見出し画像

今までの”漠然とした不安”を、小さな希望に変えてくれる本の紹介                   

今日はTwitterで知り合った方が、本を出されていたのでその感想と思うところを書きたいと思う。



1.最初のきっかけ



Twitter (X)のフォローのきっかけも、
確か、プロフィールが外科医の父と看護師の母、と言う書き方だったので

元夫が外科医で、私は歯科医師の母なために


「遺伝とか家族構成や考え方、働き方がちょっと似てたら、
?」と思ったのがきっかけ。


子どもの発達障害で困っているというようなトピックスが多かったのでそこも同じねーと思ってフォローしたのを覚えている。
(うちも小3の長男が、ASD ,ADHD,DCDである。)

2.発達障害の程度


イメージとしては。

そうは言っても一般的な感覚として、
外科医を選べているわけだから高学歴だし、
頭が良くてそんなに困らない発達障害なんでしょう?と
少し思っていたところもある。


でも実際に外科医ちっちさんやはっはさんが投稿してる内容を読みながら感じたのは、

「うちの子も、もう少し学年が上がったら、おんなじ事に困るかもしれない」

と思う共通点がかなり多いことに気がついた。

(それでも一般的には、うちも外科医ちっちさんのところも、知的障害を伴わない、発達障害なので、一般的には困っていない方に見えると思う)



3.なぜ、しんどいのか。何にしんどいのか。誰がしんどいのか問題。



これは親になって初めて気がついたことだが

どれだけ試行錯誤しても変わらない、全然聞いてくれない、毎日何も変わらないと言う状況が、家庭内で続くのは本当にしんどいなと思う・・・

学習性無力感とはこういうものを言うのではないかと思う。

4.学習性無力感とは

本当は公衆衛生や心理学での言葉だが、わかりやすくビジネスの場面で解説していたHPがあったのでリンクを貼る。

 専門家はこれを「学習性無力感」と呼ぶ。嫌悪すべき状況下で、自分がどれだけ行動を起こしても、いっさい変化が起きないことがわかると、人間は受け身になり、希望が持てなくなる傾向がある。状況が変化して、自分が物事をどうにかできるようになっても、その傾向は変わらない。

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 記事より


今までは

0歳から1歳、1歳から2歳とできることがどんどん増えていったのに
途中から急激に止まってしまうような感覚である。


(もちろん、大きくなっても、少しずつは変わってきているんだけどもね。)


そんな中、この本は


自分が諦めたことや、自分がしんどいなと思っていたことの中に
小さな希望のかけらがたくさんあることを再認識させてくれる本
であった。


もしかしたら一般の人からすると
やや諦めの境地になるかもしれない内容や、
とりあえず待つ!
とか、
「無くしてしまう小物は多く用意しておく!」みたいな、
「無くさない行為をやめさせるのは、諦める」というような、
他の手段で解決していることも多い。


それでも、ファクトと自分の感情と子どもの状態を分けて考えて
自分は多少楽になっているし、子どもも多少楽になっているからこれでいいよね!!と落としどころを再発見できる本であった。

自分向けに書いた読書メモはメモだらけになった。



5.たまに聞かれる「そんなのって、子育てが楽しくないのでは?」


全くそうでは無いんだ。けども・・
辛いし、しんどい瞬間の多さには、ヒーコラ言ってる。というのが本音。


何ならその子の良いところはたくさんあるし
そこにフォーカスすれば、本当にこの子と家族になれてよかったと心から思っている。


それでも、ASDだからなのか、毎日、(私にとってはほとんど)共感ポイントのないような、同じ(ような)話を聞かされるのは辛い!!

でもいい。それは家族だから、聞いてるし、流してるし、少しずつ進んでいっていると思う。



少しずつ家族を楽しみましょう。楽しめたらいいな。

いつも応援ありがとうございます。サポートいただけたお金は、当事者の子どもたちとのご飯代金か、直接子どもたちに手に渡る寄付に回したいと思います。