新しいカメラ、買いました
この夏、どこにも行けなかったので
その予算を消化すべく(何がすべくなのか)、新しいカメラを買いました。
普段使いの鞄に入れられるカメラが欲しい
そもそも、dp2 Quattroを選定していた時点で考えていたことです。ですがいつの間にか脱線し、気がつくとかなり大きくて形もヘンテコなdp2 Quattroを購入していました。この選択自体は後悔はないですが、やっぱり鞄に入らない、とか後結構じゃじゃ馬なところで別のものが欲しいなあと思うところもあったりして(これは後悔ではないのか)、迷いはありました。
もちろん、RAWファイル現像用に20万するパソコンを買ったので、十分活用するつもりはあったのですが、昨今の忙しさも相まって活用する場面がほとんどなく、そういったところでも新しいものが欲しいなあと思ってもいました。
コンパクトなカメラが欲しい
ただ、昨今の新しいコンパクトカメラは高機能高性能で、例えばソニーのRX100 VIIは10万以上しますし、他のメーカーの同等のものも結構な値段がします。じゃあ今流行のオールドコンデジか、と思って探してみたのですが、自分としてはデザインがどうにも気に入らないのが多くて、これというのが見つからないんですよね。そうだ、前もこの流れでdp2 Quattroを買ったんだった、と思い出して、これではいかんと色々と範囲を広げながら探してみました。
見つけた…思い出した
存在は知っていたのだけれど、今回改めて思い出して候補に入れて色々と調べてみると、これは良いんじゃないかと思うようになったのが今回購入したカメラです。
まあ、一般的なコンパクトカメラ、というサイズではなくてちょっと大きいですが、このジャンルとしてはそんなに大き過ぎるというのでもないのかな、というのと、デザインが結構良かったのでそれを買おう、と決めました。
直販店が東京と京都にあるので、実際に京都の店舗に行って購入しようと思ったのですが、8月前半はちょっと体調が悪く、お盆あたりは例の南海トラフの警戒情報で動けず(職業的にまずいかもと思って)結局通販で購入しました。
実際手に取ってみて
赤・黒・白の3色展開で、黒か赤かな、と思っていたのですが、コーポレートカラーとして赤かな、という自分なりのイメージがあったのと、カメラという性質上かえって目立つ方が変なことをしていると思われにくいのかなという考えがあって、というのと私が赤が好きでもあるというのとで、赤にしてみました。
写真とかで見ると結構派手な赤なのかな、と思っていたのですが、実物を見るとそこまで派手派手という感じでもなく、それなりにお洒落な赤かなという感じがして(個人的に、です)気に入りました。
で、何を買ったのか
ライカブランドのカメラです。
でもライカでその3色展開は何だ、というのが一般的な考えだと思います。
今回買ったのはライカの中でも異端なカメラ、となると思います。
もったいぶらずに
で、引っ張ってしまいましたが、買ったのはこれです。
dp2 Quattroで撮ったのですが…やっぱり赤の表現が難しいですね。この赤よりは少し明るめですが、シックさと派手さのちょうど中間、という感じがしています。さすがはライカ、といったところでしょうか。
Leica SOFORT 2
このおもちゃみたいなのは本当にライカなのか、と思われるかもしれませんが、ちゃんとしたライカです。
これはライカのインスタントカメラ、というか中身は富士フイルムのチェキのOEM版、という感じです。外装は全く違いますが、ボタンなど各部の配置はinstax mini Evoと同じですし、フィルムはそのまま富士フイルムのが使えます。レンズがライカのものなのと、画像処理の部分にライカの味付けがされているようで、YouTubeで二つの比較をしているのを見ると明るさの調整の仕方や色の表現に違いがあるようです。その動画ではお菓子の自販機を撮っていましたが、実際にはピンクの照明なのに違った色味になっていて、富士の方よりもライカが正確に表現していると二つの写真を比較しながら説明していました。こういうところもさすがはライカと言ったところでしょう。
フィルムは
現在チェキ用のフィルムがかなり在庫がないみたいで、近くのケーズデンキでは欠品になっていました。キタムラの店舗では一人一つ限りになっていましたし、ドンキでは一人二つ限りとなっていて、3店廻って計3パック(30枚)確保しました(内1パック10枚はセットしています)。これから供給が安定するのか、未だ未だ不安定なのかは分かりませんが、少なくともネット経由で買うと安くても倍近い値段を取られるようなので、地道に実店舗で探して買うようにします。
鞄に入る?
ちゃんと入りました。少し大きめですが、入ります。問題はストラップを付けたときですね。小さめのストラップが欲しいですが…ストラップ用の穴が小さいので商品を選びそうで、すでにアンカーリンクのは入らないことは確かめました。アンカーリンクが使えたら今まで使ってきたのが使えるのですが…。
実際に撮ってみると
所謂オールドコンデジと言われるのは500万画素以下でCCDセンサーのカメラというのを見たことがありますが、一応これは490万画素のCMOSセンサーなので、画素数で行くとオールドコンデジと言えなくもない感じ?と思っています。後はフィルターでそれっぽくやってみれば良いかなと。Lightroomあたりでいじれないこともないでしょうが、RAWファイルがないので基本的には撮って出しの方が良いかなと思います。
やっかいなこと
このカメラに一つやっかいなことがあって、それはスマホなどに無線転送できるのはフィルムに印刷したものだけ、という制限です。Leica SOFORT 2はデジカメ的に使えるところがあって、インスタントカメラと言えばシャッターを押せばそのままフィルムも出てくるというイメージがあったのですが、まず本体/MicroSDカードに保存して、その後気に入った写真を選んで印刷できるようになっています。しかもファインダーを覗くのではなく背面ディスプレイを使えるようになっています(このあたりはEvoと同じ)。これはとても便利な機能なのですが、なぜか転送に制限をかけているのが何ともやっかいです。いちいちシリコンの蓋をつまみ出し、中のMicroSDを引っ張りだし、パソコンに挿して転送して、という面倒くさい作業が必要です。まあ、普通にオールドコンデジを買っても同じ手間がかかりますが、これの蓋は普通にスイッチ一つで開くのではなくてdp2 Quattroのような蓋なので面倒なのです。
とは言え
Z foldへの転送はType-Cでストラップにぶら下げられるものを注文したので、それ経由で行こうかと思っています。100%納得の結果ではありませんが、満足度は高いです。
dp2 Quattroをどうする?
正直迷っているところではあります。決まったときの美しさ、というのは見事なのですがじゃじゃ馬なところがあるし、3つもカメラを持って歩くのはなかなか難しいですし。メインカメラはLeica Q2、普段使いがLeica SOFORT 2となると居場所がないのがdp2 Quattroなんですよね。しばらく考えてみようと思っています。
色々と面白そうなので、使ってみよう
と思っています。仕事でも使えそうな場面はありますし、しばらくはこれをメインにして楽しみたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?