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心花見(こころはなみ)
心花見(こころはなみ)
意味
桜の木がない環境や状況においても、工夫や創意を凝らして花見を楽しむこと。物理的に花がない場合でも、心の中で花を楽しむこと。
使用例
・彼は桜が咲かない地域に住んでいるが、毎年れんげ畑で心花見を楽しんでいる。
・桜がない庭でも、心花見を通じて季節の移り変わりを感じることができる。
類義語
・工夫花見(くふうはなみ)
・代替花見(だいたいはなみ)
エピソード
鹿児島県伊佐市の100歳のおじいさんの言葉に由来する。彼の家の近くには桜の木がなかったが、春先に田んぼに咲き乱れるれんげの花が美しかった。おじいさんは一人で近くの丘に走って上り、上かられんげの花を見ることが彼の花見であった。このエピソードから、「心花見」という所作が生まれ、桜がない環境でも工夫して花見を楽しむことの象徴となった。