
オンラインでできるチームビルディングに使えるゲーム3選! その1
わたなべあやかです。
ITメガベンチャーでコーチングや心理学などを取り入れ「人とチームを最大化させる風土作り」に取り組んでいます。
今回は、
リモートワークでもOK!無料でできるチームビルディングに使えるおすすめゲームをご紹介していきます。
▶︎ このnoteはこんな人のお役に立つかも
・チームの心理的安全性を高めたい人
・雑談の場を作りたい人
・とにかく皆で楽しいことがしたい人
楽しみながらメンバー同士の相互理解を深める
アイスブレイク感覚でできるものから、やや本格的にワークショップっぽいものまで3つご紹介したいと思います。
ただ遊んで楽しいというだけではなく、
メンバー同士少しお互いに踏み込んで意見を伝えあったり、お互いを理解するきっかけになるようなものを集めました。

オンラインでできるチームビルディングに使えるゲーム3選!
おすすめゲームその1:ベストフレンドS
「ベストフレンドS」は相手の好みに合いそうなものを、想像して提案するゲームです。
オリジナルはカードゲームですが、カードを購入しなくてもプレイすることができます。
やり方:
事前準備として、ファシリテーターはいくつかのお題を準備しておきます。
その人の理解につながるようなことならなんでもOKです
例:
- 好きな動物
- 行ってみたい場所
- 夢
- 怖いこと etc…
お題一つと回答者を1人選びます。
回答者以外のメンバーは、そのお題に対し回答者にあてはまりそうなor気に入りそうなものを考え発表します。
例:お題「冷蔵庫に一番多く入っているもの」
回答者の家の冷蔵庫にたくさん入っていそうなものを考えます。
お酒好きそうな人ならビールとか。
自炊しそうな人なら卵とか。
回答者は、メンバー全員の考えをみて、最も正解に近いと思うものを回答します。
選ばれた回答を考えた人にポイントが入ります。
このゲームのポイントは「相手の好みを想像しながら答える」ということです。
推測される側は「自分ってこんな風に思われているんだ」と客観的な評価を知ることになりますし、
推測した側はその人の理解がより深まります。
お題を工夫することで、より仕事に近い濃い時間にすることもできます。
お題例:このメンバーで今後やってみたいこと
回答例:「BBQ」「ランチ会」「チームミッションを作る」etc…
お題例:あなたがチームリーダーになったら何をする?
回答例:「MTG見直し」「一人一人と定期的に話す時間を作る」etc…
おすすめゲームその2: ito
「ito」は互いの回答を見て、数字の小さい人から高い人までを推測するゲームです。
こちらも元々カードゲームですが、カードを購入しなくても実施できます。
やり方:
事前準備として、ファシリテーターはいくつかのお題を準備しておきます。
回答が複数あり、程度の違いがあるものが良いです。
例:
- かわいいと思うもの
- 人気のある芸能人
- テンションが上がること・もの
- 言われて嬉しい言葉 etc…
お題を一つ選び、各メンバーに1-100までの数字をランダムで一つ与えます。
例:お題「怖いと思うもの」
- Aさん:30
- Bさん:80
※お互いに自分の数字を公開してはいけません。
それぞれお題と自分に与えられた数字に沿って、回答を考えます。
100をMAXとして考えた時に、自分に与えられた数字程度にお題に該当するものを考えます。
上記例の場合:
30のAさんよりもBさんの方が「より怖いと思われるもの」を回答する必要があります。
- Aさん(30)回答例:大きな犬
- Bさん(80)回答例:バンジージャンプ
全員の回答が出揃ったら、その回答を小さい順からみんなで推測していき、最後に推測と実際の数字を見比べて正しかったかどうかを確認します。
このゲームのポイントは「その人の価値観がのぞける」ということです。
自分にとっては30くらいのことでも、相手には60くらいだった。
などお互いの価値観の違いを知り、それについてお互いにツッコミ合うことで相互理解に繋がります。
おすすめゲームその3: コンセンサスゲーム
こちらは上記2つよりも、ややワークショップ感の強いゲームです。
ある問題を抱えたシチュエーションにおいて、いくつかの選択肢が出されます。
複数の選択肢の中から何を選んでいくのか、何を優先するのか。
チームで意見を交わしながら、合意形成をしていくプロセスを楽しむゲームです。
コンセンサスゲームにはいくつか種類がありますが、
NASAでも使われていると有名な「月面からの脱出」をご紹介します。
お題:
チームメンバーは宇宙飛行士です。
地球から月に向かう中でトラブルがあり、本来到着する母船から300km離れた地点に不時着してしまいました。
衝撃で宇宙船のほとんどは機能しませんが、15のアイテムは使えるようです。
・マッチ(箱付き)
・宇宙食
・ナイロン製ロープ(15m)
・パラシュート
・ソーラー発電式携帯用ヒーター etc…
この15のアイテムを、優先度が高いと思われる順に並べなさい。
このゲームは正解を導き出す、ということよりも
いかに複数人が意見を交わしながら合意形成をとるか、と考えるものです。
問題のある状況下において、何を大事にしたいのか、どういう価値基準を持っているのかはお互いに違います。
また、上記「月面からの脱出」の例では、
NASAの場合はともかく、我々一般人がやる場合は圧倒的に知識が足りていない状態です。
メンバー全員が問題に対し準備が万全でない中で、
かつ様々な価値観が混ざり合う中で、
チームとしてどんな回答を選び取っていくか。
まさに普段の業務の縮図となっており、
楽しみながら合意形成のロールプレイを行うことができるのが、コンセンサスゲームの魅力です。
「月面からの脱出」以外にもYoutubeでできるものがあるのでいくつかご紹介します。
「砂漠からの脱出」も「月面からの脱出」と似たシチュエーションです。
お互いの知識や道具の活用方法のアイデアを話しあい、いかにいろんな要素に目を向けられるか、
また同じく知識に限界のある中でいかに選んでいくかという醍醐味が楽しめます
こちらは上記2つとちょっと毛色が異なります。
物語にそれぞれちょっと問題のある3人の人物が出てきます。
その3人を「悪いと思う順」に並べるゲームです。
その人の正義感とかモラルがどんな形をしているのか、にお互い踏み込めあえるお題になっています。
今回ご紹介したゲームは、それぞれ準備にあまり手間がかからずプレイ自体も1時間もあれば充分なものです。
ぜひランチ会や朝会などを兼ねて、仕事の合間に一息つく時間としてチームの皆さんでプレイしてみてください。
いいなと思ったら応援しよう!
