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023*個性豊かな家族紹介~父の巻~

ロングネイルねーさんの井崎綾香(いざきあやか)と申します😌
友人や仕事仲間から「あやねー」と呼ばれています。

以前自分の生い立ちをつづりました。

改めて自分の家族が個性豊かだなぁと感じたので、それぞれピックアップして紹介しようかなと思います😆
今回は父についてです。


一家の大黒柱、帰宅時のルーティンは熱烈のハグをしてくれる父

私が幼稚園児くらいの時は、父が仕事から帰ってきたら真っ先にお出迎えに走って行き、だっこしてもらうのが習慣でした。

ざりざりのおひげを擦り付けられて嫌がりながら、父の腕からは降りなかったなぁと記憶しています。
一家の大黒柱である父の定位置は、ちゃぶ台をはさんで向かい側にテレビがあるところ。
もちろんテレビが一番見やすい場所です。
晩酌をしている父の腕をくぐって、あぐらをかいているお膝にすっぽりおさまる私。
想像しただけでめっちゃ可愛い行動じゃないですか💕
小学校低学年くらいまで潜り続けたように記憶しています。
ある程度大きくなったら、父の足がすぐに限界をむかえていたので自然と座らなくなりました。
ただ、私のこの行動を父が「足しびれるからヤダ」などと言って、最初から断ることはなかったように思います。
器広く、一旦受け止めてくれていたんだなと、父の愛情を感じます。

人の笑顔が大好き! エンターテイナーな父

家族でファミレスへ食事行った時のことです。
注文を終えて、料理を待っている最中に隣の席から小さなお子さんが顔をだしていました。
その姿に気が付いた父は、持っていたタバコを口にくわえて手で隠し、そのタバコを耳から出すという簡単な手品を見せました。
こちらを見ていたちびっこは不思議なタバコに興味津々!
父はニコニコしながら、ちびっこのリアクションを楽しんでいました。
まだ分煙という文化のなかった時代で、どのテーブルでもタバコが吸えていた時、そういった小物を使って周りのちびっこを楽しませていました🤣

それと私が二十歳くらいのころ、久しぶりに帰省をして父とのんびりしていた時のことです。
普段はライターでタバコを吸っていた父ですが、たまにマッチを使っていました。
その時もマッチを使ってタバコを楽しんでいたのですが、お風呂に入る前だったかで、上半身裸で鏡をみながら毛穴チェックを始めた父。
突然、炭になったマッチを手に取り、鼻の下に擦り付けだしました。
みているとあっという間に炭で書かれたちょび髭姿に🥸
その姿に爆笑していると、母の鏡台からアイブロウペンシルを拝借してきて、眉毛をつなげてみたり、髭をのばしてみたりと自分に落書きを続けました。
爆笑している私に気付いた母が様子を見に来た時の「なにやってるの。。。(笑)」のひと言とあきれた表情は忘れません。
最終的に父はおむねに目と口を書いている始末。
笑転げていた私はおむねの写真を撮って、兄に「父の乳~」と写メールしました。
もちろん兄は完全スルー。
返信はありませんでした。
忙しかったのかしら笑

今思えば、二十歳そこそこの娘と父親のじゃれあいにしては、なかなか高度なことをしていたのやも😅
父も久しぶりに帰ってきた娘との団らんを楽しんでいたのかな?

いつでも1人の人として接する父

父は基本的に私たち兄妹をあまり子ども扱いしていなかったように思います。
私が高校生の時にちょっとした出来心でカンニングをしてしまい、1週間の謹慎になった時のことです。
この出来事に、母は激怒しましたが父は笑って「もっとうまくやりなさいよ」などと冗談を言ってくれました。
謹慎がとけ校長室で話し合いを行った際も、終始私のことを「彼女」と言い「うちの子」などと子ども扱いをしていなかったと、担任の先生に言われて気付きました。

そして、兄から聞いたエピソードも。
一番上の兄がまだ幼稚園くらいの頃なのかな(?)、買い物の途中でおもちゃ売り場で兄の足が止まったそうです。
じっと商品をみて動こうとしない兄に対して、父は自分のお財布を広げ
父「見て。お金入ってないね?」
兄「うん」
父「お金ないから買えないね」
兄「うん」
父「じゃ、我慢しようっか」
兄「うん」
というようになぜ手に入らないのかを明確に伝えていたそうです。

しかも、「我慢しようか」と言う時と「今度にしようか」と言われることがあったそうです。
「今度にしようか」と言われた時は、本当に次お出かけした際に買ってもらっていたそうです。
そして、その言葉の小さな違いに気がついた幼い兄は、ある日やらかしたことがあったそうです。

幼かった兄は「今度にしようか」と言われた次のお出かけの日、ワクワクしながら出発を待っていたそうです。
そんな中、突然父に仕事の電話がかかってきたそうです。
当時、携帯電話のない時代。
家の電話で仕事相手と会話をしていて、出発が少し遅れたようです。
それまで我慢して待っていた幼き兄は、どうにか早く出発したいと思ったのでしょう。
なかなか電話が終わらず、しびれを切らした幼き兄は思わず父が通話中にフックボタンを押す暴挙にでました。
もちろん、幼き兄はめちゃくちゃ怒られたそうです。
じゃあ、お目当てのおもちゃはお預けだったのか聞きました。
すると、その日はお出掛けをして、幼き兄はおもちゃを買ってもらったと記憶していました。
子どもの心理として、電話が終わればお出掛けができるというシンプルな思いからの行動。
幼い子どもの行動であることでは分かっていても、困らせた罰として「おもちゃは、なし」となりそうですが、父はその選択をしなかったようです。
父は結んだ約束は守ることの大切さを、教えてくれていたのでしょう。

大切なことを肌で体感させてくれていた父

父はいつも私たち兄妹にいろいろな話をしてくれていました。
私が父から学んだ大切なことのもう一つは、人には与えなさいということです。
このことについては以前書いているので、ぜひ読んでみてください❣️

小柄でガタイのいい父は近視のため、目付きが悪く周りから非常に怖がられる存在でもありました。
そんな見た目とは裏腹にとても愛情深く、本質をいつも見極めようとしている人です。
そんな父を私は心から尊敬しています😊

正しいことは正しい、間違っていることは変える。
シンプルで当たり前なことを真っ直ぐ伝えることの大切さを、父から改めて教わったように思います。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます🍀
素敵な出会いになっていたら幸いです💘


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