効果バツグン!録音練習のすすめ
こんにちは、にしじまです。
今回は嫌でもニガテを知る方法として
録音を使って練習を進める手法を紹介したいと思います。
■なぜ録音をオススメするのか
もうそろそろ飽きるんじゃないかというほどお伝えしていますが
上達への最短ルートは
自分のニガテを認識してそれを潰すこと。
でも
演奏中って同時に色んなことをこなしているので
なにが苦手なのか知ろうにも
客観的に自分の音を聴けていないことが多いんです。
だったら録音してあとで聴いてみよう!
という画期的な方法をみなさんにご提案します。
■録音ですぐわかる3つのこと
聴いてみると驚くほどの発見があります。
特にわかりやすいのはこのあたりかな?
・ピッチ(音程)
・タイムキープ(メトロノームに対してのテンポ感)
・アーティキュレーションのニュアンス
♦ピッチのズレ
録音を聴きながらピアノで同じ音を弾いたりすると
とてつもなくよくわかります。
「音程が悪い!」と注意された箇所があるなら
この練習をやるのが得策かもしれません。
♦テンポ感のズレ
レッスンをしていて
「メトロノームにあってないよ」
っとお伝えすると
「そうですか?」って表情のことが多いのですが
これもカチカチ音と一緒に録音したら…よくわかります。
♦アーティキュレーションのニュアンス違い
例えば
音はバラバラだけどパート全体でアクセント1発
みたいな楽譜だった時に
そのアクセントの強さ、鋭さ、長さ
これがみんな同じじゃないと1つの塊に聞こえないので
音の質感のすり合わせをするのにもとっても有効で
パート練習などでも大活躍します。
■録音 de 間違い探し
自分の音を聴く
ただそれだけでもとても進化できます。
でも
もっともっと最速で上手になりたいなら
自分の演奏はお手本の音源と比べてどんな違いがあるかを見つける
これを習慣づけることをお勧めします。
簡単に言うと間違い探しのようなものです。
実は上手な人の演奏って
譜面に書かれていること以外の
細かいところ(例えばブレスとか盛り上げ方とか)が
上手に聴こえる重要な要素だったりします。
あと意外な盲点としては
自分がやろうとした表現が
楽器からちゃんと伝えられているかというと
そうではないことも多いです。
楽器と自分の意思疎通を図る手段としても
録音は最適です。
■録音を聴くのが恥ずかしいあなたへ
自分の演奏を聴くのは恥ずかしい。
そんな方も多いことでしょう。
でもよーく考えてみてください…
その「恥ずかしい音」を
お客さんの前で演奏しているんだとしたら…
もっと恥ずかしいのかもしれませんよ…
■まとめ
わざわざ機材を手に入れなくても
今のスマホは高性能なので
それなりに録音できますし
もっと性能を求めたくなったら
購入を検討するという順序でよいと思います。
録音自体のハードルはそんなに高くないので
気軽に挑戦してみてください◎
次回(6月9日配信予定)は
モノマネで技を盗む
というお話をしようと思います。