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【海外生活】「Valentine's Day」に自分の「Love Story」を振り返ると

こんにちは、claraです。

Happy Valentine's Day❤️
バレンタインにぴったりのイベントに参加したので、今日はそのお話を。

Cultural Love Stories Morning

「Every culture has its own beautiful way of celebrating love…」

「Every culture has its own beautiful way of celebrating love..」
(どの国にも愛し合う2人をお祝いする美しい文化があると思います…)

そんな素敵な書き出しで宣伝されていたのが、2月14日「Valentine's Day (バレンタイン・デー)」当日の朝に開催されるという「Cultural Love Stories Morning」。

お互いの出身国の「Valentine's Day」のお祝い文化をシェアしながら「the day of love(「愛」をお祝いする日)」を一緒にお祝いしようというバレンタイン企画。

宣伝文の最後には「当日、あなたの結婚式の写真やパートナーと一緒に過ごした大切な日の写真も持ってきてね!」と書かれていて、「結婚式の写真か… 写真立てに入れたものが、1枚だけあったけ…」と思いながら、気がついたら参加申し込みのメールを送っていました。

当日の参加者

こちらのイベントは夫が通う大学の学生や大学関係者のパートナー向けのイベント企画やサポートをする団体主催のもの。

私はこれまでに何回もこちらの団体主催のイベントにお世話になっており、主催者の方々とは、私も2歳の息子もすっかり顔見知り。

今日の参加者もいつものごとく「国際色豊か」でした:
・イベント主催者のアメリカ人女性(旦那さんはイタリア人)
・イベント主催者の2人兄弟のままのロシア人女性(旦那さんはエジプト人)
・イベント主催者の日本人女性(旦那さんはインド人)
・イギリス人女性(旦那さんはドイツ人)
・3姉妹のままのブラジル人女性(旦那さんもブラジル人)
・中国人女性(旦那さんも中国人)
・韓国人女性(旦那さんも韓国人)
・私

会場のお部屋に入るとコーヒーやお茶に「バレンタイン」のお茶菓子やチョコレートが置いてあり、「おはよう~、よく来てくれたね!お菓子、好きに取ってね~」と言われ、2歳の息子とお菓子と飲み物を準備して、席につきました。

主催団体のリーダーのアメリカ人女性がアメリカでの「Valentine's Day」のお祝い文化について話しはじめ、まずはアイスブレイクに各国の「バレンタイン」のお祝いの仕方についてシェアし合って、次第にそれぞれの参加者とパートナーとの「Love Story」について順番に語っていきました。

それぞれの「Love Story」

それぞれの「Love Story」とはすなわち、「馴れ初め」のこと。

結婚式の写真等を見せ合い、みんなの「馴れ初め」を聞いては「Awww」「That is soo cute (かわいい~)」と言いながら、毎回みんなキュンキュンしながら聞いていました。

私の結婚写真は「和装」だったので、みんな興味津々で、たくさん質問をいただき、日本の文化にも興味を持っていただけてうれしかったです。

はじめましての方と「馴れ初め」をシェアするのは少し緊張しましたが、自分も夫との「馴れ初め」振り返ることで初心に戻ることができたり、新鮮な気持ちを味わうことができたり、様々な発見があったりしました。

「結婚式を挙げる」というプレッシャー

話をする中で「結婚式を挙げる」というプレッシャーはどの国にもあるのかもしれないとイギリス人女性が旦那さんとの「馴れ初め」を話しているときに感じました。

彼女はドイツ人の旦那さんと仕事がきっかけでシンガポールで出会い、シンガポールで結婚。イギリスに住むご家族には「イギリスで結婚式を挙げないのか」という話をされたそうです。

ところが、彼女は「私はもう若い訳でもないし、あまりそういう場が得意ではないから」と家族に話し、シンガポールで小さな集まりのみを行うことをご家族に納得してもらうまで、一悶着あったと話していました。

すると韓国人女性も本当はフォトウエディングだけにしようと思っていたらご家族からのプレッシャーもあって、結婚式を挙げたという打ち明けていました。

アメリカ人女性は「結婚式は本当にやらないといけないことなのか考えてしまうわよね… ウエディング業界のマーケティングに上手くのせられてしまっているだけなのかもしれない、と今では分かる… 同じだけお金をかけるなら絶対に「家を買いなさい!」って当時の自分に言ってあげたいわ!」と言うと、みんな「ほんとうにそう~」と言いながら笑っていました笑

