【ながいも】まるキャン「コンクリくん」イベント主催レポート
まるキャン「コンクリくん」イベント開催までの道のり
佐久平地域まるごとキャンパス、通称「まるキャン」は、佐久市と長野県NPOセンターと佐久市市民活動サポートセンター(さくさぽ)が、佐久地域の大人や企業と、高校生や大学生等、学生のみなさんをつなげて、地域活動体験を応援する企画です!
今年も14の団体がいろんなイベントを企画し、佐久地域に住む学生と一緒にものづくりや体験を共にしています。その中の1つとして、わたしが提案・実行したのが「株式会社本久×工学院大学 建築学部:ドキドキのコンクリくん作り♪」というイベントです。
東京の不動産デベロッパーで勤めていた時に、採用担当をしていて、工学院大学 建築学部の田村教授とつながっていたので、まるキャンの企画応募を知った瞬間に田村教授に連絡し、一緒にイベントを企画することになりました!
工学院大学では、20年にわたり「科学教室」を開催し、科学のおもしろさを子供たちに伝える活動をされています。その中の1つとして、コンクリートをつかった体験ができる「コンクリくん作り」があり、今まででに延べ1万人以上が作っています!
そして、コンクリートといえば、建築資材!建築・建設といえば、佐久の地元で創業300余年を誇る株式会社本久(もときゅう)さん!ということで、こちらも私の本業、不動産業でのつながりを駆使して、協賛をお願いし、ご快諾いただくことができました!
本久さんは、建設事業を軸に、外食・レジャー事業などの異業種へ参入し『他業種一体型企業』として日々挑戦され「どんなに景気が悪く需要が減っても、世の中に仕事は無限にある」を合言葉に、グループが一体となり知恵とアイデアを絞り、活路を見出す努力をし続けている企業です!
今回、このイベントを通じて、本久さんの現場見学をさせていただいたのですが、そこで出会う社員さんの生き生きした仕事への取り組み方を見て、本当にすばらしい会社なんだな!と感じることができました!工学院大学のみなさんも現場で沢山学ぶことができたと思いますし、大変貴重な体験もさせていただきましたので、こちらのレポートは別で作成します!
おもしろ地球建築材料!オンライン講座開催
まずは、建築材料について学んでもらおうと、8月6日(土)20時からオンラインで、工学院大学 建築学部・建築学科 生産系・環境材料学研究室 田村雅紀教授とつないで、講義をしていただきました!
野沢北高校と野沢南高校のみなさんと、工学院大学 建築学部の学生に参加いただき、約1時間みっちり建築材料について学んでいただきました!
建築は遠い存在ではなく、あなたの身の回りに存在する材料を元に作られていることを講義を通して知り、その身近にある材料を通して親しみをもって接していくとで「自分ごと」になります。自分ごとになると、いろんなことにアンテナが立っていきます!環境・自然破壊に対して問題意識をもったり、無駄な開発に対して違和感を抱いたり・・・そうして、問題意識を持つことで、将来のより良い環境に対して挑戦していくことができると考えています!
また、田村教授のお話を聞いて「循環」というキーワードが思い浮かび、SDGs17の目標の中の「住み続けられるまちづくりを」と「つくる責任 つかう責任」をとても意識されているのを感じました。
「建物を建てて終わり」ではなく、耐久年数をすぎた建物の補修(文化を守る活動)や、壊されて廃材となったゴミを次の材料として生き返らせる(再利用)方法を考えらていたりと、自然界から与えられた材料を、人間の手で建物として整形し、また自然に帰したり、再生したりと、循環することで、人にも環境にも良い、地球に優しい建築をされていることがよくわかりました!
田村教授の研究をまとめたサイトがあるので、そちらをご覧いただくとより詳しくご理解いただけると思います!
また、今回参加された学生の方からいただいた感想を紹介させていただきます!
講義の中で、田村教授が、身の回りにある建築をクイズ形式で紹介してくださったのですが、それをさくさぽの佐々木さんが上手にまとめてくださったので、そちらの動画を共有しますので、クイズに挑戦してみてくださいね!
山と海からきたコンクリくんで写真たてを作ろう!
