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国際カップル🇯🇵🇺🇸|家族との関係

国際結婚をして3年目、東京に2人で住んでいる日米カップルです。
私の実家は関西、夫はグアムにあるんですが、毎年それぞれ2回くらいの頻度で実家に帰ります。この前は私の家族と国内旅行に行きましたし、夫の家族とは一緒にヨーロッパに行きました。今となってはかなり仲良くやっていますが、旅行をするまでになるには少し時間がかかりました。

今回は、私の家族と夫の家族についてお話しさせていただきます。

私の家族と夫

元々結婚に反対だった私の親
私の家は、少し古風な感じです。別に亭主関白とかそういうのではないけれど、決定権は基本的に父が持っていて、母はそれに従うという感じです。というより母があまり自分の意見を表に出さない。

その一方で私は、かなり自由にやらせてもらっていて、学校を選ぶ時も、留学したいって言った時も、心の中では反対なんだろうなというのは伝わっていましたが、いつも黙認してもらっていました。(そのときから、言ってもきかんやつやと思われていたんですね。でも意外と寛容で反対しながらもやらせてくれていたなんて、今思えば感謝。)

国際結婚の時も、直接的にはダメだとは言われませんでしたが、「そうか・・・。でも、言うても聞かへんしなあ。」みたいな感じで話が終わってしまいました。(私はそれをOKと受け止めたわけですが。)

しかし、夫が日本にきたその年、私が実家に帰るタイミングで会ってほしいと頼んだのですが、初めて父親に「あかん」と言われてしまいました。やっぱり会いたくないって直接言われてしまったので、結構がっかりしました。結局最初の1年は全く会えず。

私も親も大切な話をするのがめっちゃ苦手で、どうしてダメなのか、どうしたらいいのかなんて話すことはできませんでした。

初対面の母と夫
転機は、結婚2年目の春。母親が東京に遊びに行くことになったことです。
ここで初めて母に夫を紹介することができました。夫は母に会う前かなり緊張していましたが、夫は性格がめっちゃいいやつなんで母親とも割とすぐ打ち解けられました。

母親は英語とか勉強するのが好きなので(私の海外かぶれはここから)、話したら楽しそうにしていて安心しました。

これで第一関門突破。次の目標は、父親。

とにかく母親にいい印象を与えられたのがよかった。母親がゴールデンウィークに父親に会えるように説得してくれたんです。(いつもあんまし自分の意見言わへんなんて言ってすいませんでした。)

初対面の父と夫
その年のゴールデンウィークは、お酒好きな父親のためによくわからんワインを買って、実家に帰りました。家に着くと、そこには父親しかいなくて、さあ、夫よ、どうする?と思っていたんですが、

夫:「はじめまして。ワインです。どうぞ。」
父:「あっ、どうも。あっありがとう。」

ちょーぎこちない。しかもワインですって笑。緊張しすぎて名乗るの忘れてるっ!
見ていられなくて、すぐ2階に逃げましたが、今となってはおもしろい。

父親は普段は口数が少ない人で、そのあと全く話せなかったのですが、お酒が入ると饒舌になって、晩ご飯のころには少しずつ打ち解けられるようになりました。(英語がわからない父と日本語が話せない夫なので会話にはなっていませんでしたが・・・笑)

そんなこんなで、全く会ってもらえない1年を乗り越え、3年目で家族旅行に行くようにまでなりました。最初は会わないと言っていた父親も今では、夫にちょっと英語を教えてもらったりして。

国際結婚に反対する親は多いと思いますが、時間が経てば分かってもらえることもあると思います。私も最初は断られていましたし。でも、なにかきっかけを作って歩み寄っていくしかないですね。

夫の家族と私
夫の家族とは、結婚する前から何度か会っていました。というより家に泊めてもらったりもしていました。あっちの文化では、恋人を家族に紹介することに特に大きな意味はないため、特に身構えることはなかったです。初めて会った時は、謎のインタビューがありましたが・・・。(年齢とか、宗教とかを聞かれました笑)

ただ、国際結婚をして初めて夫の実家に行った時はいつもと違う気がして少し身構えました。とはいってもいつもと変わらず温かく迎えてくれる夫の家族。1年も会ってくれなかったうちの家族とは大違い。

「もう家族なんだから、お父さん、お母さんって読んでね」なんて・・・。(感動)

あっ・・・そうか、お父さん、お母さんって呼ばなあかんのか・・・。(英語なんでMomとDadですね。)

なかなか呼べないMomとDad
なんて温かいんだと感動していたのも束の間。私は、夫のご両親をMom、Dadと呼ぶことにかなりプレッシャーを感じていました。(だって、Momだなんて、言えます?母語じゃないのに、はずかしい・・・。)

結局ほとんどそう呼べずに、なんなら夫に半ば強制的にほらっ!言って!みたいな感じで最後に「Thank you… Mom…Dad…照」って言って帰りました。

夫の両親も私に言ってほしそうにしていたので、ちょっと申し訳なくて、でも照れて言えなくて。

夫はよく家族と電話で話したりします。よく隣で話していて電話を切る前に「I love you mom, dad」っていうんですね。で、隣にいる私にも振るんです。「I love you」までは言えるんですけどそこから先がなかなか言えなくて、夫が耳元で「Momっていえや」って煽ってくるわけです。笑

そんな定期的な煽りを受けて、少しずつMomとDadに慣れさせられました。笑
(今では、なんの抵抗もなく呼べるようになりましたね。私、成長。)

ということで、今回は私の家族、夫の家族についてお話しさせていただきました。家族に関しては面白いエピソードがいろいろあるのでまた書かせてもらうかもしれません。

読んでいただきありがとうございました。

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