「結婚」に関するアドバイス

ブラジル人女性の話を聞いているときに、境遇が自分とすごく似ていてすごく共感している私がいました。

彼女はブラジル人の旦那さんと結婚し、3人の娘さん(16歳, 14歳, 12歳)を育てながら、旦那さんの仕事に帯同して、今までに「イタリア」,「スペイン」, 「ウルグアイ」,「アルゼンチン」, 「アメリカ」と5ヶ国を渡り歩いてきたとおっしゃっていました。

彼はいつも同じようなポジションで同じような人に囲まれて、同じように仕事をしているけど、私は新しい国に行くたびに生活、人間関係、すべてを一から立て直している!最初は大変だったけど、今では次はどの国に行くかが楽しみでしょうがないわ!そんなこんなで今年結婚23周年よ!笑」とすごく明るく話していました。

「あら~、結婚23周年!それでは、結婚したばかりの若い夫婦に何かアドバイスはある?」とアメリカ人女性が彼女に聞くと、

Let me see… Never lose yourself, keep being yourself (そうね… 何があっても「自分」を見失わないこと、かな)」とブラジル人女性。

「結婚」って上手くマーケティングされているから、女の子が「夢見るおとぎ話」と思いがちだけど、全然違うのよね。すべてがとても「リアル」なの。

結婚しても、いつもハッピーという訳でもないし、けんかすることもある、問題が起これば旦那さんと一緒に解決していかないといけない。私たち夫婦は、娘たちにもその様子をしっかりと見せていこうと思っている。

ただ、その中で「自分」を見失わないことは本当に大切だと思っているわ。
結婚しても「〇〇(旦那さん)」は「〇〇」、「私」は「私」

2人は結婚していても2人はそれぞれの人生を生きていることに変わりはないと思うの。傍から私たち夫婦を見てもきっと「あ、そこにちゃんと「〇〇(旦那さん)」の人生が!」「うん、「私」もちゃんと自分の人生を生きている!」って分かると思うわ。

旦那さんの仕事に帯同していると「自分」を見失いがちだけど、「自分」は「自分」、これは本当に忘れちゃダメよ!

海外に住むと変わる「家族」の定義

ブラジル人女性が言っていた言葉でもう一つ忘れられないものがあります:

Living abroad helps you make your own family culture, like a 'third culture', that's not entirely yours or your partner's (海外に住むと自分の家族の「文化」を作ることができるのよね、夫のものでも、妻のものでもなく、2人で作り上げる第3の文化を)」

こちらの言葉も本当に奥深い…。

私は生まれは「日本」ですが、幼少期を「香港」と「イギリス」で過ごし、
夫も同じく生まれは「日本」ですが、幼少期を「アメリカ」で過ごしており、現在、私たちは「アメリカ」に住んでいます。

もし「日本」に住んでいたら「日本」の文化のみを継承することになると思いますが、たしかに今の私たちは「日本」「香港」「イギリス」「アメリカ」のエッセンスを少しずつ含んだ、私たち家族の「文化」を築くことができている気がします。

私はあまりにも周りと違って自信をなくすこともありましたが、自信を持っていいんだ、胸を張ってこれが私たち家族の「文化」なんだとこれからは思うことができそうです。

おわりに

「Valentine's Day」に自分たちの「Love Story」をシェアし合うことで、「結婚の本質」を探るような、こんなに踏み込んだ話ができると思っていなかったので、本当に参加してみてよかったです。

みなさんの「Love Story」もそれぞれがとても素敵なものばかりでした。
「このひとだ!」と本能的に分かるのも本当に不思議な感覚ですよね。

国際結婚されている方も多く、お話がとても興味深かったです。

とくにイベント主催者の3人が全員「国際結婚」をされていることが分かり、彼女たちがなぜこの活動をされているのか、なぜここまでどの国のご出身の方にも心に響くイベントを企画できるのか、よく分かった気がしました。留妻(夫)にとって彼女たちは本当にありがたい存在です。

私は隣に座っていたブラジル人女性の話に感銘を受けて、会が終わってから、思わず「連絡先を交換してください!」とお願いしていました。

人生、「行動」してみるものですね。どこで誰に出会うか、どこで人生を生きるヒントを得られるか、本当に分からないものです。

みなさんも自分の「Love Story」、振り返ってみてはいかがでしょう。

以前、参加した同じ団体主催のイベントに関する記事を書きました。
もしよければ覗いてみてください。


いかがでしたでしょうか。

まだまだライターとしては駆け出しですが、もしよければ「スキ」や「フォロー」をいただけたら嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございます♡

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