見出し画像

年少から週6で習い事をさせてみて④ ─体操編─

習い事シリーズの続きです。
思った以上に、長編シリーズになってきてしまいました。

前の記事をまだ読んでない方は、こちらからどうぞ↓

年少から週6で習い事をさせてみて①
年少から週6で習い事をさせてみて② ─サッカー・ピアノ編─
年少から週6で習い事をさせてみて③ ─バレエ編─


④体操

運動能力に関しては、知能以上に遺伝によるものが大きいと思う。

たしか以前読んだ「日本人の9割が知らない遺伝の真実」という本にも、音楽や美術などアート系の能力は最も遺伝要素が強く、その次が運動能力、そして知能や気質がくると書いてあった。

私の実家家族は4人全員が運動音痴で、誰一人として逆上がりができない。


母なんて身長178cmもあるから、学生時代はバレー部にめちゃくちゃ熱心に勧誘されて。

運動神経悪くても大丈夫!立ってブロックするだけていいから!と押されまくって、仕方なく入部したにも関わらず。

あまりの運動音痴っぷりに、数日で「やっぱり辞めてもらっていいよ」と言われたほどのポンコツぶりだ。


私も170cmとそれなりに身長があり、わりと筋肉質で肩幅もあるので、パッと見は運動できそうだが、実際は全然だめだ。

球技はまだなんとかなるが、体育でやるマット運動や鉄棒などは本当に苦痛でしかなかった。

中学時代、どんなに努力しても体育だけは内申で5がとれなかったのも苦い思い出だ。



夫はというと、逆上がりはできるものの、運動神経がいい方では決してない。

私達の遺伝子から考えて、子どもの運動能力にはあんまり期待できないだろうと以前から思っていた。

案の定、長女もそんなに運動能力が高くない。

飛び抜けてダメというほどではないが、公園で見てても、鉄棒も雲梯うんていも、いつの間にかすいすいできるタイプでは決してないという感じだ。


運動能力の高い子なら見ただけで動きを上手に真似て、感覚的にスルッとできるようなことも、運動音痴な子だとなかなかできるようにならない。

運動が苦手な子は動きのコツなどを丁寧に教えてもらって、何回も練習して、やっと普通レベルに到達することができる。


しかし学校の体育の授業だと、先生1人で数十人の子どもを相手するわけだから、個別の指導はもちろん期待できない。

やはり小学校入る前に、体操とか習わせたほうがいいかなぁと夫とは意見が一致していた。


せめて体育の授業を苦痛に感じない、並レベルまでは運動能力を引き上げてあげたいと思い、年少の秋くらいに近所の体操教室を探してみた。

アットホームな雰囲気でそこそこ良さそうな教室が見つかり、娘も体験レッスンで楽しかったというので早速通わせることにした。


しかし半年ぐらいで、娘が行きたくないと言うようになった。

理由を聞くと「あんまり楽しくない・・・」と言うのだが。


私から見ると、そこは運動のできる子が多かったので、他の子は楽々できてる事が自分はできないため劣等感を感じ、つまらないと思うようになったのかなと。

いろんな動きを皆でテンポよくどんどんやるタイプのレッスンだったので、途中で娘が出来なかったとしても、そこに丁寧な指導が入るわけではない。

ちょっと彼女には合わなかったかな〜と思い、この体操教室は半年程でやめた。




もっと他に、娘に合いそうなところは無いものかと探していたところ、私のパーソナルトレーナーさんが体操の先生を紹介してくれた。

普段はこども体操教室で教えているが、出張レッスンも可能とのこと。

我が家には運動専用のトレーニングルーム(マイホームを建てるときに夫の希望で作った)があるので、そこで体操レッスンをしてもらえばいいかなと思い、まずはお試しでお願いしてみた。

(レッスン開始した年中の頃)


(最近のレッスン風景)


実際にレッスンに来てもらったら、当たっても痛くないソフトな跳び箱や鉄棒など、色々な道具を持ってきてくてれて。

先生はとっても明るくフレンドリー、子どもをのせてやる気を引き出すが上手い、頼もしい方だった。

動きのコツを教えるのも上手で、スモールステップで少しずつ難易度を上げていくやり方が素晴らしく、さすがプロだなぁと感心した。

長女もすぐにこの先生を気に入り、またやりたい!とノリノリだったので、その後も月に1-2回定期的に来てもらうようになった。


ただ、数回レッスンを重ねるうちに、いくつか気になる点が出てきた。

①生徒が長女一人だと、休みがなくひたすら自分の番なので、休憩が少なく疲れやすい。

②グループレッスンみたいに競争相手がいないので、モチベーションが下がりやすい。

③先生がフレンドリーなのはいいが、娘が懐きすぎて、レッスン中におふざけをして真面目に取り組まないことがある。



これらを解決するには、お友達を誘って少人数レッスンにし、もう少しお教室感を出したほうがいいかなと思い、先生に相談をしてみたところ。

先生が快諾してくれたので、保育園のお友達などを順番に誘い、まずは無料体験レッスンに参加してもらうことにした。


気にいればぜひ定期的に一緒に参加してね〜と声をかけて、それからは月1で一緒に仲良しのお友達とレッスンを受けるようになった。

他の習い事と違って、週末に月1の頻度だと、正直劇的に運動能力が上がったということはないが。

少しずつ鉄棒や跳び箱、縄跳びが上達してきてはいる。
(なかなか逆上がりはできるようにならないが)

なにより、本人が先生のことを大好きで、お友達とのレッスンを毎回すごく楽しみにしている。

そして運動が好きなの!と言って、公園でも積極的に鉄棒などにトライするようになり、前向きに取り組むようになったのがいいなと私は思っている。

先生が褒め上手なので、正直運動能力はイマイチな娘でも、自分はできる!と自信をつけているようだ。



【コスパ】

個人の家に来てもらうプライベートレッスンは、前に通ってた体操教室に比べると割高だ。

出張費や色々なものを運んできてもらう手間もあるので、当然といえば当然だが。

しかしそのぶん、子どもの弱点をしっかりフォローした濃いレッスンをしてくれるので、私としては満足度の高い習い事だと思っている。


レッスン中に下の娘が気まぐれで混ざってやりたがる時もあるが、そういうのも許容してもらえるのでありがたい。


時々先生から、運動に関するちょっとしたアドバイスを的確にいただけるのもありがたい。

例えば、縄跳びや跳び箱の踏み切りでは、膝を真っすぐにして上に飛ぶ動きが大事なので、それを鍛えるにはトランポリンがいいとか、そんな感じだ。


またスケジュールもフレキシブルで、月ごとに翌月の予定を先生やお友達とすり合わせて日程を決めている。

一般的な習い事だと曜日固定のため、家族旅行などの予定とぶつかると、スケジュール調整が大変なので、月ごとに日程を決めるほうが私としてはありがたい。


本当に運動能力をあげたいなら毎週来てもらうのが理想ではあるが、そうすると週末家族でお出かけするのが難しくなるので、とりあえずは月1で今後もいこうと思っている。

少なくとも娘が運動に苦手意識をもつことなく、楽しそうに体を動かしているというのが、今のところ最大の成果だと私は感じている。

いいなと思ったら応援しよう!