信州Day169 たんまりと感受
十音のブログを、はてなブログからnoteへ乗り換えたのですがあまりうまく書けません。たぶん、毎日考えていることの分野が広くなって(古民家普請とかしているし)1日に何か1つをテーマに書こうという気になれないのと、加えて地方暮らしで1日に会うヒトの数が劇的に減ったので、言葉があまり生まれてこないせいです。
ドラッグストアでレジに立ちながらたくさんの人が通り過ぎ、言葉にした1年前ぐらいのこれは、読み直してみてハッとしました。
「お試し」の短時間施術をすることが多くなり、施術に「じっくり」感が足りないことに気がついたのも最近のこと。短時間にいろいろと盛り込もうとしすぎていた。それは、短時間で十音のエッセンスを伝えなくてはと焦っていたから。
しかし考えてみれば、十音が90分かかってしまう所以でもある、ゆったりした施術をしようとしたら、15分間に刺激を入れられるところなど、ほんの10か所ぐらいかもしれない。
とにかく面積を刺激で埋める十音には、それはとても怖いことで最近「間」に持ちこたえられなかった。
しかし、ほんの10か所を持ちこたえながらたんまりと刺激を入れれば、それで「お試し」は成り立つはず。
精選して、手数を少なく、刺激を深くしましょう。
自分の中にひたひたと満ちるものを感受しないで焦って先に進もうとしていると、
自分がちぐはぐになって居心地が悪くなってくる。
古民家普請をしている自分を、映像にとってくださった方がいて、何件か動く自分を見て思ったこと。自分が思っているもっと先へ動きたい感じよりもずっと動きが遅い。
つまり、もっともっと自分はてきぱき動いていると思っていたけれど、身体はそれにこたえられずスローな動きをしている。
心を、スローな身体のほうへ合わせてやったほうが、自分はすんなりいくのではないだろうか。
大学生のファストフード系コーヒー屋のアルバイトで、「もっと早く動いて」と注意されたのを、ずっと引きずっています。
ずっと焦っていたけれど、ずっとスローにしか動いていないんじゃないかな。
そういえば先日、買った喪服の裾上げをしていたら、叔母がそれをチェックして、
「うん。上手。荒々しいけれど、手早い」と言ってくれた。もう一つ、味見をして、「絢子は料理に自信があるから大丈夫だわ、料理は自信がないとだめ」とも言ってくれた。
つまり、パーフェクトではないが、いいところもあるということで、そういう褒められ方をされたことがなかったので新鮮だった。
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