
フィリピンの面白い家族の特徴
先日、夫の親戚に会いに行った時のこと。夫の親戚はフィリピンのセブ島の田舎町に住んでいるのですが、そこでの経験がなかなか面白かったのでここに残しておこうと思います。
これからフィリピンに行く予定がある人や、フィリピンについて興味がある人、フィリピンの知り合いがいる人なんかにぜひ読んでもらいたい内容となっています。
では、どうぞ。
日本人の感覚とやっぱり違うなと感じた点が大きく5つ。
それぞれについてもう少しお話しします。
お手伝いさんがいる
お手伝いさんを雇っている家なんて言ったら、日本だとよっぽどのお金持ちを想像するだろうと思います。しかし、ここでお手伝いさんを雇うのはそこまでハードルが高くない(リーズナブル)なんだそうです。
夫の両親が雇っているお手伝いさんは、もう20年以上の付き合いだそうで、家族のような存在です。住み込みで働いていた時期もあったようで、お金の管理なんかもお願いするくらい、かなり信頼をおいていました。
夫と私が滞在しているアパートにも来てくれて、大量のフルーツを持ってきてくれたり、ご飯を作ってくれたり、掃除をしてくれたりと申し訳ないくらい動いてくれました。
一緒にご飯も食べたり、買い物にも行ったりもするので、お手伝いさんというよりかは、もう1人の母親みたいな存在ですね。
家族が多すぎる
私の家族は、お正月やゴールデンウィークなどの休みには、定期的に集まるようにしています。ただ、それほど大きな家族ではないので、親戚一同が頑張って集まっても12人が最高というところです。
一方、夫の家族は離れて暮らす家族が遊びに来ると言った時によくみんなで集まるようです。そして、集まった人数は、なんと22人。座る場所がないくらいでした。
なんでこんなに多いんだと不思議だったのですが、その理由は「兄弟が多い」ということでした。叔母の子供は5人兄弟、夫の父親はなんと9人兄弟です。そして、それぞれがまた子供を産むのでさらに人数が増える、といった具合です。
特に父方の家族は農業をしていたため、子供は貴重な働き手だったようです。それにしても、9人は驚きですね。日本に分けて欲しいくらいです。
お客さんがもてなす
日本の場合、誰かが遊びに来たらゲストをもてなすのが一般的な考え方かと思います。ご飯を振る舞うのは、お客さんを迎える側ですね。
しかし、フィリピンの場合は地元を離れた者は、残ったものよりも稼ぎが大きいのが一般的です。そのため、地元に帰る時は家族にご飯を振る舞うというのが一般的だそうです。
本来なら、ご飯の支度から何までゲストである私と夫がするはずでした。しかし、勝手がわからなかったため、お手伝いさんや親戚の皆さんにお願いして、料理を用意してもらうことにし、そのご飯代は私たちが払うということにしました。
これだけの人数の親戚を相手にもてなすのはかなり大変だろうなと思います。お金を払うことしかできなかった私と夫ですが、最後に日本のおみやげを渡せただけまだマシだと信じたいところです。
英会話力が高い
英語留学に人気なセブ島ですが、実際のところどうなのか気になるところかと思います。
セブ市のモールやお店では、やはり皆さん上手に英語で対応してくれます。田舎町に住む夫の親戚はどうかといいますと、、、普段はあまり使わないためか少しはずかしそうにしていましたが、やはり皆さんお上手でした。
日本のように学校で習って知識として知っているというよりかは、英語の使い方を知っているというイメージでしょうか。
特に若い世代は、発音もよく、夫との会話がネイティブ同士の会話のように聞こえました。英語は、SNSなどのコンテンツを通して日常的に触れているためだそうです。もちろん、学校でも英語は使われています。そのためか話すのは得意だが、読み書きは苦手だそうです。
セブ地方では、ビサヤ語が話されていますが、このビサヤ語以外に、フィリピンの公用語であるタガログ語、そして英語を学ぶそうです。3つの言語を習得するってどんな感覚なんでしょうね。英語もまともに話せない日本人には不思議でしょうがないです。
歌が上手い
最後はおまけですが、フィリピン人のステレオタイプといえば、「カラオケが好き」ですね。よくフィリピン人だというだけで、「カラオケ」と外国人にいじられると夫も話していました。
確かに道端でマイクを持って歌っているお兄さんがいたり、お客さん対応をしていない従業員が歌っているといった光景を目にすることはよくあります。スーパーで音楽が流れたらなんとなく口ずさみたくなる、鼻歌を歌いたくなる気持ちはよくわかるんですが、口ずさむというよりかしっかり歌っていました笑。しかもいい声で。
もちろん人によるんでしょうが、やっぱり「カラオケ好き」は本当なのかなと感じずにはいられませんでした。
ということで、フィリピンの面白い家族の特徴を5つお話ししました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。