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「彼女はキレイだった」韓国版。シニョク先輩とハリに夢中になった

「何でこんなベタで胸焼けするような少女漫画みたいなストーリー展開なのに嫌悪感がないのは何でだろう」と終始考えていた作品。

韓国ドラマは『愛の不時着』しか観たことがなく本作品が2作目。
日本で現在リメイク版が放送されているので比較しようと思って本作視聴開始。

な、なんだこれは…めちゃくちゃおもしれーじゃねえか!
特に8話以降は止まらななくて連休で一気見。頭がこのドラマのことでいっぱいになって、他のことが手につかないというくらい中毒性がある作品だった。

●当て馬「シニョク先輩」

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何でそんなに夢中になれたのか…その原因はシニョク先輩だ。
少年のようにおちゃらけて、主人公にちょっかいを出しまくるシニョク。
まずここが、小学3年生みたいでかわいい……
そして、ヘラヘラして冗談ばかり。どんなに辛くても冗談をかまして大丈夫なふりをする。
主人公のことを好きすぎて猛アタック。からかっている時とマジなときの口調とか目とかのギャップがたまらん…。主人公のピンチには犬一番に駆けつけるけれど報われない……。
主人公のことを第一に想い、そして見守り続ける…フラれているのに優しい……
まさに「当て馬」の典型タイプなんだが…
惚れた…。惚れたよシニョク。ヘジンに振られたんなら私の元へおいでよ。ってなった。「俺の方を向けよ」って汚い真似をせずに自分の魅力をアピール。(男らしい)そしてヘジンを想う真っ直ぐな姿勢に惚れた…。せつねぇ……。なんでここまでする男に惚れないんだ、ヘジンっ!しかもアフターのかっこよすぎるし騎士(ナイト)なんか、白馬に乗った王子なんか。仕事もできるし、文才もあるし、完璧なんじゃないか??とこんなに語ってしまうくらいシニョクに惚れ、シニョクが観たい一心で観ていた。大好きだ。サランヘヨ。


●ハリの存在

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ヘジンとハリの友情を観て癒されていた自分がいる。
私は女同士の友情は、正直苦手なタイプだ。陰湿なものが多いし、あんまりベタベタしているのを見るとひいてしまう。

しかし、この2人はなんや……
友情を超えた、姉妹の関係。お互い同じ人のことを想っていても相手のことを1番に考えて応援し続けるなんて…
日本のドラマだったら、ハリがヘジンにいじわるする展開や。韓国すごい。
特にハリちゃん、魅力的。
きっとハリがちゃんと家族やソジュンのことを悩んでいる姿、仕事を真面目にやっている姿、自分を高めようとしている姿が描かれていた。だからこそハリのことを応援できたし、主人公とキャーキャーしていても母親のように温かく見ていられたんだと思う。 お金持ちの女の子ってわがままに描かれがちで嫌なやつって思ってしまうことが多いけど、ハリちゃん例外。素敵。


その他にもジュヌ&ソルカップル、編集部の皆さま、ヒロインのご両親たち…ヘジンとソンジュンを固めた周りのキャラクターたちがいい人すぎて、嫌なことするやつがおらんくて、本当に好きだった。 

ここまで読んでお分かりいただけただろうか。
めちゃくちゃベタなところでラブソング流れるし、いや、そんな偶然ないだろっていうところでバッタリ会うし、いや、普通そんな近くおったら気付くやろっていうところで気づかないし…こんなベタすぎる展開でも最後まで面白く観られたのは、シニョク先輩、ハリちゃんを初めとするキャラクターの人生が細かく丁寧に描かれていたからだと想う。
キャラクターのことを視聴者が理解することで、ドラマの展開の中でなぜそのキャラクターがその行動を取ったのか理解ができる。視聴するときのモヤモヤストレスがなくなって楽しく物語を楽しむことができるんだと想う。
韓国ドラマって人物描写丁寧にしているから、どんなにベタな展開でも面白くて観続けてしまうんだろうね(16話もあるしね汗)
あと、伏線貼りまくってやばいね!
シニョク先輩の評論の腕とか童話のくだりとか…すげぇわ。

最後に…「ザ・モストらしく」っていうワードがたくさん出てきたけど…それは「自分らしく輝く」っていう意味と解釈している。このドラマでは自分に自信を持って、何事にも積極的に挑戦していく姿は、どんな人から見ても「キレイに見える」ってことなんだね。
人は見た目じゃない!中身!中身が美しければ輝いて見える!ってキム・ララに言われたみたい笑
私も何かあったらパクソジュンやシニョク先輩が駆けつけてくれるような女になりたい…と思ったとき、「まずはヘジンみたいに中身から変わらなきゃな」と思ったドラマでした。
ありがとうーー!
こんな素晴らしい作品を日本版が超えられるとは思えねぇ…

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