見出し画像

国際カップル🇯🇵🇺🇸|宗教の違い

アメリカ人の夫を持つ日本人です。
今回は、国際カップルならではの宗教の違いについてお話しします。

私の夫、その家族はカトリックです。特に両親は、結構信仰熱心で、毎週日曜日は必ず教会に足を運んでいます。

一方、私は(おそらく日本人は)、「あなたの宗教は?」と聞かれたら答えられないような人間・・・。ちなみに夫の両親と初めて会った時の2つ目の質問がこれでした。「えっと・・・たぶん仏教?」みたいな答え方をした気がします笑。

↑ここは、夫が「日本人はあまり日常的に宗教なんて意識しないんだ。考え方が違うんだ。」みたいなフォローをしてくれたと記憶しています。

そんな私が、夫の家族と一緒に過ごす時の宗教的なイベントについて、感じていることをすこし紹介させてください。

よく使われる言葉「God bless you」
夫の家族のグループチャットでは、この言葉が頻繁に出てきます。日本語に訳すと「神のご加護がありますように」。誰かの誕生日の時や、なにかいつもとは違うことをする時に(旅行に行く時とか)、よくこの「Bless」が登場します。

日本人の感覚にはない、とても宗教感の強い言葉なので少し構えてしまいますが、こういうのを見るとやっぱり「異文化だ!」と感じずにはいられないですね。(おもしろい!)

ご飯を食べる前のお祈りが終わるのを待っている私
よく、海外の映画やドラマでみるご飯を食べる前にお祈りをするシーン。
あれって、ほんまにやってはるんやなあっていうのを夫の家族と初めてご飯を食べた時に知りました。

お祈りをみんなに聞こえるようにするのがお父さん。その周りで他の家族のメンバーはじっと目をつぶったり、指をテーブルの上でクロスさせてお祈りのポーズをしていたり、なんせじっとしてそれを聞いている。最後に胸の辺りで小さく十字を描きお祈り終了。

わあ、毎回これをするんは大変や。と他人事に思う私。(毎回やっているわけではない。みんなで集まって食べる時だけ。省略バージョンもある。)

これ、待っている間どうしたらいいんやろって毎回思ってしまう。とりあえず、私はお祈りが終わるまでぼーっとそれを聞いて、お祈りが終わったら小声で「いただきます」って言って食べるようにしています。

そうすると、ちょっと日本語を知っている夫のお兄さんも「いただきます」っていってくれるんですよね。これがちょっとうれしい。

日曜日の教会
夫が実家に帰る時は、わたしも教会によくついていきます。
日本の法事と違って(すくなくとも実家の宗派とは)、立ったり、座ったり、膝をついて祈ったり、讃美歌を歌ったり、寄付のお金を渡したり、パンをもらいに行ったり*、やることが多い。(そもそも法事と比べるなっ。)

自分は、どこまでやればいいんだろうかと毎回思うんですが、(そもそもついていくなよと思われるかもしれませんが、キリストは異教徒も受け入れる寛容な宗教だからいいの。)最低限同じようなアクションをするようにはしています。(パンはもらいにいきませんが。)

*このパンをもらいにいくというのは、大切な儀式の一つで、このパンとはイエスの肉、ワインは血を表しているとか。(あまり詳しくは説明できません。)

讃美歌は、大人も子供もみんなが知っていて、一斉に歌い出すところは、何回行っても感動しますね。

夫と夫の家族|信仰心の温度差
こんな感じで、食事前にお祈りをしたりと、日常のなかに宗教的なイベントがたくさん登場するので、夫の家族は確かに真面目なクリスチャンなんだと思います。

一方、夫はそれほどでもありません。夫は、日本に来てもう3年は経っていますが、一度も教会に足を運んだことはありません。ご飯を食べる前にお祈りもしません。

実家に帰った時だけ、教会に行く。というより、親に言われて仕方なく行っているようにも見える。(←私が実家に帰った時だけ仏壇に手を合わせるみたいな感覚?)

世代によって温度差があるようです。

それでも時たまに寝る前にお祈りをすることがあったり、飛行機に乗る時とかは毎回胸の前で十字架を描いたりしてて(←毎回、死ぬかもしれへんと思って飛行機に乗っている人)、ちょこちょこあっこれがクリスチャンなんだなというシーンがあります。

学校では、授業で聖書を読んだりしたそうで、私が質問するとめっちゃ真面目に答えてくれます。(反対に仏教について聞かれても全く答えられないので、毎回不思議がられます。)

ということで今回は宗教についての軽いお話しをさせていただきました。
読んでいただきありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!