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ふるさと

なんかすかしてるっていうか、どこか綺麗に見せようとしてるっていうか、全然爆発してない感じが、鼻についた。熱狂させるモノがない。最初に感じたキミの泥臭さ、初めからそんなモノどこにもなかったのかも知れない__。ボクが騙されていたんだ。

キミが誰かに褒められていると私はイライラしてた。そんなものか?って。本当にそう思うのか?
そして、それでキミはうれしいの?
他のどんな偉い人に褒めらても
私の方が絶対にキミのこと好きだし。
オッサン、オレの好きな人を見世物にすんなよと一人で怒った。
見世物じゃないんだよ、オレの好きな人は。
そう思っていたかった。
でも所詮、見世物だよな。見せられてる。
見たくないものまで、見せられてる。
嫌いな野菜くわされる。
まずけりゃ吐くぜ?文句ないだろ?

ボクを見て少しでも笑ってほしい
いつか言ってたな、そういえば。ピエロ気取りなのかな。笑えねえけど。

売れてないロックバンドはムカつく存在だし知れば知るほど嫌いになる世界。知りたくなかったのにキミのせいで覗いちゃった。恨んでる。
何度ライブを観たってロックンロールが足りなくてずっとイライラしてた。どうしても偉大なロックンロールと比べちゃう自分が嫌だった。そうじゃないことわかってるのに。何を聴いても足りないの当たり前なのに。それでも時折ふとキミがあのロックスターに見えたりして泣きたくなった。みんなが褒めるみたいに私もキミのこと褒められたらって思うけど結局イライラしてばっかりだった。全然ロックスターじゃないじゃんって勝手にがっかりして、私サイテーだな。
ロックバンドなんか興味ないもん、興味あるのはキミだけ。本当はロックバンドなんかやらないでほしいけど、言っても仕方ないし。でもそう思ってる。無責任なことしか言わないけど責任なんてないし。ロックバンドなんかやらないでほしい。
キミと住む世界が違うことが悲しいだけだ。

ワイルド・ワン
音のこととかよくわかんないし、専門家じゃないからさー。でも、ギターが変わってなんだかそれっぽい音になった気がするー!と思いました。それはよかった。あとのことはよくわかりません。キミのことしか興味がないから。そしてただでさえもううんざりしてるのに、さらに興味をひいてきやがる。
'ワガママに大股で歩く'
ここ聴いたとき、ああキミもその境地に達したのですねと感嘆した。その歌い方が、まるであのロックスターみたいでキミだけどキミじゃない感じがとてもソワソワゾクゾクして一気にまた引き戻されました。私はこれからもキミのこと追うんだろうな。敗北感。チキショー
これなら胸張ってロックンロールナンバーと言えるね?胸を張れるね?私が。もうロックンロールのこと忘れたかと思ってたよ。んなわけないけど。全然期待してなかったから、いい意味で裏切られてよかった。なんだかずっと物足りなくて、こんなもんじゃないこんなもんじゃないって願うように想ってきたし、キラキラに味をしめて泥臭さや刺々しさがなくなって本当にマイルドマンになっちゃったらどうしよって思ってたからワイルド・ワンでよかったよ。私が勝手に期待して願っていただけだけど、キミもきっともっと爆発したかったんでしょ?泣きそうに笑う顔が好きだけど、本当は心から笑いたいのはキミなんだね。
こんな風にキミを観察しちゃうボクも心から笑いたいよ、いつの日か。まだまだ全然笑えねー!そんな日々。心から笑える気持ち、キミで感じてみたいよ。ドキドキさせてくれ!
ちなみにいちばん最初に聴いた時、イントロらへんで某ク◯マニヨンズみたいだねと思ったけど私だけかな。知らんけど。思っちゃったんだからゆるして。

