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【海外生活】元帰国子女が思う「手に趣味を」という考え方

こんにちは、claraです。

今日は海外生活をする上で日々思う、趣味が持つ「力」に関するお話。

私は「趣味は絶対に持っていた方がいい」という両親の教育方針のもとで育ちました。私たち家族は海外生活がとくに長かったので「スポーツ」や「音楽」等世界中どこにいても、どんな言語を話すひととも分かり合えるような趣味を何か持っていた方がいいと教えられてきました。

私は帰国子女、駐妻、留妻を経験する中で趣味が持つ「力」を目の当たりにしてきました。今回はその「力」をいくつかを紹介できればと思います。

交流関係を広げる「力」

言わずもがな、趣味がきっかけで交流関係を広げることができます。

現在、夫は大学院の留学中なのですが、彼は「スポーツ」が得意です。
アメリカで幼少期を過ごしてきたからか、いろいろなスポーツに触れる機会が多かったみたいです。そんな中でも彼は一番得意な「バスケットボール」と「テニス」の集まりに所属をして、週末の朝は同級生たちと「バスケ」に「テニス」、たまにジムに集合して「workout(ワークアウト)」をして交流を深めています。夫曰く、「スポーツ」のおかげでいろんなひとと仲良くなることができているそうです。

夫は駐在員時代も週末に同僚と「バスケ」や「テニス」をしに行く機会があったので、バスケットボールもテニスラケットにテニスボールも家にあったのですが、すべて持ってきて本当に正解でした。

もう1つ経験談を。夫の勧めで長男(当時4歳)が留学直前に「ポケモンカード」を集めはじめたのですが、こちらも交流を広げるきっかけとなりました。

この「ポケモンカード」のおかげで息子はこちらで出会った日本人のお兄ちゃんたちと一瞬で打ち解けることができていました。ポケモンカードバトルのやり方を教えてもらったり、レアカードの保存方法を教わったり、カードの交換をしたり…。「4歳にポケモンカードはまだ早いんじゃ…」と思っていた私ですが、「ポケモンカード」にこんな「力」があると思っていなかったので勧めてくれた夫に感謝しています。

コミュニティに所属する「力」

海外生活においてコミュニティに所属することはとても重要なことだと感じています。とくに「社会」との繋がりを持ちにくい「駐妻」や「留妻」にとってはコミュニティに参加することでひととの交流が増えて、メンタルを整えるという側面からみてもとても良いと思います。

私はこちらの記事にも書いた通り、バイオリンという長年の趣味を生かして地元のオーケストラに所属していました。

イギリスに住んでいたころにバイオリンを習い始め、学校のオーケストラに所属することができるようになったのは、両親の教育方針である「スポーツ」or「音楽」を続けられていたおかげだと思っています。

趣味のおかげで普通の生活では出会わないような方にもお会いしました。こちらのオーケストラで同じような幼少期を送ってきた韓国人の同世代の友達ができたことやスタンフォード大の教授の隣でバイオリンを弾いたことは今でもとても良い思い出です。

私が出会った駐妻さんの中にはサッカーが趣味の方で地元の女子サッカーチームに所属をしているという知り合いがいます。英語はそこまで話せないけど、サッカーならできる。コミュニティに所属することもできて、大好きなサッカーも続けられて練習がある週末が本当に楽しい、そう語っていました。

趣味で教室を開く「力」

こちらは海外生活においてたくさんの種類を見かけてきました。
そして興味のあるものには私も駐妻時代に参加していました。

たとえばこんなお教室:
・フラワーアレンジメント
・リトミック
・テーブルコーディネート
・アイシングクッキー
・お菓子・パン作り
・お料理
・カリグラフィー
・メイク・カラーコーディネート
・ポーセラーツ

中には趣味ではなく、元パティシエや元美容部員という方もいらっしゃいましたが、たとえばカリグラフィーの先生は長年の趣味から教える側に、アイシングクッキーの先生は新型コロナウイルスが蔓延していた頃のステイホーム期間に趣味として習得をして気がついたら教える側にまわっていたと話していました。ポーセラーツを教えてらっしゃる先生は駐在が決まってから駐在期間中に教えるためにポーセラーツをはじめたと話していました。

手先が器用な母もイギリスに住んでいた頃にフラワーアレンジメントや手芸の先生をしていました。「孤独」を感じやすい駐妻の方や日本語を話す機会が少ない国際結婚されている友達のために「日本人が集まる場所を作りたい」と思って教室をはじめた、そう後に話していました。

私もいつか教室を開けるくらいの趣味を何かもう一つ習得したい、そう思う今日この頃です。


「手に職を」とよく言いますが、海外生活をされる(されている)方は「手に趣味を」という考え方も生活に取り入れてみてはいかがでしょう。趣味は世界共通です。思いも寄らないところであなたを救ってくれるかもしれません。

みなさまにこちらの記事を少しでもお楽しみいただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます♡





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