していない「偽終止」、少し一息つくような「半終止」など細かく分かれているのです。
実は、この終止形については、過去記事で詳しく解説しています。
気になった方は、ぜひ以下をクリックしていただき、終止形についてチェックしてみてくださいね♪
今回はあくまで音楽の3要素の解説なので、省きますm(_ _)m
<音楽の3要素〜リズム〜>
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最後にリズムについて触れていきましょう!
リズムは国によっても特徴が分かれており、リズムの要は民族特有の音楽が関連しているのではないでしょうか?
●日本の音楽と海外の音楽
日本も独特の民族音楽ですよね。
日本の民謡には「〇〇音頭、〇〇節」などのタイトルがついていることが多いです。
(※八木節、ソーラン節、江差追分、佐渡おけさなど)
実は日本の民謡についても詳しく音階で解説している過去記事があります(笑)
日本の民謡はどんな構成になっているねん?と疑問に感じた方は、ぜひ以下クリックしてチェックしてみてくださいね( ´∀`)
(ここではまた割愛させてくださいm(_ _)m)
●舞曲をクラシック音楽に発展させた人物
ここからは海外の舞曲について触れていきます。
海外には、「マズルカ」「ポロネーズ」、「サンバ」「ボサノヴァ」「タンゴ」など挙げられますが、これだけとっても「ポーランド・ブラジル・アルゼンチン」など様々な国か関連しています。
その舞曲の中でクラシック音楽に使われるようになったのが複数ありまして、特に「ポルカ」はヨハン・シュトラウスによって多く知られるようになりました。
その他ビゼー作曲の「カルメン」の作中の「ハバネラ」はキューバ発祥の音楽で、ビゼーの手によって、これも多くの聴衆に知れ渡るきっかけにもなりました。
●マズルカ
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マズルカは、1拍目に付点リズム、2、3拍目にアクセントが登場します。
サン・サーンスの有名な楽曲「白鳥の湖」でも使用されているので、チェックしてみてくださいね♪
●ポロネーズ
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ポロネーズは「ポーランド風」の意味合いがある通り、ポーランドの民族舞曲になります。
拍子は4分の3拍子になります。
ショパン・J.Sバッハの作品にもよく使われています。
<舞曲のリズムをおさえておこう!>
最後に舞曲で使用される独特のリズムを紹介してみます。
合わせて舞曲に対して使われている有名な楽曲も記載しておりますので、ぜひこちらもチェックしていきましょう!
●ボレロ
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発祥はスペインで、ラヴェル作曲「ボレロ」が浮かんでくるほど特徴的なリズムを終止演奏されています。
●ハバネラ
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発祥はキューバ。このリズムはビゼー作曲の『カルメン』の曲中に出てくる「ハバネラ」が有名ですね。
●サンバ
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発祥はブラジル。サンバはいくつか候補がありましたが、ここではバロッソ作曲の「ブラジル」をぜひ聴いてみてください♪
●シチリアーノ
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発祥はイタリア。この舞曲はフォーレ作曲の「シチリアーノ(シシリエンヌ)」がすぐ浮かんできます。。
センチメンタルな気分になりますね。
●タンゴ
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アルゼンチン発祥。ロドリゲス作曲の「ラ・クンパルシータ」も代表的な作品でしょうか。
引用文献:クラシックのからくり
<まとめ>
本日は、音楽の3要素と国ごとの特徴的な舞曲のリズムまで紹介してみました。
あなたの好きなリズムは登場したでしょうか?
あくまでひとつの例として挙げてみましたが、曲中にリズムを繰り返したり、展開を行ったりと、楽曲の中にからくりが含まれています。
ライブやコンサートが迫ってくると、ついつい目の前の曲を仕上げるために躍起になりがちですが、
じっくり譜面に含まれているからくり・メッセージを今一度読み取る時間をおろそかにしてはいかんな。と感じたきっかけでございました。
さて、本日も音楽ができることに喜びと感謝を抱いて奏でてまいりましょう(⌒▽⌒)♪
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