CoC7版でマーシャルアーツがなくなった。大丈夫! ダメージを叩きだす方法は沢山あるよ!
はじめに
マーシャルアーツ、それはCoC6版の素手で高ダメージが叩き出せるロマン技能です。
6版でショットガンを使えば、1ラウンドでマーシャルアーツ以上のダメージを2回叩き出すことができますし、連射武器を使い上振れると凄まじい攻撃回数になり、ダイナマイトなら広範囲に高ダメージを与えることができます。
それでも、素手で高ダメージを叩き出すのは爽快感があると感じる人はいるでしょう。「7版はマーシャルアーツがなくなって現代日本だとダメージが出せない」と嘆いている人にむけて、7版において銃と爆発物以外で高いダメージを叩きだす方法を羅列します。
近接戦闘が全体的に使いやすくなった
7版では近接戦闘が全体的に使いやすくなりました。それぞれの技能で対応できる武器の幅が広くなりました。例えば、近接戦闘(格闘)ならば、素手、ナイフ、鈍器に対応しています(ルールブック401ページ参照)。
また、近接戦闘では後述する戦闘マヌーバーを使えたり、敵の近接戦闘に対して応戦(ルールブック99ページ参照)という、カウンター攻撃を仕掛けることができます。
7版は近接戦闘の対応力が高くなっています。
イクストリームを出すと最大ダメージになる
7版は攻撃のダイス・ロールでイクストリームを出すと、ダメージ算出のダイス・ロールで出る最大値のダメージを与えます(ルールブック99ページ参照)。貫通なら、更にダメージ量が上がます。
上記の仕様で、6版よりも全体的なダメージ量が増えました。
複数人で攻撃をしたらボーナス・ダイスが乗る
7版は1ラウンドに攻撃対象の持つ「攻撃回数」より多い数の近接攻撃をするとボーナス・ダイスが乗る数的不利(ルールブック104ページ参照)という仕様があります。
1ラウンドに2回攻撃できる敵に対して、1ラウンド1回できる探索者が3人で囲んで攻撃すれば、3人目の攻撃にボーナス・ダイスが乗ります。
数的不利のおかげで攻撃の命中率が上がるのはもちろんのこと、前述のイクストリームダメージを狙いやすくなります。
戦闘マヌーバーで封殺する
7版はあらゆる近接戦闘技能で、戦闘マヌーバーができます(ルールブック101ページ参照)。戦闘マヌーバーでは、6版における〈組み付き〉のようなことができます。
状況によりますが、対人戦闘で敵が少数の場合に戦闘マヌーバーで敵に組み付くと、そのまま封殺することも可能です。
敵を不意打ちしやすくなった
7版は〈隠密〉という、6版の〈隠れる〉と〈忍び歩き〉を統合したような技能があります。また、先制の一撃(ルールブック102ページ参照)という、敵を不意打ちしたときの処理が記載しています。
〈隠密〉などを駆使して、「先制の一撃」を決めることができれば、一方的に高いダメージを与えるチャンスとなるでしょう。
さまざまな手法でダメージを与えることができる
現代日本では、自動車、電気、化学薬品、炎などのさまざま方法でダメージを与えることが可能です。
ルールブック120ページには通常の武器以外のダメージを記載した表があり、ルールブック125ページには、毒のダメージの例があります。
〈科学(薬学)〉〈機械修理〉〈電気修理〉など、戦闘技能がなくても、トラップを作ってダメージを与えればいいです。
現代日本らしく、趣向を凝らしてダメージを与えましょう。
おわりに
マーシャルアーツがなくなったのは残念ですが、7版ではダメージを与える方法が増えました。武器を使い地形や状況を活かし、泥臭く戦うことができます。敵に突っ込んで蹴り倒すだけがCoCではありません。
探索者みんなが作戦を立てて、それぞれの技能が活躍すると楽しいですね。
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