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胆嚢摘出手術しました0.5日目にっき✏️

術後1日目に書こうと思いましたが、記録が多いので0.5日にしました。


術後0.5日目 

11:00に手術が終わり、
個室希望でしたが、個室が空いて無いとの事で
なぜか産婦人科の大部屋へ。

いつの間にか手術着から着替えられており
両足のふくらはぎには、血栓防止の為のマッサージの機械が付けられていました。

そんな足のマッサージより、この地獄の激痛をなんとかしてと思いつつ。

30分、1時間おきと体温や血圧を看護師さんが測定しに来てくれます。

ナースコールも手渡され、心配症準備万端癖のある私は、激痛に耐えながらも片時も左手から手放しませんでした。

痛み止めの点滴はあまり効かず、お腹周りを大火傷したかのような痛みで身動きが一つも出来ません。

そのうち、担当医の先生が部屋に来ました。

『先生ありがとうございました。でも痛いです。みぞおちが1番。』

すると先生は、
『みぞおちはね、1番広く数センチ切ってるから。胆嚢取り出すために。』と言いました。

(え、、、今切ってるって言った??腹腔鏡手術って4つの小さい穴って言ったじゃん!)

そうなのです、私はとんだ勘違いをしていたのです。

4つのうちの小さい穴のひとつから
胆嚢を吸い取るものだと思っていたのです。笑

胆嚢が良い感じにしぼんで、なんかの管に入って上手いことスルスルって吸い取られて終わりっていう勝手な漫画みたいな想像をしていました。

次に先生は、
『ちなみに胆嚢から出てきた物が、石じゃなかった。こんなのは見た事ない。初めて。』

私もデカ石を期待していたのですが、
白い絵の具のようなものでした。

『これは造影剤、バリウムです。』

(え、、、。バリウム?)

『バリウムが通常胆嚢に逆流することはあり得ない。原因は不明です。』

胆嚢摘出してスッキリするかと思いきや
めっちゃモヤモヤする展開になった。

すると先生が、『まぁもうグルグル歩いて大丈夫だから〜』と言い去っていきました。

絶対に起き上がって歩くなんて無理。
採取されたバリウムが入った容器を投げつけたいほどでした。

本当は泣きたいけど、泣いたら痛いから泣けないので、表情だけで泣くという技を覚えました。

それなのに術後3時間後に
朝6時59分ぶりの水をやっと飲めるという事で

ピッタリの3時間後に、看護師さんの前で
水をがぶ飲みしようとしたら

たくさん飲んだらトイレ行きたくなりますけど大丈夫ですか?の一言に怖気づき、チョロチョロと控えめに。

17:00

めっちゃトイレ行きたい。。。

看護師さんが様子を見に来てくれた時に
トイレ行きたい旨を話し、ベッドの起こし方だったり説明を受けます。

ダメだ、めちゃくちゃ痛くて起き上がるのが無理。。。

看護師さんは、『起き上がれないのなら、ここでしてもらうことになりますよ。』と囁き声で。

負けず嫌いな私は、激痛と闘いながら起き上がりトイレへ。

『あれ?結構歩けますねー!』って煽りを入れてくる看護師さん。

(普段から様々な精神的痛みと格闘し、困難を乗り越えてきてるこのマインドで、私は今人生で1番頑張って歩いてるんだわ!!簡単に言わないでもらっていい?)という、なぜかブレイキングダウンが出来そうなくらいの気の強さが出てきた。

そこから何度もトイレに行く際は、
そのマインドを維持することにした。

1日半は絶食。

夜中、痛すぎて痛み止めの点滴追加。

同部屋におばあさんが2人いて、
1人はずっと独り言を言っており、時々イビキなのか喋ってるのかカモフラージュで分からなくなります。

看護師さんを何回も呼び、トイレの大をしたいと言うけれど、トイレには行けないからベッドの上でするという話が聞こえました。

まじか。。でも仕方ない、ここは病院。。と自分に言い聞かせて
申し訳ないけれど布団で鼻を隠しました。

もうひとりは、大音量イビキを奏でており幸せそうでした。

また産婦人科の病棟だったので、
赤ちゃんの泣き声も深夜のアンサンブルとして響き渡ります。

そんな中で、私は全く眠れず
痛い痛いと小声で唸りつつ、朝を迎えました。

個室だったら、構わずデカい声で痛いと言えたのにな。。。

この日は叶わず。

術後0.5日目は終わります。

一読していただきありがとうございました🤲

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