国際カップル🇯🇵🇺🇸|時間感覚の違い
2025年に東南アジアプチ移住を計画している国際カップルです。
結婚して3年ほど経ちますが、いまだにいろんな感覚の違いに驚かされます。今回はその一つ、「時間」について。
私の常識は世界の常識・・・ではない
私は、時間は守る方(だと思っている)。もちろん遅刻をしたことが一度もないわけではないが、待ち合わせには10分はやくつくようにいつも心掛けている。もし乗るはずの電車を逃したら即連絡する。「ちょっと遅れるかも・・・」と。
もちろん日本人の中にも遅れてくる人はいる。ただそれでも10分とか、やはり約束の時間の許容範囲内。もし30分も遅れるのなら、きっと連絡がくるはず。
そんな世界で生きていた私が、夫の時間感覚に翻弄されることになるのは時間の問題だった・・・(時間だけに笑)
初デートに遅れてくる夫
初デートの日は、おそらく30分から一時間ほどは待ったと思う。私は大学の授業が終わってソワソワしながら待ち合わせ場所に行った。夫はその時家族と日本にきていたが初めての単独行動で、どの電車に乗ればいいのかわからずにいた。
約束の時間から10分経過・・・
私:「今日、本当に会えるの?」
夫:「うん、今向かってるよ。」
20分後・・・
私:「今、どこ?」
夫:「えーっと、わからない。」
私:「え?どゆこと?」
30分後・・・
私:「どうなってるの?」
夫:「あ、いま電車乗った!向かってるよ〜」
おいい!「向かってるよ」じゃねえよ!!とはね、思わないんですよね(初デートだったから♡)。でも、本当は私のこと騙して来ないんじゃないのかとは何度も思いました笑。
その後も、何度か待ち合わせをする機会がありましたが、全部待たされました。流石にちょっと怒ったかな。笑
言葉と本来の意味の違い。言葉に騙されちゃだめ!
この「向かってるよ(I'm coming.)」という言葉がくせ者。これ、意味は確かに「向かっている」なんだが、使っている人は全然向かっていない。言っていることとやっていることが違うのだ。
たとえば、ほかにも
「もうすぐ出る(I'm leaving.)」は、「もうすぐ家をでる=準備できたよ」という意味だが、実際使っている人は、「今、支度途中」なのだ。(なんならさっき起きた場合でも使ってそう。)
「もうすぐ着く(I’m almost there.)」と言われたら「今から家を出る」と思っていた方がいい。
こんな感じで1段階ずらして言ってくる。この1段階ずらしシステムは、結構後になってから知りました。しかも、夫の周りでは割と常識みたいになっていて。(よくいう、「〇〇タイム」。夫の場合は「グアムタイム」が適用されるとのこと。)
確かに、グアムに帰った時何度か夫の友人と会う機会があった。が、だれも時間通りに来なかった。私は夫がやり取りしているのを横目で見ていたのだが、夫が家をでた時に友達に「もうすぐ着く(I’m almost there.)」と送っているのを私は見た!(うそつきや!)
日本人は時間に厳しすぎ
夫が友人と会う時と私が友達と会う時には大きな違いがあります。それは、時間を決めるか決めないか。
日本人の感覚では、何時何分にどこ出会うかをあらかじめ約束し、その時間にはその場所に行くのが普通かと思います。
一方、夫の場合、約束は突然決まります。「じゃあ、30分後に〇〇で」みたいな感じ。
場所だけ決めて、準備できたら来いといったような。この30分も曖昧で、このメッセージを送った30分後に待ち合わせ場所に着けばいいのか、出発すればいいのか。(←本人に任せるっぽい。)
これが「グアムタイム」というやつなんだろうか。
国際結婚をしなければ知らなかった世界
私的には、この「時間を決めない」システムは、結構いいかもしれないなと。
時間を決めると「この時間までにいかなくちゃ」と焦って気持ちもギスギスしてしまう。
(実際、私は夫に待たされてイライラした。それは、時間を決めていたからだ!)
「テキトーにカフェで待ってるからいつでもおいで」くらいの感覚でいいのかもしれない。
そういえば、(私はオンラインで日本語の先生をしているのだが、)生徒さんと会う時はきっちりと時間を決めて会うことはあまりなかった。「この時間はたぶんこの辺にいると思うからついたら教えて〜」みたいな感じでふわっと決めておいて、それでも会えるんだからいいよな〜。
この「時間を決めないシステム」は今後私の周りにも布教していこうかと思う。
これを読んでいる方で「あっ、それいいな」と思ってくださった方もぜひ一緒に布教しましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。