本当の自分を隠していると攻撃を受けやすくなる
大笑いしている友達のそばにいたら、
つられて思わず笑ってしまったことは
ありませんか?
一方、職場で誰かが怒られていたら
自分が直接は関係がなくても、
いたたまれない気持ちになった人も
いるのではないでしょうか。
そう、感情には共鳴する性質があるんですね。
無意識のうちに、
相手の感情から影響を受けています。
もしあなたが怒りを抑圧しているとしたら
その抑圧した感情は、周りが感じることになります。
例えば、ちょっと想像してみてください。
あなたの目の前にあきらかに不機嫌そうな人がいます。
「〇〇さん、怒ってますよね?」とあなたは聞きます。
「いいえ、ぜんぜん、怒っていませんよ」と
明らかに怒った雰囲気でその人が答えます。
あなたはどう感じるでしょう?
心の中ではこんなふうに思うのではないでしょうか。
「いやいや、どう見ても怒ってるでしょ!😠
怒ってるって、さっさと認めなさいよ!」
では、次はこんなシーンを想像してみてくださいね。
あなたの目の前にあきらかに不機嫌そうな人がいます。
「〇〇さん、怒ってますよね?」とあなたは聞きます。
「そうなんです」その人が答えます。
「実はこんなことがあって、もうめちゃくちゃ腹が立ってるんですよ」
さあ、あなたはどう感じますか?
「なあ~んだ、やっぱりそうなんだ🙄」と確認ができますよね。
2つの例を取り上げてみましたが、
相手が怒っていることを認めてくれていたら
なあんだ、そっか~とガス抜きができますが
「私は、絶対怒ってません!」と言い張られると
「そんなことないでしょ」と反論したくなり
「怒ってることを認めなさいよ!」と
ついには自分が怒りだしてしまいます。
つまり、抑圧した感情は
消えてなくなるわけではなく
誰かが感じることになるんですね。
話している内容と
心で思ってることが一致していないと
不自然な雰囲気として周りには伝わります。
何か変だなぁと思われるわけです。
穏やかそうに話をしていたとしても
無意識のうちに
ファイティングポーズを取っているような場合は
それも相手に伝わります。
(※構えてしまうのは、不安や恐れから自分を守るためなんですけどね)
すると、ファイティングポーズを取られた側
としては、良い気分はしませんよね。
そっちがやる気なら、こっちも……
みたいな感じで、相手も
ファイティングポーズをするようになります。
もし周りに
怒りんぼさんがいっぱいいるとか
攻撃されやすいということであれば
自分が怒りを抑圧していないか
ファイティングポーズを取っていないか
一度振り返ってみると良いかもしれません。
*
また、よくある事例として
「謙遜を装った自慢」のエピソードも
取り上げてみます。
している側は悪気はないのですが
相手に悪い印象を与えかねないので
要注意です。
謙遜して、口では
「いやいや、私なんて大したことないですよ」
と言っていても
本心では「私の方ができるんだから」
みたいに思っていたとしたら
二重のメッセージが相手に伝わります。
「謙虚に振舞っているのに
なんかもやもやするな…??」
と相手は感じます。
「私の方ができる」という気持ちを
抑圧していても、
そういうのってにじみ出てしまう
ものですよね。
すると
「本当は自信あるくせに謙遜しちゃって何よ」
と相手の怒りを買いやすくなるんですね。
こんなふうにややこしくなるくらいなら
「ちょっと自慢したいんだけど、いい?」
とストレートに言ってしまったほうが
いいのかもしれません。
あなたも、相手の発言を聞いて
なんかもやもやするな?というときが
あると思います。
自分はそうならないように
言動と自分の内面が一致しているのか
チェックしていきたいですね。
感情は抑圧してもなくならないので
ちゃんと向き合って、適切に消化していく
練習をしたほうが振り回されずにすみますよ。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございます!💖
それではまた^^