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「世界一周」を卒論の題材にしたい!
私は3月から半年間、世界一周の旅に出る予定だ。「異文化コミュニケーション」を専攻している大学生として、せっかくの世界一周を大学で学んだことの集大成である卒業論文のテーマにできないかと考えていた。先行研究をまとめたレポートの提出期限が迫っているので、今日は具体的なテーマや研究方法を絞り込むために、部屋にこもって文献を読み漁っていた。少し真面目な内容🖊
現時点で考えているのは、「オートエスノグラフィー」という研究方法だ。一言で説明すると、「自己の経験を通して社会や文化を理解する」アプローチである。これは質的方法に分類され、「大集団の人々についての一般的な情報よりも、特定の人生や経験、関係についてのニュアンスに富んだ、複雑で固有の知識を提供する」 (トニー他 2022、 23)ものだとされている。オートエスノグラフィーのキーワードには「アイデンティティ」「人生」「関係性」が挙げられ、情報収集の手段として会話やインタビュー、フィールドワークなどが用いられる。
テーマを絞り込むために、関心のあるキーワードをいくつか挙げてみた。「ジェンダー」「観光」「旅」「海外旅行」「バックパッカー」「自己変容」「SNS」などである。これらのキーワードを基に先行研究を探した結果、「バックパッカー」に焦点を当てるのが良いのではないかという結論に至った。実際、自分自身もお金のない大学生として「バックパッカー」として旅をすることになるため、このテーマは身近だと感じている。ただし、「バックパッカー=自由に放浪している人」という少しマイナスなイメージを持つ人もいるという意見を受け、「バックパッカー」を前面に出すことに若干の抵抗があった。しかし、Google Scholarで検索をかけたところ、バックパッカーに関する論文が予想以上に多く見つかり、その研究の豊かさに驚いた。
先行研究をまとめたレポートを作成するため、いくつかの論文を査読している。現時点でのテーマ案は「SNS時代のバックパッカー文化」だ。SNSの普及によって「情報収集」「コミュニケーションの取り方」「旅の形態」が大きく変化したと言える。これを、過去のバックパッカー文化と対比する形で分析できるのではないかと考えている。また、旅による「自己形成」や「アイデンティティの変化」がよく語られる一方で、バックパッカーがマス・ツーリズムと同じように商品化していると指摘する文献や、旅が自己変容を伴わず単なる非日常の消費行動に留まるという意見も見受けられた。これらの視点から、現代の旅では本当に「自己変容」が起こるのかを考察する価値がある。
さらに、誰もが情報を発信できる時代において、旅先での投稿が「映え」や他者からのリアクションを意識しすぎているという側面にも注目したい。それが発信する本人=バックパッカーの旅の経験や満足度にどのような影響を与えているのかも興味深いテーマだ。「世界一周」をするにあたって、自分自身が発信を始めたことで感じる心情の変化や気付きも、オートエスノグラフィーの手法を用いることで研究対象にできるかもしれないと考えている。
🌎今日のつぶやき
今日は真面目モード全開!(笑)食事をする以外の1日中、部屋に引きこもって論文やら本やらを読み漁っていたのでとても疲れました。脳内整理をするつもりでNoteに記録しているので、自己満です。。なんか必死にやっているんだな~と見守っていただけるとありがたいです。
夕食のときに見ていたメキシコシティのvlogが素敵すぎて、早く行きたいな~とモチベーションにしつつ💖明日までに6000字のレポートを仕上げなければならないので、引き続き頑張ります!今日も見ていただき、ありがとうございました🌙
2025年3月から8月までの半年間「世界一周」の旅に出ます!
ただいま、5名の皆様から55,500円のご支援をいただきました。
本当にありがとうございます。
目標1500,000円 (現在3.7%)
もしよろしければ、応援よろしくお願いいたします!