国際カップル🇯🇵🇺🇸|アパートがみつからない問題
もうすぐこのアパートともさよならだ。
12月末には、このアパートを出て、海外プチ移住へと繰り出すことになる。ずっとやりたいと思っていたプチ移住。だが、このアパートを手放すと思うと少し後ろ髪を引かれる。
思えば、3年弱お世話になったこのアパート。大家さんには、よく赤飯をもらったり、夏祭りには浴衣の着付けもしていただいた。近所のタバコ屋のおばちゃんも、会ったらいつも気さくに話しかけてくれた。近所では夏は盆踊りや屋台を出したり、冬は餅つき大会など地域のイベントも多くて、特に夫は貴重な体験ができたんじゃないかなと思う。
しかし、そんな素敵なアパートに出会えるまでにかなり苦労したのも事実。
結婚生活|1Kの部屋での二人暮らしからスタート
夫が日本に来た頃、私は1Kの社宅に住んでいた。一人でも狭いこの部屋にでっかいキャリーケース2つもった夫が来てしまった。本当は夫が来る前にある程度どのあたりに住むか、目星をつける予定だったのだが、それすら決まっていなかった。
ビザの手配(夫は短期ビザから配偶者ビザに切り替えました*)や、私も正社員だったこともあって、アパート探しになかなか手が回らなかった。
*ビザの手配については、こちらで詳しく紹介しています。
国際カップル、いざアパート探しへ
アパート探し初期、そのころはネットでいろいろと検索をかけて、二人で調べてはここがいいだここがだめだと楽しくやっていた。(この時はまだ、外国人であることの大変さを知らなかった。)
いくつか目星をつけたところで不動産会社へ。なんと1件目で割と条件にあう物件の仮押さえをすることができた。審査に入る前に仮押さえのため、いくらか前払いをし、申請書を書き、あとは審査を待つだけとなった。
なんや!簡単やん!もうアパート決まったやん!ほな、帰りにちょっとどんなアパートなんか見て帰ろかあ!とワクワクしながらこれから住むであろう町の下見をしに行った。
一筋縄ではいかない、外国人のアパート探し
数日後、アパートの仮契約をした会社から突然連絡があった。
なんと審査に落ちたという・・・。審査に落ちた場合、その理由は教えてもらえない。
まじか・・・。これって、いわゆる外国人だったから問題なのでは・・・?!
もしかしたら違うかもしれない。すこし家賃の高いところだったので、新入社員の私の給料ではダメだったのかもしれない。ただ、ショックは大きかった。
その後、何件か不動産会社を回ったが、1回目の失敗をしたくなかったため、あらかじめ外国人の入居がOKかどうか聞き、OKの場合のみ内見に進むというやり方に変えた。
そうすると、もう確信に変わった。外国人だからNGという物件がこんなに多いことに・・・。
不動産屋に行く前に5、6件ほど候補を用意して向かった。アプリやウェブサイトでは、外国人入居可なのかどうかがわからないからだ。そして、担当の方に直接聞いてもらった。
するとそのなかの4、5件は外国人NG。なんとまあ。担当者に罪はない。逆に電話で確認してもらって、ダメだった時の表情をみて、すみませんってなる。ただ、電話越しの人にはっきりダメと言われていると思うと傷つく。
一度、外国人入居可の物件で、下見をしたことがあった。そこは、家賃が予算よりかなり上だったり、かなり古かったりと条件が合わなかった。
不動産屋の方には、こんなふうにも言われた。「なにか妥協しないといけないと思います。ただでさえ外国人が入居することになるので、それだけで絞られてしまいます。また、外国
人の場合は、どうしても少し高めの家賃設定にしないと見つからないと思います。」と。
そうか。私たちは選びすぎていたのか。
結構キツいことを言われ、またへこむ。
そのあと、もう一件まわることになっていたので、とりあえず家賃が高めのところを検討すると伝え、次に向かいました。
奇跡的にOKを出してくれた今のアパート
そのあと向かった不動産屋で出会ったのが今私たちが住んでいるアパート。
駅からも遠くはなく、家賃も先ほど検討すると伝えた物件よりも3万近く安い。
いやー、妥協しなくてよかった。
もともと敷金も礼金もなかったこの物件。ただ外国人は本来NGだったようで、敷金を払うことでOKとしてもらいました。(それくらいの妥協は全然OKですわ、もう。)
ということで夫がきた2月から4ヶ月たった5月に晴れて新しいアパートに引っ越すことができました。これが早いのか遅いのかはわかりませんが、少なくとも断られた件数は多かったはず。
納得のいかないことを言われたりもしましたが、無事決まったのでよしとしましょう。
さよなら、今のアパート
苦労して見つけたこのアパートとも来月はさよなら。
海外プチ移住に向けて準備を進めていかなくては。
名残惜しいですが、次のステップに進むためにも残り1ヶ月をこのアパートで楽しみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。