「手当て」
ぶつけて剝がれかけた足の爪のメンテも兼ねてフットケアサロンに行ってきました。下手に触ると恐ろしいのでこういう時はプロにお任せするのが一番です。
今日行ったサロンは普通のリフレサロンではなく、巻き爪や肥厚爪、タコや魚の目などの対応もしてくれる総合的なメンテナンスサロンです。なんと、スタッフ全員看護師さん。
病棟勤務の経験からこういったサロンを作りたいと思われたそうで、納得の施術でした。
私は、病院に良く通いますので外科的処置や新薬なども信じています。それは、薬や術式などそのものというより、それを処置し、処方してくれるお医者様や薬剤師さんを信頼してのことです。
結局は「人」だと思うのです。
手当て、という言葉があります。元々は人の手を当て、さすったりすることで苦痛を和らげるというところからきた言葉だそうです。日本語特有の言葉だなあと思うのですよ。
腰が痛かったり、お尻が痛かったりで整形外科ではなく整骨院を選択する。爪がはがれそう。巻き爪もある。だから皮膚科を選択するのではなくフットケアサロンを選ぶ。
それは、私が人が持つ手当の力を信じているからです。ちょっと宗教じみて怖く感じられるかもしれませんが、私は人には人を癒す力があると考えています。私たちの作品を見て泣いたり笑ったり切なくなったりしてもらうように、誰かの手が誰かを癒すことはあり得ると思うのです。
最近、スキンケアにも手を出し始めました。50歳を目前にして、だからこそこれまで構ってこなかったシミが気になるようになりました。化粧水を使うときは手のひらで押し込むように。乳液は指先でやさしくマッサージしながら。
手当てが、私の肌も癒しますように。そんな願いを込めながら、今日もビタミンC誘導体配合の美容液をシミに押し込んでおります。