サドルメン
完全にこっちのほうが好物。むしろ大好物。うまけりゃ食うぜー。
この歌を聴くために今年ここまで生きてきたんだなって純粋に思えたまである。だから愛していきたいサドルメン。語呂がいい。
時々こういう曲を連れてくるからやめられないですよねー。どうしてくれるの。どうしてやろうか。
これまた某ロックスターのソロ曲なんかが頭に浮かぶんだけど私だけかな。私だけでいいけど。私だけであってほしかった。憧れのキミとボクの世界。夢の二人だけの世界。誰も邪魔できないボクらだけの世界が、世界のどこかにきっとある。そう思わせてくれるから、好きです。
ノスタルジックなメロディに誘われて目の前に懐かしい情景が浮かぶ。初めてキミを見たときから懐かしい気持ちでいっぱいだった。懐かしくて泣きそうな気持ちになった。きっと前世でも出逢ってたんだ。そう思うのは、それは私だけかもな…。キミとノスタルジーが重なったら恋が加速するだけなのはキミだって知ってるはずなのに。許さない。来世の約束叶えてくれるまで許さない。今世はもっと許さない。

夜中にふと目が覚めて突然書きたくなって、お布団の中でここまで書いて、また寝てた。起きたら十二月になってた。いや、書いてる時もすでに十二月になってたけど。
カレンダーにDECEMBERって書いてある。それだけでムカつく。泣きそう。どこにだってキミが居る。相変わらず頑固なキミと相変わらず頑固なボク。十二月の子であることはちょっとだけボクの自慢。キミが十二月生まれなことは、やっぱりちょっとムカつく。日付けが余計にムカつく。
沢山の人にお祝いされるキミと誰からもお祝いされないボク。泣いていいかな。
だけどわかってる。まず私は私自身をお祝いしなきゃいけない。生まれてきてよかったんだ。私は私にありがとう。無理やりじゃなくていい。自然とそう思える日が来たらいい。他人の祝福はそれからだ。
私が好きなロックンロールは、生きてていいよって言ってくれた。ダサくてもいいよって。子供の頃から好きなものもやりたいことも興味も何にもなくて勉強は好きだったけどずっといじめられてばっかりで中学生の頃からは何で人は生きているのって常に考えて生きてきた私に、その偉大なロックンロールは突き刺さった。心のど真ん中のいちばん奥に命中したんだ。抜けるわけがないよ。ダサくたって生きてていいよね。一生懸命に生きるからさ。だけど一生懸命に生きるってなかなかに難しくてどういうことかわからなくて、私は世の中のことを知らなすぎた。まずはそこからだった。そう、この世の中を知るため。そのためにキミに出逢ったんだと思っている。最初の方で、恨んでいるとは言ったけど、本当は感謝してるの意味だからね。あえて説明するけど。キミに似て捻くれて天邪鬼だからいつも反対のこと言っちゃう。だから私がもう逢わないって言えば、あと何度でも逢いたいの!ってことだよ。覚えといてね。
キミが教えてくれた世の中は、思った以上に苦くてずっと吐きそうでした。だけど少しずつ慣れてきて飲み込める時とまだ吐く時がある。まだ吐く時の方が多い。胃液がもたないぜー。毎日ヤクルト1000飲んではいる。なんだか随分と話が逸れちゃったけど、つまりはキミに出逢えてよかったよ、ってこと。
キミが居る世界では不完全な人間たちが完全なフリしてる。ボクは冷めた目で見る。でもそんな世界でキミは生きてる。完璧なモノが溢れている世の中で、欠陥だらけで不完全なボクは怯えながら誤魔化しながらなんとか生きている。キミにはどう見える。あの日キミがこの命を拾ったばかりにこんなことになってしまって、後悔する??
もうボクはキミの背中に乗っかっていくしか道がないけどな。あの頃よりも少しだけ逞しくなったキミの背中に。どこまで連れてってくれるの?荒野ですか地獄ですか。どこだってかまわない。キミが居るなら。ひとりで天国行くくらいならキミと地獄に堕ちたいな。楽しそうだから。天国になんか行きたくないって!つまらなそうだから!地獄の果てであの歌を一緒に歌おう。
いつだってここに戻ってしまう偉大なロックンロール。キミならわかってくれるだろうと信じてる。ボクの心のふるさと。何があっても変わらない。キミもきっとおんなじだよね?今もきっと思い出しているんだよね?ふるさとでボクら出逢った。ただの偶然だったかも知れない。運命ならよかったのに。おんなじふるさとにキミと一緒に帰れたとき、ボクは心から笑えるだろう。

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