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【アメリカ生活】配偶者の1年の海外留学にあなたは留妻(夫)として帯同しますか?

こんにちは、claraです。

今日は留妻として夫の留学に帯同をすることを決めたときのお話。
留学に帯同するかどうかを悩んでいる方に届きますよう、思いを込めて。

留学への帯同の決め手

夫が現在、留学しているのは通常2年のカリキュラムを1年にギュギュっと凝縮した大学院修士課程プログラム。大学院の受験勉強中、夫はアメリカの西海岸で駐在員として働き、私は駐妻でした。

昨年12月に夫の受験が無事終わり、今年5月からの行き先がアメリカ東海岸に決まりました。やっと慣れてきたカリフォルニア生活、もう少し続けたいと思っていた私は正直、目の前に見えていた現在の生活や友人との別れがとても悲しかったです。

たったの1年。されど1年。
数年間は続くと分かった上でなんだかんだのんびりと時間をかけて生活に慣れて、過ごしてきた駐在員生活。留学に帯同するとなると生活の立ち上げから自分のみならず、家族のメンタルサポートまでを夫のプログラムかの如く、ギュギュっと1年に凝縮。そんなこと自分にできるのか…、当時の私は不安で胸がいっぱいでした。

1年だったら夫が勉強に集中できるように1人で行かせてあげる選択もあるよな…と思いつつも、2つの要素を考えて帯同を決めました:

①離れて子育てをすることに私が懲り懲り

私たち家族は長男が生まれてから新型コロナウイルス等の影響で2年半ほど、夫はアメリカに単身赴任、私は日本で1人で子育てをしていました。

私はその間、実家で生活していたものの、離れて暮らしていた夫とは毎日のように数えきれないほどの喧嘩をしました。

分からないことだらけのはじめての育児、そんな先が見えない暗闇の中を1人で突き進むしかない「孤独」や「不安」、当たり前に隣にいるはずの夫がいない「虚しさ」、その夫にいくら話しても理解してもらえない「悲しさ」に「心細さ」。これらすべてが産後の私の肩にのしかかって、さらに産後うつも重なったのか本当に辛かったです。

私たち夫婦にとってあの2年半は暗黒期だったと今でも思っています…。あれをまた経験するくらいだったら少し生活が苦しくても、家族一緒にいた方が絶対に良い、今回は家族4人一緒にいる選択をしよう、そう思いました。

②長男のKindergarten入学

今年は長男がKindergarten(小学校の一番下の学年)にあがる年。
3歳から週3だけだったけど、現地プリスクールで続けてきた英語教育。アメリカの小学校生活を送ることができる貴重な1年を逃す訳にはいかない、と思いました。

留妻として生活しはじめて

留妻としての生活がはじまって早2ヶ月。

授業がはじまる1ヶ月ほど前に現地入りして生活を立ち上げた私たちはなんとかやっています。最初の1ヶ月は精神的にも体力的にも本当にハードでしたが、私が2年半で西海岸で駐妻として積み上げてきた経験も活きている気がします。

「来年の今頃はここにはいない」というマインドのもと、毎日を生活をしているので1日1日が本当に濃いです。夏休み期間の今は「まだ行ったことないところに行ってみよう」「boysが楽しめる何か面白いイベントはないか」と常にアンテナをはって5歳と2歳のboysを2人連れて体力が許す限り、巡っています。

どちらかというとのんびりな性格をしている私に「駐在生活もいつまで続くかわからないからね!」と駐妻時代に耳にタコができるほど夫から言い聞かされていたのですが、この1年のための事前準備だったのかもしれない、そう今では思います。

留妻(夫) vs. 駐妻(夫)

留妻として生活している今、駐妻生活は本当に恵まれていたなと感じます。

とくに夫の同級生の多くは世界各国からアメリカに私費で留学しにきているため、主に会社からのスポンサー(社費)で留学している日本人は全体的に見ても本当に恵まれているということを思い知らされます。私費で留学されているご家庭は配偶者が働くことで生活費を稼ぐ、今の私たちの周りにはそんなご家庭がたくさんいます。

留妻(夫)たちはみんな上手に節約をしながらもお互い助け合いながら生活をしている気がします。その分みなさんすごく逞しく感じます。大きな家具やキッチン道具、卒業時に着るRegalia(レガリア)や物件のLease(リース)でさえ、卒業生から新しく来た学生のもとへと巡り、親元を離れずに学生生活を送った私からしたらとても新鮮でした。

私たちも泣く泣く愛車を手放し、荷物をだいぶ減らし、節約をしながら生活を送ってはいますが、駐妻時代の生活とのギャップにぶーぶー言ってられない、私も強く生きないとと反省させられる機会でもあります。

「今ここでしかできない経験をできるだけ」という思いと駐妻時代の経験で周りよりも少し心に余力がある分、私はほかの留妻(夫)たちの生活を支えるCommittee (委員会)に参加表明をしました。

Committeeメンバーは私のほかに3名います。
Committeeの活動がはじまったらこちらも記事に書いてみようと思います。


いかがでしたでしょうか。

みなさまにこちらの記事を少しでもお楽しみいただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます♡


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