![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48745638/rectangle_large_type_2_ad65d144a3dc18725d7f22626668ccbc.png?width=1200)
親のエゴ? 私が子どもたちに小学校受験を経験させた理由
こんにちは、アイリス幼児教育のあやです。
我が家の子どもたちは、上の子も下の子も小学校受験を経験しました。
小学校受験というと、人によっては以下のように思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・小さいうちからそんなに勉強させてかわいそう
・詰め込み&先取り教育したって意味ないんじゃない?
・小学校受験はお金がかかるからお金持ちにしかできないことでしょ?
私自身はお受験という1つの目標のために親子で邁進する時間が大好きなので、長男だけでなくそれこそ長女が生まれた瞬間から二人目もお受験すると決めて生活してきました。
その長女は、現在国立小に在籍しています。
生まれてから国立小合格までの道のりを書いたnoteは以下よりお読みいただけます。
ちなみに長男は受験した私立小からご縁をいただいたものの、国立が第一志望であったこと、さらに受験した国立小は不合格だったために現在公立小にお世話になっています。
記事を読み進めていただく前段としてお話ししておきたい我が家の事情はこんな感じです。
ということで、早速本題である「私が子どもたちに小学校受験をさせた理由」に入っていきます。
子どもに良質な環境を与えたい
まず最初の理由は、子どもにより良い環境を与えたい親心です。
この“良い環境”については人それぞれご意見があると思います。
私が公立小に息子を通わせていて感じるのは、
・地元のお友達を作ってあげたい
・通学の負担が少ない地元の学校に通わせたい
などが主なところです。
一方、私立や国立の小学校というのは、そのためにきちんと準備をしてきたお子さんたちが集まる場所です。
私立小に子どもを通わせている別のママとお話ししていると、日々の家庭学習が当たり前の環境にいるから勉強することに抵抗がないお子さんが多いとおっしゃっており、なるほど! と思ったことがあります。
子どもは良くも悪くも【環境】に左右されますし、本人の意志に任せたら【茨の道】よりも【楽な道】を選ぶ生き物です(笑)。
これ、子どもが悪い訳ではなくて、みんなが遊んでいる環境の中でどうして自分だけ勉強しなきゃいけないの?
と感じるのは当然ですよね。
中学受験を控えたお子さんからもよく聞かれるセリフだと推察します。
であれば、最初から学ぶのが当然の環境に身を置くというのも1つの方法だと考えています。
やるしかない環境であれば、やる? やらない? という迷う必要もありませんから。
小学校受験は実はコスパがいい?
お受験というとお金がかかるイメージがあるかと思いますが、それは教室選び次第です。
周囲を見回してみると、大手の受験用幼児教室ほど高額という印象です(都内の場合)。
幼児教室が必要か不要かはさておき、ある大手受験用幼児教室に通っているお友達ママからは、季節講習が30万円だったなんて話を聞いて驚きました。
我が家は年少の夏から個人の先生が運営されている幼児教室に通室していましたが、そんな目が飛び出るような料金の講習はありません。
我が家が使った費用に関してはこちらの動画でお話ししてますので、もしよかったら視聴してみてください(チャンネル登録いただけたら嬉しいです!)。
とはいえ、その他の習い事に比べればやはり高額な部類でしょう。
それでも我が家がお受験という選択をしたのには、上の見出しにもあるとおりコスパがいいと考えているからです。
コスパという考え方に関しては色々あると思いますので、私の考えるコスパについて軽く触れておきますね。
◆そもそもコストの種類って?
