我慢してても毎月赤字?我が家が2か月で黒字転換したわけ

夫の給料日が近づくと、やらなきゃいけないのが家計の管理。毎月ため息をつきながら電卓をたたいている財務大臣(家庭内)は多いはず。
わたしもそのひとり。でも現在、手のかかる乳幼児2人と小学生を育てていて、めんどくさいことはできるだけ端折りたい。当然、ものすごく時間を要する家計簿はサボり気味でした。

それでも出費の内容を把握しなきゃと思い、使っていたのがクレジットカード。利用明細を見れば、何を買ったかだいたいわかります。それにポイント還元率も馬鹿にできません。

しかし、いかんせん、クレジットカードは気が抜けない。簡単に買えちゃんです。パンもノートも。
どんぶり勘定だと、あっっっっっという間に使いすぎます。贅沢なんてしてないはず。せいぜい、1週間に1種類の果物を買ってる程度。なのに毎月、赤字。切り詰めているつもりなのに、なんでこんなにお金がないんだ?私自身は長年お小遣いが捻出できないほどで、洋服を買うのも、なかなかできない有様でした。

最初は低収入のせいだと思っていました。なので仕事時間を増やしてみたのですが、違うんです。働きに出ると、出費も増えるんです。お弁当やガソリン代やら。さらに、『保育園のお遊戯会で使う服』『残業による延長保育代』『病児保育室代』etc...。ふいに必要となる支出ばかり増えました。
しかも忙しくなると、月末にWEBサイトで明細チェックする暇すら、とれません。仕事と家事育児が終わったあとは、倒れこむように寝てしまいます。当然、家計簿は進まない。
夫婦二人だけで生活していたときは、生活費は暗算で把握できていました。「ちゃんとしなきゃ…」そんな、自己嫌悪と焦りで、イライラばかりしていました。

一念発起してとりかかったのが、家計に対する出費の理想値を知ること。え?そんなのすでにやってる?
そうですよね。世のしっかり者の財務大臣たちはやっていると思います。でも、理想値って、現実的じゃないと思いませんか?

だって、食費の理想値、収入の15%程度ですよ(子供の人数によって変動します)。我が家の収入に当てはめると4万5千円程度なんです。お米を含めると、簡単にオーバーしちゃいます。子供2人と夫のお弁当代を含めるとなおさら。昨今の野菜は高いんだぞ!
日用品の理想値なんて、2%!おむつや化粧水など、必要最低限でもその3倍ちかくかかっています。さらに車が必須な家庭だと、もっと大変。日本の物価のせいかしら、無理~!

そう思ってました。でもやらないわけにいきません。ウシジマくんの登場人物たちのような末路にはなりたくない。

まずは自分の家専用の予算案を組みました。我が家は私が自営業。仕事にかかる経費もあります。そこも含めて生活予算を振り分けたんです。

次に、予算と項目ごとにクレジットカードを使い分けました。
日用品はAカード。食費はBカード、といった具合です。ガソリンは、Cカードで、金額設定してから給油。また、食費と日用品などの毎月微妙に変動する項目はデビットカードを各種作成しました。毎回買い物のたびに残高確認できるので、金額を把握しやすいです。デビットカードの中には連動しているクレジットカードからチャージできるものもあるので、手元にお金がないけど節約も考えたい人でも取り入れやすい方法です。クレジットカード同様にポイントがつくものもあるんですよ。へそくりを作るのにとっても便利。

これだけで、約2か月で赤字を脱却。どんぶり勘定時代では、週に1万円以下としていた食費。カードの使用状況を改めて把握すると、いつの間にかオーバーしていました。さらに、食品の宅配などの金額が把握しきれていなかったため、さらに使いすぎの原因となっていました。
原因を把握して、使用状況をリアルタイムで把握するだけで、夫婦二人で同額のお小遣いが捻出できるように!ずっと気になっていた習い事に参加できるようになりました。

そして、さらに家計管理アプリ。クレジットカードもネットバンクも、全部まとめて管理できる某アプリです。
クレジットカードのWEBサイトに行かなくても、今月の使用額を把握できます。クレジットカードの内容も、一つ一つ項目わけしてくれます。Amazonと連動してくこともできます。洗剤を買ったら、日用品扱いに。ペットフードを買ったらペット用品に。ここまで完璧な家計簿アプリはないと思いました。
しかも支出の割合を円グラフにしてくれます。支出の割合が一目でわかるから便利!

ただし、反映はクレジットカードを経由するので、デビットカードほどの即反映はできません。

それでもこのアプリが有能なのは、カードを1つにまとめることができること。ポイントをガンガン貯めることができます。

スマホ一つで管理できるんだから、いい時代だなぁ。結婚当初からこのアプリたちがいれば…もっと貯金あったかな。いや、これから頑張ろう。

なんてことない管理術ですよね。でもだからこそ!新米財務大臣もズボラ財務大臣も、今すぐマネできる!貯金を考えている誰かの参考になれば幸いです。

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