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笹原言祝、修繕日記
強い雨が降ったあとの土と井戸の状態を見に行ったのですが、カーペットを外してもぬかるむことはなく、無事のようでした。加えて、井戸にはほんの薄く、水が溜まっていました。
いつも計画なしに着き、ピンと来た場所から触り始めるのですが、今日は、周りをぐるぐる歩きながら考え込みました。
笹原古民家は単純な田の字型の小さな民家なのですが、恐らく高齢のおばあちゃんのために、設置したであろう簡易トイレスペースというのがあります。トイレはもう撤去してもらって今はありません。周りの質感と違うあたらしい材は、入口となりにつくられた第2の台所と一緒のものなので、恐らく「デマ」と「ダイドコ」の2部屋に生活のすべてを入れようと、自分たちで頑張ったのだと思います。
それは丁度、床の間を部屋にしたような形で、ここは押入れだったのかなと思ってましたが、レールをあとから敷いて、部屋の中にアビテックスみたいにはめ入れたスペースだということを確認。そりゃそうです。こんな場所に押し入れがあるはずはない。
解体始め、時間切れ。今日、この家に出会った頃の写真を見て感慨深かったです。追加物を取り去りつつあり、ずいぶん家が「軽く」なったと思います。
電動の螺子、ごめんなさい嫌いです。思考がなく、可逆性もなく、音も馴染めない(でも、そんなこと言ってられなかったことに今は心を寄せます)。
昨日、窓を直すのには手動で外した螺子を再利用して入れましたが、螺子には流れがあるので、「抜ける」先があれば気持ち良いけれど大概、ねじ込んであるだけだね。
作業が終わったあとマスクを外したら、ずーっと唇をかんでいた事に気が付きました。
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これのあと夕暮れのエコーラインをぶっ飛ばし(これがいつも禊)、夫を拾って温泉に直行しました。色々ごりごり削いで、スッキリ。