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アールブリュットとの狭間で②
アールブリュットの自身の個展が昨日終わった。ご芳名帳には265名のご記帳、書かれない方も含めて300人以上の方に絵をご覧いただいた。
私が主催だから、自分が主役?、という立場にいささか慣れず。
世の中には障害に理解がまだない場合もあれば、理解しようとしてくれている人もいる。
アールブリュットとは、美術教育を受けていない、障害者やアウトサイダーなどなどのアート。
私は精神障害者としてのアートである。
今回の個展にギリギリに間に合わせて描いた絵の中に20年以上お世話になった精神病院の主治医の肖像画がある。今ちょうど、仕事前に通院で精神病院の待合室にいる。相変わらず2時間以上待っている、というか待たせて頂いている。主治医はこの3月で退職される。私の思いと主治医への敬意を払い描いた絵で、昨年の6月から描いていて、半年後完成したのである。
私の病名は、今の主治医になってからは統合失調感情障害、その後に双極性障害の躁が強い方となった。それまでは遡ると病名がつかない期間や、パニック障害や統合失調症となっていた。
今は区役所の契約社員のような、会計年度任用職員として障害枠で働いている。4年目に入る。地域振興課というところで、窓口や電話応対やら、その他色々とやっている。横浜市である。
働きながら、絵を描いて、個展までこぎつけたのは本当に有り難い。
また、このアールブリュットという展示を通して、精神障害により理解がある世の中が来てほしい。
今日は外来で名前が呼ばれたら主治医にこの絵、肖像画をプレゼントする。
主治医はどんな思いで受け取ってくれるだろうか。そろそろ呼ばれそうだ。
まだまだ、続きを後ほどに