まさかまさかの産院転院②
引き続き、通常の妊婦健診。
こちらのクリニックは、主治医制ではなく、毎回先生が変わります。その日最初に受ける助産師外来で先生を選べるので、気に入った先生の曜日に予約しておき、助産師外来で指名すれば、同じ先生で受診も出来ます。私の場合、4Dの予約が取れる日という縛りがあるので、先生は基本指名しませんでしたが、この日は、前回の健診でとても雰囲気の良かった先生がおられ、指名。にも関わらず、急にその先生でないと担当できない無痛分娩のお産が始まったので1時間ほど待つと言われ、じゃあ誰でも良いと伝えた所、普段は大学病院にお勤めの非常勤の先生が担当になりました。
4Dで元気な子供の姿を確認していた事から、何の不安もないまま内診へ。なのに、エコーを見た先生から、あれ?という雰囲気が。
「胎盤位置が明らかに低い。これまで健診で指摘は受けてこなかったのか?」
へ?なにそれ初耳。は?
今回まで指摘を受けてないと話すと、あり得ない、考えられないという雰囲気の先生。
そしてエコーが終わって先生からの説明。
「前置胎盤です。細かくは、胎盤が子宮口まで来ていて、子宮口にはかかっていない、辺縁前置胎盤。ハイリスク妊娠です。早産になる可能性が高いが、未熟児で産まれてしまった場合、この産院では面倒が見れず、NICUに搬送になります。NICUがある病院への転院を勧めます。ただ、後期目前だし、コロナの事もあるので、転院を受け入れてくれる病院ばかりではないかもしれない。」との事でした。
はぁ~!?!?聞いてない!!!危険!?ここで産めないの!?
とりあえずもう一度、うちの産院できちんと確認したいので、再来週の次の健診も、普段通ってる近所のクリニックではなく、ここに健診に来てくださいとの事。
終了後からとにかく検索。出血が続くと危険で、基本帝王切開。早産や大量出血に備えるために、8ヶ月半ば位から管理入院するケースも多い。
私は働いており、出産前から産休を取得するつもりでした。この産休は、お腹の赤ちゃんが1人だけの場合、法律上は9ヶ月の半ばから取得出来ますが、私は有休を足して、9ヶ月の頭から取得予定でした。でもそれであっても、管理入院に間に合わないかもしれないのです。
その日はどうしようかとなって一旦帰宅しました。
今思えば、4Dエコーで頬の隣に胎盤が有ったのは、胎盤位置が低かった為かもしれません。その頃には中の人は既に頭を下にしており、正常な位置に胎盤があれば、顔よりは上に来ていたのではないかと思われます。でも、すりすりしてる感じ、とってもかわいくて、その時のエコー写真は今でもお気に入りです。
(続く)