情報に辿り着くまでの道順を記すこと
2020年9月3日にカナダNS州からベルギーのアントワープという街に引越しました。
カナダには2012年に英語もろくに話せない状態から移住し、8年間住んでいたので、数々の困難にぶち当たってきましたが、なんとか夫婦で励まし合いながら、ひとつずつ乗り越えていきました。お陰様で、不測の事態に陥ってもちょっとやそっとじゃへこたれない精神力がついた気がします。
そんな過去を振り返って、やっておけばよかったなと思ったことがあります。
カナダで経験した数々の面倒な事務手続きの記録を残しておけばよかった、
苦労して手に入れた生活の知恵を記しておけばよかった、と思ったのです。
私達は、自分達の特殊な境遇や、住んでいる環境など、様々な要素が絡み合って、求めている情報を手に入れるのにとても苦労しました。前例が無いために膨大なリサーチをしなければならないこともよくありました。
ですが、どういった道順でその情報に辿り着けたのかを、その時は必死でしたから、書き記す余裕がなかったのです。情報に辿り着く旅はなかなか過酷で、こんな険しい道もう二度と通りたくない!って毎回思ってました。過酷な登山道の記憶を呼び起こして地図に印をつけていくようなことは、当時はとてもする気になれませんでした。
あの時の登山道の道順を記すことが重要だったな、と気づき始めたのは、私達に様々な相談を求めてくれる友人達のおかげです。
というわけで、前置きが長くなりましたが、これから膨大な事務手続きを新天地ベルギーですることになると思うので、その度に書き記していくつもりです。
どこかで困っている誰かの道標になれますよう、私達の経験が少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。