彼と私とカノジョと🔺

「音声配信アプリで出逢った彼との過去」を振り返りながら、備忘録に残しています。

ビデオ通話はいつしか3人の恒例の会議になっていった。
行われるのは大体夜中。それぞれ好きな飲み物やおやつを用意して他愛もない話に時間を費やした。スマホの前に3人が集まる。
楽しくて楽しくて仕方がなかった。

不思議と真面目な話の時は声だけの通話だった。
それ以外で3人のビデオ通話にはいつも笑いが絶えなかった。愛もたくさん溢れている。
音声配信アプリから抜けた3人の時間。
もちろんそれぞれが配信者だったので、アプリ配信も時間を作っては各々配信してもいた。

そんな7月、彼が恋していた女の子の話も聞かされていたので、レイラと私はその恋愛事情も見届けていた。その頃の私はｲｹﾅｲ恋愛を止め、仕事場から家にまっすぐ帰って配信アプリを開くことが何よりも楽しみになっていた。

朝昼夜問わず私は配信もした。
睡眠不足になり普段の仕事中、初めて眠気に襲われてしまったこともあった。

これじゃいけないなぁ…
スタイルの見直しを考え始めた私。

でもその頃はもう梅雨も明けていて、暑い夏が始まる8月を迎えようとしていた…