ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.5‐最後の事件‐ 9/5マチネ公演観劇レポート
9月の舞台観劇は、モリミュしか行きませんでした。(モリミュしか考えられませんでしたが正解です笑)
それくらい、モリミュロスが尋常じゃないあや太郎です。
モリミュは、Op.3から劇場で観劇しています。Op.1~Op.2は、受験やコロナ禍ということもあって断念…。やっと、Op.3を劇場で浴びた時の衝撃は、今でも忘れません。
もともとシャーロック・ホームズシリーズが大好きな私にとって、原作の『憂国のモリアーティ』は面白過ぎました!とってもはまってしまったし、グッズも集めています。推しは、最初フレッドとアルバートだったのに、平野良さんのシャーロックを見たら、いつの間にかシャーロックが推しになっていたあや太郎です笑笑
今回のOp.5は、合計3回観劇したので、観劇日ごとにレポートを投稿しようと思います。(※ネタバレ有りのあくまで個人の感想ですので、ご注意ください。)
モリアーティ陣営
冒頭のウィリアムソロの衝撃な。始まる時、溜めてから始まって、すっごい声量だし、休演日明け皆気合い入りまくり。
オープニングの時に2回地震あって、まじで歌声で地響きしだしたって勘違いした笑
「地獄へいざゆかん」で、勝吾さん2段階高音だして今までにない終わり方。どこまで高音出せるねん。
ウィリアムもOp.4の余韻引きずりまくるシャーロックに影響されたのか、ルイスとの始めの会話を震えながら、「1人殺せば2人殺すも同じこと」の「1人殺せば」を2回言っていた。
ちゃんとジャック先生いたー‼執事として、机やソファ出しているのこだわりが凄すぎる。照明で顔が見えないからこそ、まじでジャック先生に見えるの凄いし、ミル様(ミルヴァートン)も登場して、トルネードも再現してて、藤田玲さんのミル様かと思うレベルの再現度。
モリアーティ家の家具準備は、フレッドとジャック先生
アルバートの告解のシーンは、マイクロフトが1人の兄として来たから、スーツのジャケットボタンを開けてた。だからなのか、アルバートもジャケットのボタン開けてて、同じように兄として話をする合図になっていた。
アルバートがマイクロフトに罪の告白をする時、なかなか言えなくて、それだけ罪を背負って重たい告白を今からするんだって感じがして辛い。表情が私が罪の元凶なんだって物語ってる表情するもんだから、無理だよね。
ウィリアムがアルバート兄様のソロで坂登る時、足が上手くあがらないのか、踏み外して少し下がりそうだったり、Op.4で使用した罪の衣を纏ってるから、余計に重みがあって辛い。
ついにウィリアムが、221Bに来るシーンで座ったぁぁぁぁ!大阪公演で座らなかったのに、シャーロックが座った椅子に座ったぁぁぁぁ!(情緒不安定です笑)
ホームズ陣営
平野さんのシャーロックが、まさかの始めから酔っ払っているくらいぐらんぐらん。どことなくいつもの歌い方じゃなくて、癖がどぎつい不安定なシャーロック
→ホームズ陣営座談会で、最初は癖を強くして、だんだん癖が無くなるのを意識していた話を聞いて納得!わざとだったのかー⁉と、劇場では全く気がつきませんでした。
これまでの振り返りの冒頭シーンの中で、Op.4のミルヴァートンを撃つシャーロックが、坂をえげつない勢いで駆け下りるという、とんでもない運動神経を発揮されていた。
留置場のシャーロックは、Op.4からの続きで、ミルヴァートンを殺した罪の重さに耐えられなくなって、冷や汗かきまくっているし、過呼吸になっているし、唾飲み込んでセリフ言えなくなっているしで、本当に大丈夫!?って心配になるくらいには、マチネやばかった。ついにシャーロックが、平野さんを乗っ取ってしまったのかと思ってしまった…。
同じく留置所のシーンで、マイクロフトの「まったく」の言い方が、弟に対して本当に仕方がないなみたいな甘い雰囲気なの何!?(ホームズ兄弟密かに好きです。)
女王陛下との謁見の後、原作と同じく、レストレード警部の「頑張れよホームズ!」に対して、シャーロックが手を振ってくれるの再現度の高さね。
221Bの椅子や机を準備するのは、ハドソンさん。
シャーロックのために準備してますって感じなのがいいよね。
マイクロフトのたばこシーンのスマートな、一切無駄の無い動きでタバコに火をつけて吸うの何回でも見れるし、惚れるわ。
今回1番好きな歌は、not to be〜シャーロックのウィリアムの手紙への返事の歌で、膝から崩れ落ちながら歌うシャーリーにもらい泣きする私。
クライマックスの橋のシーン
坂になっている舞台美術がちゃんとタワーブリッジに見えるの凄いなと思ったし、そこで橋のシーンやるのかと驚いた。
シャーロックの声がずっと震えてて、友達を死なせたくない、お前しかいないんだ感が凄い。
「君には生きていて欲しいんだシャーリー」シャーリーってついに呼んだよ!?泣くやん。愛しいと思っているような優しい口調で言わないで…リアムも共に生きるんだよー!
坂が急勾配で、シャーロック右足踏ん張ってて滑りそうになっているし、ウィリアムに「生きてて欲しいんだ」って切りつけられてから、本当に滑り落ちた。からの「お前1人行かせてたまるかよ」で、橋から飛び降りる時、めっちゃ高く跳ぶから、本当に橋から飛び降りているみたい。リアムへの愛強いよね〜
橋から落ちている時の背景は、建物が逆さまになっている。
→シャーロックとウィリアムの視点共有ありがとうございます。
ウィリアムは、今まで殺してきた貴族たちの亡霊に呑み込まれそうに、引きずり込まれそうになる。
→まるで芥川龍之介先生の『蜘蛛の糸』に登場する犍陀多との対比みたいだと感じた。救いの糸がシャーリーなのに、自らその救いの糸を断ち切って、地獄に行くべきだとその手を払いのける。そんな、シャーリーを助けようとしたからこそ、生き残ることができたのでは?
やっと…やっと手が届いたんだよ。二人の手がいつもすれ違って届かなかったのに、今回はちゃんと届いたし、シャーリーがぐいって引き寄せるの好きだな~。
「風が吹く」
→お互いに心地よい風のように、当たり前に隣にいる存在として、同じ地平に立っているんだなって。
シャーリーが、リアムの肩に顔を埋めて力無くすがりついているの私は好きです!逆に、リアムがシャーリーの腰と背中に手を回して腰の手はギュっと、背中は優しく添えるだけなの本当に…。
最初に抱きしめ返したのは、ウィリアム。縋り付くようにしていたシャーロックを慰めているようにも見える。もしかしたら、冒頭からOp.4を引きずりまくっているシャーロックの平野さんを見て、勝吾さんがそうしたのかも?
その後のシャーリー、リアムの肩をそっと掴んで語りかけるような滑らかな歌声だったのには感動。
着水する寸前、照明が明るくなるんだけど、シャーリーが天井(水面)に目を向けて、水から守るように右手をリアムの頭の上に、身体を引き寄せて抱きしめるの本当にありがとう。
全体的に、Op.4を引きずってるって思うくらい重たかった。
特にシャーロックとウィリアム。
初日や千穐楽じゃなくてもスタンディングオベーションできたの嬉しかったです。
アーカイブ配信があるので、皆様ぜひご覧ください。
まだまだモリミュロスは続きます!笑
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