最後の最期は笑っていたい。後編
高校生になった私は、正直家のことが何もできない人間だった。だけど
引きこもりだった自分から脱却した。
要するに「陽キャ」になった。
授業前に髪の毛を染めて、夏だったからドライヤーもなくトイレで髪の毛を洗ってみたりした。
学校のドアを外して遊んだりもした。
学校は普通科と同じく使うために、元に戻したのだけれど。
その時に私は「男遊び」に手を出した。
タイミングよく、母親は男遊びが大好きで、出会い系をよくやっていたから、やってみようという好奇心だった。
やり捨てなんて当たり前だったから、愛情なんてなく、ただ遊んで車の中でSEXするだけだった。
その時の私の病名は「境界性人格障害」だった。
男依存に走る傾向がある病気らしい。
そんなことも知らず、男を漁る日々。
彼氏もいた。それなりに愛していたはずだけど、短命の恋だった。
そんな、高校人生だった。
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