コスパがいいとは、コストパフォーマンスに優れていることを指しますが、お受験でコスパがいいとはどういうことなのか持論をお話ししします。
まずコストにはいくつかの種類があると思っています。
・金銭的コスト
・時間的コスト
・心理的コスト
一般的にコストと言えば金銭的なものをイメージする方が多いかもしれませんね。
しかし、どれだけの時間を要するのかという時間的コストとどれだけ精神的に消耗するのかという心理的コストという視点も忘れてはいけません。
コストの主な種類がわかったところで、それぞれのコストを中学校受験と比較していきましょう。
◆金銭的コスト
まず小学校受験の金銭的コストについてですが、これはどの幼児教室にお世話になるのかによって差が大きいのが実情です。
大手の場合は月に5〜7万円程度。
これは中学校受験する場合の大手塾(高学年)とほぼ同等の料金です。
しかし忘れてはいけない視点があります。
それが先ほどお話しした時間的コストを加味した視点です。
というのも、一般的に小学校受験の準備期間は2年間ですが、中学校受験の準備期間は3年間になります。
すごく乱暴な試算ですが、仮に毎月5万円の授業料を小学校受験準備期間である2年間払い続けた場合は、5 x 24 =120万円のコストですね。
一方の中学校受験の場合は、毎月5万円を3年間支払う必要があります。
この場合の金銭的コストは、5 x 36 =180万円となり、小学校受験と大きな差があることがわかります。
※実際には通常授業の他に週末特訓や季節講習が入ってきますから、小学校受験、中学校受験共々上記の金額より高くなる傾向にあります。
◆時間的コスト
先ほど小学校受験の準備期間は約2年間、中学校受験の準備期間は約3年間というお話をしました。
受験期というのは少なからず親の負担も増えますから、その期間が短い方がいいと私は思っています。
また進学先の小学校にもよりますが、高校までは原則ストレートで行ける学校、大学附属校など多様な選択肢の中から選ぶことができるのも魅力的です。
例えば12年間一貫教育で高校までストレートで行ける小学校へ進学した場合、12年間は進路のことを気にせずに伸び伸びと学校生活を送ることが可能になります。
それこそ園児時代に一度受験を経験するだけで大学まで行けるとなれば、親子共々心理的コストを下げる効果も期待できそうです。
ただし、子どもの人生を複数年間固定してしまうのはデメリットになり得ますので、学校選びは慎重にしたいものですが。
学校選びの方法は以下の記事にて詳しくお話ししています。
◆心理的コスト
小学校受験・中学校受験というのは、親子が二人三脚で乗り越えていく必要があります。
つまり準備期間が長ければ長いほどお互いにとって負担は大きくなってしまうんですね。
例えば、中学校受験の世界ではお弁当持参で22時、23時まで塾でお勉強するのが当たり前の生活になり、心身の健康を崩す生徒も少なくありません。
知り合いの女性は中学校受験時期の寝不足が当たり前の生活で生理不順になったことがきっかけで不妊になり、妊娠まで大変な思いをされたそうです。
そして自分のお嬢様にはそんな思いはさせたくないとのことで、最低でも12年間一貫教育の小学校を選んで進学させていました。
このようなことはさほど多くはない例かもしれませんが、女の子を育てていく親として知っておいて良かったことの1つでした。
親としてもいろいろな経験がしたい
子に恵まれたことで、子の成長を通して様々な経験をさせてもらっています。
園生活1つとっても、
・認可保育園
・認証保育園
・認定こども園
・幼稚園
と、引っ越しなどの関係で色々なタイプの園を体験する機会があり、親としてさまざまな経験をさせてもらいました。
小学校受験するということは、公立小だけでなく、普段は入ることが許されない私立小学校や国立小学校へ学校見学や説明会、模試等で足を踏み入れることができた貴重な機会とも言えます。
私は子どもたちの受験を通してそれらの学校へ行くことが楽しみの1つでした。
受験には合否が伴うものなのでキリキリしてしまう気持ちはよく理解できます。
正直長男受験時には無理をさせてしまい申し訳なかったという気持ちを私自身今でも強く持っています。
ただその経験が糧となり、受験本番までのほとんどの時間を娘と楽しみながら進められたことは今振り返ってもいい思い出です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
\記事中でご紹介したnote/
いいなと思ったら応援しよう!
![あや【アイリス幼児教育】](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42979086/profile_4235af27402396724f72f93208166ae5.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)