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本番中のミス リカバリー方法


年明けてから日に日に短くなっている気がするナカジ。です(笑)
なかなか演奏の機会が完全に戻らず地団駄踏んでおりますが、引き続きオンライン&宅録も全力で取り組んでまいります。

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ただ、コンサートが通常通りに戻ったとしても、ライブ配信は続けていくつもりです。
もっと気軽にクラリネットの演奏を楽しんでいただくツールにもなっているのですから♪

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さて、今回は本番の演奏でミスをしてしまった!そこからどうする!?について立ち直り方法をお伝えしていこうと思います!!

<本番は予想外な事にあふれている!?>

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ミスは「練習の不足」「メンタルの影響」「想定外のハプニング」など、いろいろな原因が含まれております。
でも、どんなに綿密に練習をして万全の対策をとったとしても、
本番なんて、本当に『えっ!そこ!!??』
といった、想定外の事が必ず起きます。それが本番とも言えるでしょう。
※脅すつもりは毛頭ございません!!

ナカジ。はたーーーーーーーーーーくさん失敗をしてきた演奏家です(笑)
ミスのない演奏なんてあったかな??( ̄▽ ̄;)
私の場合は、小心者の心配性なので、メンタル面での影響が大きいのですが、、。

これからミスに対する対策をお伝えしてまいりますが、大前提として「緊張とミスとハプニングはつきもの!」とお伝えしておきます!!
それとうまく付き合って、自分が自在に操れるものにしていくための手段のお話になりますので、良かったらご覧くださいね♪


<ミスにも種類がある>


楽器ですと、技術コントロールの連携がうまく行かなくて起こるミスが多いです。
いろいろありますが、ここでは3つご紹介していきます!

①アンブシュア・息のコントロールによる『リードミス」
クラリネットは特に目立つ音がなってしまうんですよね。。
<対策>
もし演奏中にリードミスしてしまったら、、、
まずは【今の状態より脱力してみて】ください!
息の量も身体もふっと抜いてみるのです。
リードミスは、いきんでいたり、不自然な力が入っている可能性が高いです。
消極的になるのではなく、あくまで「力を開放するイメージ」で行ってみてください。

②運指を間違えてしまった!!
♯や♭を見落としてしまった!またはその逆で調号を誤って、半音高くしてしまった!替指を使うのを間違えた!など、キィの多いクラリネットは特にあるあるかと存じます。
「そんなん練習が足りないんじゃない!?」とも一概に言えず、1楽章と2楽章で調号が異なると、関係調でもうっかり前の楽章の調号を引きずってしまう方も一定数いるようです。。
<対策>
演奏中は、ミスをしようがしまいが先に進んでいきます。
「あっヤベ!!」としっかり気づくという事は、耳がメロディラインを覚えているという証拠でもあります。
ミスしたと思った音が、偶然3度の和音の中の音を出したり、和声の中の音を吹いてしまったのであれば、違和感なく聴衆には意外と気づかれないパターンもあるのです。
特に、本番中はあなたの耳がいつも以上に「ダンボちゃん状態」になりがちです。
やってしまったら、その後の気持ちの切り替えが何より重要になります。
いかにその後、何事もなかったかのように【流す・ごまかす・流れを止めない!】
このとっさのごまかしが助けてくれるでしょう。
馬鹿正直に「ミスった〜」なんてアピールする必要はございません!!!

エンターテイナーとして、最後まで演じきっちゃってくださいね♪

馬鹿正直になりすぎて、本番中無理やり修正しようとすると、、、
テンポやメロディラインが不自然な部分で変わってしまうので、流れが崩れてより悪目立ちしてしまいます。。

演奏中はいろいろありますよね、、
・運指のミス
・伴奏者とのズレ
・暗譜したのに緊張で頭が真っ白に!
・テンポが安定しない、、! etc、、、

これらに共通する事は、【後のフレーズも間違えたらどうしよ〜・・・】と感じると、ほぼ【またやらかします】!!
※脅すつもりはございません!!
次のミスを招きやすくなってしまうのです、、
もはや7割以上がミスするかしないかにとらわれてしまっているので、演奏を楽しむどころじゃ
なくなっているんですね。

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上記のミスのパターンは、【やっちまった!後の演奏で挽回してやるから大丈夫!】くらいの<一種の開き直り>と<切り替えのメンタル>

先述でもお伝えしたと思いますが、【緊張しない・ミスをしない本番】は【ほぼ存在しない】と思ってください。

逆に緊張しない本番は私は怖いです( ̄▽ ̄;)

万全の準備(練習)をこなしてきた!と思えて本番の日を迎えられたらそれだけで大丈夫!

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特にクラリネット含めた木管楽器は、指だけ動かしていても、正しい音程が取れる楽器ではないのです!
「え?指だけ動かして息入れれば音程取れる楽器じゃないの?」と勘違いされる事、多いです。
これは金管楽器も同様の事が言えます。

運指の手ほどきを受けつつ、音質について学びつつ、やがて音色が出来上がっていくもの。
(※音質と音色の違いは過去の記事を参照くださいね)
完成された演奏はないです。
全力で出し切った楽曲も、数年経って、なぜああいう風に演奏したのか、もっとこうしたいな。といった感情は当然湧いてきます。

完成されない、尽きる事のない、醒めないものだからこそ、本番でのハプニングも避けようと消極的な姿勢で挑むのではなく、「何が起こるのかなぁ〜♪」とサプライズのようにウキウキする姿勢まで持って来れたら、最強サイコーですね( ´∀`)

<普段の練習でできる事>



・練習にもミスを回避しようとする方もいます。
確かに「ミスしてもいいや」と練習の段階で開き直るのはNG!!
ただ、『ミスした!』と思うたびに、いちいち演奏を立ち止まって戻って、また立ち止まって戻って、、、これでは演奏の流れを止めるための練習になってしまいます!
レッスンでもやってしまっている方、多いのではないでしょうか。

<対策>
立ち止まらないテンポまで下げて、再チャレンジ!してみてください。
練習でよく見られるのが『得意な部分に合わせたテンポで設定しまいがち』です。

そうではなくて、怪しい部分・指が追いつかなくてテンポが崩れそうな部分をざっくり抽出して、確実に吹きながら確認できるテンポまで思いっきり下げてスタートしてほしいのです。
ベースのリズムが追いついていない段階で、インテンポの演奏は無謀な事!

音程感と一緒に、ゆっくり味わうように自身の中に染み込ませていきましょう。

なぜなら、楽譜の音のイメージ・メロディラインの流れの音を覚えてしまうと、本番中にとっさのミスにも対応・修正しやすくなる為です。
これは、ナカジ。が大いに実感しております。


本日も長くなってしまいましたので、ここまでにしましょう(笑)

大丈夫!あなたの練習は、必ず本番で活かされているのだから!
一つのミスを引きずらないで、あなたの音色を存分にホールに響かせて!!!!


さて、本日もブイブイ吹き込んでまいりましょう♪

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