Leica M8.2
カメラ整理 その2
以前書いた通り、LeicaQ2を手放してLeica M8.2 を購入しました。手元に置いておいても良いんじゃないかという風にも考えましたし、実際LeicaQ2との2台持ち、と言う人もいるのも見ていますが、自分はよほど性質の違うもので無いと2台持ちはできない人間だというのはわかっているので、LeicaQ2は手放す事にしました。仕事で使うには便利だとは思いましたが、仕事場ではかなり安い低スペックなコンデジが一応貸し出されているので、必要ならそちらを使う事になると思います。
Leica M8.2 な理由
これも以前少し書きましたが、フルマニュアル環境を強制的に作るためです。LeicaQ2でも作れるやん、という話ですが、どうしても簡単に取れる方に流れてしまうというか、仕事で使うのはオートの方なのでその切り替えをする一手間が面倒くさい、と感じてしまうのです。
いや、そんなことで面倒がる奴がフルマニュアルを、という事ですが、強制的にその環境におけば、マニュアル操作自体は嫌いでは無いので何にも思わずやるんです。つまり、切り替え作業そのものが嫌なだけ、なのです。
で、Leica M8.2 な理由ですが、まずは金額的な事ですよね。現行のM11は高すぎますし、M10も中古でもまだまだ高いです。そしてM9やM-E系はセンサー剥離が怖いです。交換したものかどうかを確認方法が無い訳ではないのでしょうが、自分がちゃんと確認できるか自信がないです。となると現状わたしが手を出せるのがLeica M8かM8.2しかないのです。で、シャッター音がより静かとされ、ある程度のオートモードがあるというLeica M8.2が選択肢になりました。仕事で使う場合は必要ですから。
問題のシャッター音
仕事で使う場面では、シャッター音をさせないようにするのが結構大事です。ですから"静か"というLeica M8.2 を選んだのですが、これが静かなの、という感想です。普通の一眼レフ並みの音はします。これで静かになったのなら、Leica M8はどうだったのか…Leica M8.2 を買えて良かったです。
他に選択肢はなく
色はシルバーです。ブラックは自分には興味を惹かれませんでした。自分の中ではライカはM3とかM4とかがイメージにあって、それらはシルバーですから、ライカのMはシルバーのイメージが強いのがあると思います。実際、Q2もシルバーを入手できたならそうしたでしょうし。実際売りに出ていたのはシルバーでしたから、わたしとしてはちょうど良かったです。メルカリとかならブラックもありましたが、そちらで購入するのは怖いですし。今色々とメルカリでもトラブルが起きていますし。
カメラは実際に確認して買う
あと、これが一番わたしの中では重要です。今回は東京のアールイーカメラさんで購入しましたが、電話で取置きをしてもらって、実際にお店に伺って確認してから購入しました。高い買い物である、というのもありますが、中古ですから自分で確認したいというのがあります。…まあiPad miniは中古をネットで買いましたが。
レンズ
最初のレンズとしては、Nokton classic 35mm F1.4とColor Scopar 21mm F4のVoigtlanderセットを考えていました。ただ、Noktonは中古も新品もほとんど出物がなく、次善として7Artisansの35mmを考えていました。21mmの方もあまりものはなかったのですが、中古で1月くらい残っていたものがあったのでそれを買いに行こうと思っていました。
それで、実際に購入したのは、35mmがTTArtisan APO-M 35mm f/2 ASPH.で、21mmは移動中に買われてしまった中古の代わりに新品を購入しました。新品もネットで調べる限り東京だから買えたので、ラッキーでした。
Leica M8.2 はAPS-Hなのでフルサイズ換算するときには1.33倍する必要があるので、それぞれ28mmと50mmのつもりで買っています。90mmか135mmがあると完璧かな、と思っていますが、ひとまずこの二本で行こうと思っています。
気に入っているところ
あと、Leica M8.2 がいいと思うのは採光窓があるところです。9にもありますが、10にはないんですよね。M-E系にも。古臭いものかもしれませんが、わざわざ採光窓のシールを作って売ろうとするくらいですから需要はあるのでしょう。少なくともわたしは好きなデザインです。あと、シルバーはいいですね。軍艦部がシルバーなのは格好いいとわたしは思います。ブラックがいいといいう理由にエイジングがいい、というのを見かけますが、その点は理解できますが、それ以外だとあまり魅力を感じません。自分の好みの問題ですね。あと、フィルムカウンターもどきが残っている事ですね。これはM9にもありません。ただ代償にライカのロゴ?がないのが残念です。これ、結構気に入っているところなので。これも一応ステッカーが売っているみたいですが、ブラックしか見当たらないんですよね…。
残念なところ
フルサイズセンサーでない、というのは残念ですね。ただ、Color Skopar 21mmはデジタルカメラだと周辺が色被りするらしいので、ちょうどその影響が出ないというのは不幸中の幸い的な要素かもしれませんが。あと、使いたいレンズは50mmが多いので、これだと60mmオーバーになるのでどうなのだろう、という不安があります。
もう一つは先ほども書いたシャッター音。これは予想外に大きかった。ネットで探して聞いてみましたが、ここまでとは思いませんでした。
もう一つは赤外線フィルターの弱さですね。noteで使っている方にお尋ねしたのですが、それほど気にならないという事だったのですが、実際に外で使ってみて見事に黒が紫になっているのを見ると、これはあかんわ、となりました。仕事では黒い服を着た被写体が多いので、絶対ダメです。ということでUV IRカットフィルターを二本分買いました。ただ、フィルター径はないものがるので、レンズを購入する際の制約になりそうです。
最後は、意外と重かった事です。重量を全く見ていなかったことがありますが、予想以上に重かった。ちょうど今右肘を痛めているのですが、カバンから出すのが辛いくらいです。サムレストを買ったので、撮る時はだいぶん楽になりましたが、結構重たいですね。M-APOを使う時はさらにズッシリきます。
あと敢えて言うならバッテリー持ちでしょうか。互換バッテリーも海外発送で、時間がかかりました。アリエクとアマゾン両方にあったので、より早い納期が出ていたアリエクで注文しましたが、12月中に届くと出ていたのに発送後の到着予定が2月になっていて、しかも途中追跡が止まってしまっていたので慌ててAmazonでも注文する事にしました。実際には昨日届いたので、実質2週間くらいで着きました。ただ、Amazonで注文した方は、注文してから三日経ってもまだ発送すらされてないんですよね…。
16年前のカメラで修理受付も終わっているカメラですから、大事に使いたいと思います。