次に、実際のコンクリートを使ったワークショップを、9月17日(土)10時から中込会館で行いました。
田村教授と工学院大学の学生5名は前日から佐久入り!当日は9時から準備をはじめ、参加するみなさんをお待ちしていました。
材料のコンクリート・砂・水を計量したり、写真立て部分の金具を設置しやすいように整形したり、装飾を各テーブルにわけて置いたりと大忙しです!
当日は親子連れ5組と岩村田高校・野沢南高校・鹿島朝日高等学院の学生さんがご参加くださり、総勢26名でコンクリくんを作りました!
まずは田村教授改め、タムタム教授から、前回の講座の要約版をご紹介!小学生以下の子供たちもいたので、簡単にクイズ形式で進めていきます。コンクリートは海の生物の何からできてるかな?!など楽しく進めていきます!
一通り講義が終わったら、さっそくコンクリくん作り!
みなさん、お話をよく聞いて、正しい順番で手早く混ぜていきます!
コンクリくんの作り方はこちら。
まずはじめに、各自が飾りたいものを選ぶのですが、「きらめきアイテム」ということで、佐久地域で採取できる自然の石や木、どんぐりや松ぼっくりなどを入れて、地元感を出していきます!
今回は前日に工学院大学の学生と、本久さんの採石場へ見学へ行った際に頂いた水晶入りの石を、みなさんに砕いてお渡ししました♪
そして、これまた創作風景を佐々木さんがインスタにアップしてくださっているのでそちらも共有します❤️
出来上がった時のみんなの笑顔が最高でした!
敬老の日が近いということもあり、プレゼントにしてもらってもいいなと思い、最後にメッセージを書いて、ラッピングをして、みんなで記念撮影!!
ご参加いただいた方からの感想を紹介させていただきます!
無事完成し、中込会館を清掃して、帰ろうとした時!またしても佐々木さんがw「近くでプルーン採れますけど、行きます?」とお声がけいただき、工学院のみなさんと高校生2名と共にプルーン狩りへ。どこの農園へ行くのかなーと?と車でついて行くと、見知らぬ会社の敷地の中へ案内され、裏手にあるプルーンの木を徐に指差し「どうぞ!」と言う佐々木さんww
今年は豊作で沢山採れたので、三葉産業株式会社の方が地域のみなさまへということで解放してくださっているとのことでした。本当にありがたい!!
そして、人生初の生プルーン!つみたてほやほやプルーンは、めちゃくちゃ美味しかったです!!繊維たっぷりなので食べ過ぎ注意ですが、知らぬ間に10個以上は食べてましたwwおなかぐるぐるw
自然の中で、佐久の高校生と東京の大学生が、プルーンを食べながら、進路や将来の話をぺちゃくちゃ話しているのを横で聞いていて、こうやって交流ができる場があるって最高だなーって、つながるってこうだよなーと、しみじみしておりました♪これからも末長く交流の機会が持てたらよいなーと感じた瞬間でした♪
出来上がったコンクリくんですが、私は、いつもお世話になっている田町区の区長さんへ感謝を込めて作ったので、すぐにお渡しに行きました!もちろんプルーンのお土産付き♪
このイベントを通して、本当にたくさんの方にご協力いただき、楽しく・有意義に・つながることができました!心から感謝申し上げます!
思えば・・・2021年12月に長野県佐久市へ移住し、地域の役員をさせていただき、関区長に沢山の人をつないでもらった中の一人が佐々木さんで、佐々木さんからこのまるキャンの企画を教えてもらったのが始まりです!
最後になりましたが、たくさんのみなさまに支えられて企画を開催することができました!本当にありがとうございました!!!
工学院大学の田村教授と工学院大学のみなさま。
まるキャン企画にご協賛頂いた株式会社本久のみなさま。
さくさぽの佐々木さん!大井さん!
岩村田高校・野沢南高校・野沢北高校・鹿島朝日高等学院のみなさま。
一緒に地域の役員として活躍してくださっている市川さん。
関区長に”おもしろい活動してる人がいるから!”とつないでもらった金井さん。
うちの娘がいつも遊んでもらってるかなちゃん一家。
心から感謝申し上げます!