この歌で死ねた
ライブとかコンサートとか
生音で素敵な音楽を聴いたあとは
ウォークマンをとりださない。
だめっ!聞いちゃダメ!なんて
思っているわけではなくて
ただただ、手がそっちにのびないのだ。
楽しかったな、素敵だったな
そう思いを馳せながら脳内でリピートする。
この時間が堪らなくスキ。
音源は感じかたこそ違えど
いつ聞いても同じ演奏。
でも、生音の演奏って
その瞬間しかないんだよね。
たしかに、後々音源化とかDVD化とかされればさ
その演奏に触れることはできるんだけど
そういうことじゃないな、って
最近は、すごく思うのです。
演奏を鼓膜に響かせ
表情やプレイを脳裏に焼き付けて
空間の熱量を肌で感じて。
もうね、五感じゃたりないのよ
生演奏の素敵さを感じとるには。
「感動だ」「最高だ」っていう
月並みな言葉じゃ伝えきれない。
それぐらい愛しかったらさ?
必要以上に上書きしたくないじゃない?
きっと、そういう心理が無意識に
働いてるのだと思うの。
いまもそんな気分。
あの一音一音が、一瞬一瞬が
尊くて甘美だ。
時間が経って、この興奮が薄れてきたら
『ブギーサウンド(QOOLAND)』を聴いて
脳髄がとろける感覚に浸ろうとしよう。
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