見出し画像

妊娠の第1段階、着床。一連の流れから学ぶこと

京都の足立病院 生殖分泌医療センターの中山 貴弘先生のご講演を聞くことができました。内容は最新の遺伝子検査を診断に取り入れたりされ、これはまとめをしておきたいと思いnoteしています。

演題「着床に関する興味深い症例から学ぶこと」

かなり沢山の症例をご提示され、

一つ一つの症例を大切にすると学ぶべきことが必ずあると仰っています。

今後の患者様にさらに的確な対応が出来るように研究分析が大切であること、先生のモットーにされているのですね。

私達、漢方相談の専門薬剤師も、やはりお一人お一人から学ぶことが沢山あります。

大切に、学ばせていただいています。

受精卵をサンドイッチできたら着床

妊娠が成立すると、通常血液中のhcg1000〜2000になる頃に、胎嚢確認できます。

子宮内に受精卵がサンドイッチ状に挟まれて、着床します。

しかし、サンドイッチ状にできない場合、着床障害や子宮外妊娠が起こります。

サンドイッチ状にとできないとは、子宮筋腫、ポリープがある時に子宮腔内が凸凹して、隙間ができることで、隙間があると滑り落ちやすく、着床に向きません。

漿膜下筋腫は着床に影響ないのですが、
筋層内筋腫の内膜変形が無くても、着床に影響があると報告があります。

まずは、子宮環境を整えることで、赤ちゃんのベッドを整えてあげ、妊娠に近づいていきます。

筋腫については以前に書いています。

次は着床について。着床の窓について。
詳しく分析され、妊娠成立のカギがないかをいつも探求されています。

漢方薬で大切なことは、体質に合っているかということ。できる限りの問診と舌診と、弁証論治(べんしょうろんち)の正確さが効果の実感へと繋がります。最近の研究や治療法を知り、体質改善を漢方薬で図るということを目指し、最適な治療のもと、目標に向かって頑張っていただくサポートをしたいと、いつも思い漢方相談をしています。



いいなと思ったら応援しよう!