上手な演奏から技を盗む極意
こんにちは。にしじまです。
今回は参考にするお手本の選び方と、どんな風に聴いて参考にするか
について解説します。
顧問の先生や講師に「上手な演奏を聴きなさい」
と言われたことはありませんか?
特に言われたことのない人もお手本は練習最強アイテムなのでぜひ参考に◎
■お手本を知らないと練習の難易度MAXな件
たとえば。
今から自分の似顔絵を描いてください。
鏡を見てはいけません。
といわれたら、描けますか?
おそらく毎日見ているはずなのに相当難しくないですか?
実はこれ、楽器演奏も同じで
比較する対象(お手本)がないと練習はサクサクと進みません。
なので、曲を演奏するようになったら
ぜひ参考にするCDや映像を探したり
演奏会へ足を運んで、お手本とはどんな音か知りましょう。
■お手本の選考基準
憧れているプレイヤーさんがいらっしゃる場合は
その方の演奏をお手本にするのもOKです
「何が良くて何が悪いのかよくわからない」という方は
上手な演奏を真似するのがよいでしょう。
上手な演奏という定義はまた難しいですが
・有名なプロ奏者の演奏(名演奏と表記されている物がわかりやすいかも)
・プロオーケストラ/プロ吹奏楽団
・コンクールで金賞を取った演奏
・課題曲クリニックDVD
ざっくりこの辺りが調べて探しやすいと思います。
■聴くときのポイント
「すごいな!」「かっこいいな!」「感動した!」
と思ったポイントを分析してみましょう。
こんなかんじ↓↓
・音量差(ダイナミクスレンジ)が大きかった
・音の処理の仕方が繊細だった
・音色が魅力的だった
・ハーモニーのバランスが均一だった
かっこいいな!とかすごいな!と思うポイントは
人それぞれ違います。
でも、このいいな!と思うポイントって
実は自分がまだできていないことだったりします◎
■上手な演奏を聴いてほしい理由
結論からいうと
どのジャンルを演るにしろ
まず最初は本家を知る必要があるのではないかと思っています。
「芸術は模倣」と言われたりしますが
私の経験で感じたことをすこしお話しすると
クラシック色の強めな現場では
昔から受け継がれてきた美しさを
再現率高く表現していく、といいますか
大胆なオリジナリティはあまり求められていないのかな
という体感があります。(あくまでにしじまの見解です。)
もちろんそれがすべてではないし
POPSやJAZZ現場などでよく遭遇する「芸術は爆発」な側面もありますが
とはいっても爆発させたり、変形させるためには
元素材がないとできないのではないかと思うわけです。
■オリジナリティを出す前に…
「オリジナリティが出なくなるから聴きたくない」
という方がたまーにいるのですが
バッサリ切っちゃうと
本家の完コピができるようになってから言いましょう。
完コピ…
そう易々とできたらみんな上達に苦労しいてません…
■まとめ
最近ではyoutubeやネット環境の普及で
気軽に音楽や動画を楽しみやすい世界になったので
楽しんだり、お勉強するには最強の時代だと思います
ぜひ上手に利用して自分の力にしていきましょう!
(違法行為はダメぜったい!)
次回(6月16日)は
自由自在に表現できるようになるための前準備
空でも吹けるための暗譜の攻略方法
についてお話をしようと思います。