【CoC7】ビブリオテーク13 おすすめシナリオ紹介【新規シナリオ編】
はじめに
新クトゥルフ神話TRPG公式シナリオ集、『ビブリオテーク13』を筆者は一通り遊びました。
『ビブリオテーク13』には6本の新規シナリオが掲載されており、どれも面白かったです。その中でも特に面白かった「惑ふ諸島」と「カートゥーン・リアニメーション」の紹介をします!
この記事には核心的なネタバレはありませんが、シナリオのトーンが伝わるように紹介をしています。シナリオの要素を一切見ずにプレイしたい人は、この記事を読まないでください。
惑ふ諸島
■ あらすじ
探索者は金持ちの御曹司である「望月 長通」から、『惑ふ諸島』という、1冊の奇書の解読を依頼される。
『惑ふ諸島』を読み解くうちに、探索者は禁断の知識に触れ、不可思議な体験をする。
■ 見どころ
プレイヤーとキーパー、1対1でプレイするシナリオです。独特な雰囲気や一風変わったNPCとのやり取りを楽しめます。
探索者が1人だからこそ、魔道書がもたらす恐怖をじっくりと味わえます。魔道書の解読ルールや、7版の新要素を分かりやすく学べるシナリオでもあります。
カートゥーン・リアニメーション
■ あらすじ
舞台は1929年アメリカ、カリフォルニア州バーバンク(多数の映画・アニメスタジオが存在する)。
探索者は「業界に新しい風を吹かせる」と謳い文句の長編アニメーション「ラビット」の試写会へ参加する。
試写会の最中に、アニメーションから飛び出す、コミカルで、恐ろしいキャラクターと遭遇する!!!
■ 見どころ
日本公式シナリオに新しい風を吹かせた意欲作です!
現実世界がアニメのキャラクターに侵食されていく描写はぶっ飛んでいますが、納得感があります。なぜなら、1929年アメリカという、アニメが台頭しつつある時代・舞台を活かしており、描写がとてもコミカルだからです。
映画・アニメに関する情報が満載で雰囲気を楽しめる探索パート、アニメのキャラクターが徐々に現実に侵食していくハラハラドキドキのイベント、アニメのキャラクター相手だからこその独特な解決法と、独特な要素を楽しめます。
その他シナリオ
ほかのシナリオも、それぞれ何かしら良いところがあって面白いです。
あらすじと魅力を紹介していきます!
必ず戻るから
ホテル内で次々と怪異が起き、たった一人の探索者が友人を救うために勇気を振りしぼって捜索をする。
短時間で遊べ、恐怖のイベントが畳み掛ける!
塗仏
友人の相談を受け、2人の探索者は登山道に向かうことになり、探索者たちには呪いが降りかかる。
探索者が2人で遊ぶからこそのギミックが詰め込まれている挑戦作!
灰色の狗
探索者は安否の分からない友人の安否を確認するために、彼女のアパートに向かう。そこには灰色にきらめく「何か」がいて、友人たちを脅かすのであった。事件の鍵はARアプリにあるようだ。
ARアプリやネット文化、日本の歴史と、現代日本らしさを感じられるシナリオ! NPCが面白い奴が多いのも特徴的!
三つのお願い
探索者は「竹屋敷」と呼ばれる豪邸に住む資産家から、奇妙な三つのお願いを依頼させる。
少人数で三日間、三つのお願いを叶えるために奔走する、背景やイベントが楽しい非線形シナリオ!
おわりに
ビブリオテーク13はバライティ豊かで短時間で遊べ、キーパーがやりやすいシナリオが揃っている、素晴らしいソースブックです。13本のなかで、あなたが惹かれるシナリオが見つかるはずです!
この記事を読んで、ビブリオテーク13に興味をもっていただけると幸いです。
下記の記事で、既存シナリオの紹介も行っております。