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彼女がコソコソと何かを見ていたので問い詰めてみた


○○:ねぇ、さく? 何してるの?


さくら:な、何も無いよっ…!!
変な事なんて何もしてないからっ…!!


何かやっていたという事を
自白しているようなキョドり具合


彼女は嘘をつくことが出来ないので
いつも隠してることが分かりやすいのだ。


前も俺が買った数量限定デザートが無くなったので


○○:さく、俺のデザート食べたでしょ?


と言ったら


さくら:さ、さく知らないもんっ…!!
上に乗ってたいちご凄い美味しかったとか知らないっ!



自分から罪を認めている言動をしていた。



だから今回もさくは何か変な事を一人でしていたらしい


俺は何をしていたか問い詰めることに。


○○:さっきスマホ急いで隠してたけどなんか見てたの?


さくら:み、見てない!さく何もわかんないっ!


子供みたいな誤魔化し方をするが逃がすつもりはない


○○:どういう系の動画見てたの?
もしかして…カッコイイ男の人の動画とか?


さくら:違うよ!!
さく…○○が1番好きだもんっ…!!




顔を真っ赤にして言うものだから
こっちもなんだか体温が上がってしまう……


○○:じ…じゃあなんの動画見てたの?


さくら: …普通のクリエイターさんの動画だよ?


うん。


この顔は完璧に嘘をついている顔だ。


だがわざとさくの大根芝居に乗ってみる


○○:さくが見たとしたらあの"千葉魂"さんの動画?


さくら:そ…そうそうっ!! 


○○:さく以外と心霊系好きだもんね〜
今日の心霊スポットの動画見てたの?


さくら:うんっ!!




誤魔化せたと思ってるさくはニンマリ笑顔を浮かべる


だが甘い。


今日動画なんて上がっていない。


まんまと罠にハマったことも気づかず
さくは笑顔でこっちを見てくる


○○:それにさー!今日も総長可愛かったなぁ
物音しただけでビクってして涙目になっちゃってね!


さくら:うんっ!さくもそう思うっ!




そろそろ詰めるか……


○○:さく?

さくら:ん?どうしたの?


○○:今日動画なんて投稿されてなかったよ?


さくら:へ…へっ…!?


○○:本当は見てないでしょ?
他の何をコソコソ見てたのかなぁ〜?


さくら:あ…あはは……


○○:もう逃がさないからね?


さくを後ろのベッドに押し倒す。


○○:さぁ…白状するまでずっとこのままだよ…?


俺はさくとの顔の距離をぐっと近づける。


さくら:ううっ…恥ずかしいよぉ……




さくは照れて、俺から顔を逸らす。


だが逃がしはしない……


ほっぺをムギュっと優しくつまみ、再び顔を合わさせる


さくら:あぅぅ…許してぇっ……


○○:さくが言うまでずっとこのままだよ?


さくら:うう…言いたくない…けど離してよぉぉ…!


さくがバタバタと抵抗をする。

華奢な体をしているせいかもしれないが
あまり本気で離れようとしていないような…?


○○:じゃあ…1分毎に罰ゲームしちゃおうかな?


さくら:ば、罰ゲーム…?



首をこてんと倒すさくら。相変わらず可愛い。



○○:はい、1分経ったから罰ゲームね…?


俺はさくの首元を少し甘噛みする……


さくら:ひゃぁっ!ま、○○…?


○○:さくが言わないから…罰ゲームだよ?


さくら:こ、こんなのぉ…恥ずかしいっ……



……あれ?ちょっとニヤついてないか?


○○:じゃあ次はキスマークでも付けちゃおうかな…?


さくら:だ…だめぇ……


口で否定してる割にはあんまり抵抗しないな?


○○:はいじゃあ罰ゲームね。


上手く服で隠れない位置にキスマークを付ける


さくら:え…えへへ……ダメだよこんなのっ……


○○:さく、もしかしてわざと罰ゲーム受けてる?


さくら:そ、そんな事ないっ!!
ちゃんと嫌だもん!!  されたくないもん!!!


○○:ふーん。じゃあやめちゃおうかな?


さくら:えっ…やめちゃうの…?


○○:あれ?嫌がってたんじゃないの?


ニヤニヤとさくらを見つめると再び顔を真っ赤に。



さくら:ううっ…○○こそっ!
なんでそんなにさくが見てたやつ気にしてるのっ…!?

○○:そりゃさくの事大好きだからじゃん。

さくら:え、えっ…!?


○○:俺以外の男と親しく連絡してたとしたら悲しいし…
カッコイイ男を見てたとしても寂しいもん…

 
さくら:さ…さくが好きなのは本当に○○だけっ…!
ずっと大好きだから浮気なんて絶対しないっ…!!


こ、こんなに真面目に言われると恥ずかしいな…


○○:ほ、ほら俺も言ったんだからさくも教えてよ!
コソコソ隠れて何をしてたのかな?


さくは観念したようで……


大きく深呼吸をして俺の問いに答えようとしていた。



さくら: …ちな動画です……

ボソッとした声で言ったためちょっとしか聞こえない。


○○:え?なんて言ったの?


さくら:え……ちな動画……


○○:えっ?


さくら:だ、だからっ!!え…えっちな動画だってばっ!!


○○: …えっ?


さくら:まだ聞こえなかったの…?
もう恥ずかしいから言わせないで…だからえっ……


○○:い、いや…聞こえてはいたんだけど…
予想外の答えすぎて言葉が出なかった……



顔を隠そうとしつつ、こちらを軽く睨んでくるさく。


まぁ…そりゃあ俺もその…


そういうの見てるのがバレたら恥ずかしいし……



○○:どういうやつ見てたの…?


さくは先程と違い大人しくスマホ画面を見せてきた。


○○:Sな彼氏が私を……
あっ…そういうこと…?


タイトルを見て全てを察した。


さっき罰ゲームを喜んでいたのはそういう事だったのか…


さくら:ま、○○…乱暴だけはやだからねっ……


潤んだ瞳でこっちを見てくるさく。



○○:ちょっと約束は出来ないかも……?


さくら:○○…バカぁっ…!



なぜか2人はいつもより就寝する時間が遅かったみたいです……


END







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