孤独のこと

孤独とむきあってみる

いわれてみれば
苦しみ　かなしみ　さみしさは
孤独が根元にあるような気がする・・

孤独は死ぬまでなくならない

死ぬときまでずっと一緒なんだと思う

孤独はどこまでも深いから
まともに向き合うと
のみこまれて戻ってこれなくなりそう

だからわたしの場合、
テレビを見たり仕事をして人と関わったりして
孤独を感じないようにしているんだ

深い穴におちていかないように
ふたをして紛らわせてる

孤独はさみしい　こわい

いったん孤独を感じはじめると
黒い鉄玉をつけられたみたいで
身体がおもたい
心もおもたくなる

みうごきできなくなる

でもそこから
なんとか自分の意志をふるいたたせて
立ち上がってみる

トイレに行くでも
お風呂に入るでもなんでもいい

次の一歩をふみだすことで
いつのまにか
黒い鉄玉もはずれ孤独がとおのいている

こんなふうに
孤独にうもれて
はい上がっては遠ざけ　はい上がっては遠ざけを
くりかえしていくのかな・・

孤独はなくならない

家族がいても
一人であっても
死ぬまで孤独はついてくる

９０歳を過ぎた患者さんが受診にくる

趣味を楽しんで
９０歳を過ぎてるようにはみえない

一人になったとき
彼女たちも孤独なのかもしれない
さみしいのかもしれない

でもきっと孤独との付き合い方が
上手なんだと思う

これからもちょくちょく出くわす孤独
何百回　何千回　何兆億回・・
そのたびに
孤独を感じて　感じるしかないのだろう

そのうち
さみしい　こわい孤独は
表情を変えるのかもしれない

はたまた慣れてしまって
ついには愛おしくなるのかもしれない

今のわたしの孤独のむきあい方は

ただ静かに迎え入れ
感じる・・

ただこれだけ

そして落ちすぎてしまわないように

気分を上げるユーチューブを準備し
血糖値も上げるチョコレートを常備しておくこと

これくらいの準備しかできない

孤独ちゃん、
いつかあなたと仲良しになれるときが
来るのでしょーか