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難しくなく、誰でもどこでもできる、家族をひらく方法、ってなんだろう

昨日はPIECESのいぶきさんと一緒にクロストークをFBとtwitterで配信して行った。

題名は

家族を開いて支え合う 子どもと寄り添う 優しいつながりの作り方

だ。


反省点


機械設置などもすべてPIECESさん側がやってくれていたのだが、何回か配信されていた経験を伺って、wifiなどもすべて事足りるものだと思いこんでいたこと。部屋を確保してもらっていた場所の電波が不調だったようで、一部途切れてしまっていた。
同じ主催者として申し訳なかった。見に来てくださって聞きにくかった皆さん、すみません。(次からはいつもの準備と違う点はあるか、なども含めて事前に確認しよう。)

実は初めて、お互いにじっくり語った時間だったこと


いぶきさんのお話をじっくり聞くのは、実は初めてだった。色んなイベントでの投稿などを見ることはあるし、勉強会でも顔を合わせる。でも本当に忙しいいぶきさんは、いつも先に行ってしまう、笑。たいてい夜の会だと私が子どもの関係で先に帰る。いつもすれ違いだ。


話しながら、問をもらいながら、今まであまり話したことのない原体験を思い出した。


① 大学時代に家庭教師をしながら、他人の家の子どもと家族の関係を知ったこと

これは家庭教師をしながら、こどもの家族への不満をよく聞いていた体験だ。家庭教師とは言いつつ、半分以上は子どもの悩みを聞き、学校の不満を聞くなんてことはザラだ。(もちろん受験生の追い込みなど、ほぼ100%勉強しているときもある)
どうして子どもはこういうふうに思うんだろう?歪んで認識しているのはなんだろう?と無意識に思うことがあって、自分の解釈なしに聞くことをこ 
ころがけていた気がする。(というより、いぶきさんに解釈無しで聞いてますね〜と言われて初めてそう思っただけかも。)

家族や近しいい人だからこそ、相手を思いやる気持ちもあって、愚痴れないんだよねと。当時も思ってたけど、今もめちゃくちゃ思う。


② 家族のあり方は本当に様々で、他の家庭を見る機会は本当に少ないことに気づいたこと

家庭内の「ふつう」ってどこまで普通やねん、って話。

ある派遣されていた先の家の話を紹介する。

毎回、その家では大きな物置小屋?みたいなところに案内され、勉強机もあって勉強していた。不思議な家だなと思っていたけど、私から質問することはなかった。初めてお手洗いを借りようとしたら、「こっちのスリッパを使ってください」と2つあるうちの一つを指定された。

数回家庭教師に通っていたら、数学の教科書がない、と教え子は言う日があった。「2階においてきてしまった。」というので、待ってるから取っておいで〜というと、

「風呂に入らないと2階に上がれないんだ。汚いから。」という。

焦って、「そっか、お風呂行かないと上に行けないんだね−。みんなそうなの?」と聞くと、「うん」と。

そこでようやく気がついた。私は病原菌扱いされていたのだ。風呂に入っていない先生と会うのは、物置小屋と決まっていたようだった。トイレのスリッパもきっと、外用のスリッパだった。

教え子にとってはそれは当たり前のことだった。いい悪いではなく。

でも今思えば、もしそれを子どもだけに強要していたらどうだろうか?
家庭教師という立場を使って、もう一歩家族にもどういう感じなのか聞いてみたかったな、と今は思う。


このような体験を通して、①私は家族以外に頼ること、②他者の家に上がる機会がもっとあっていいと思っている。

① 他人だからこそ優しくできることって、この世の中にめちゃくちゃ多くないか?

特に子どもや障害者、高齢者の日常を支える場合はそう思う。24時間365日ずっと優しく関わるなんて無理だ。そんな大人を無理やり作り出さなくていい。頑張らなくていいと思う。だからこそ、他人が関わる時間がめちゃくちゃ大切だと思う。

② 家だからこそ、生活・人と人との関係性が垣間見れる。

学校や外だけではわからないことが、ありありと分かる。それは自分にも、とても大切な経験になっている。

でもこれが、シェアハウスだと、うまく行かない。というか、幅が制限されるところがある。
シェアハウスを選べる人は、ある程度日常生活に、他者を許容できる範囲が広い人だと思う。そういう生き方が本当はしたかった。

自分の両親も、夫も、きっと「シェアハウスに住みたい!」というと確実にNOというタイプである。独身なら自分の意志で住めるが、家族をもつと少なくとも家族の同意が必要だ。(もし独身で子どもなしだったら、シェアハウスに今は住みたい。)

じゃぁ、そんな機会を作りたい。家族をひらく、まではいかなくってもさ。

といのが近所deすごし隊だ。

詳細はこちらの説明会にお申し込みをいただきたい。


だいぶ長文になったので今日はここまで!


そして、最後に話は変わるが、

次のPIECESさんのイベントはあの安井飛鳥さんと。絶対ステキな会に違いない。(夜で私はいけないんだけども・・・)

弁護士×社会福祉士の飛鳥さんと(ほぼ)同列っぽくイベントを組んでもらえたことに本当に感謝している。

今後も一緒に頑張っていきたい素敵なメンバーとご一緒できて幸せな2時間でした。いぶきさん、ナツコさん、ありがとうございました!


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Aya@家族のニューノーマルを作っていく人
いつも応援ありがとうございます。サポートいただけたお金は、当事者の子どもたちとのご飯代金か、直接子どもたちに手に渡る寄付に回したいと思います。