見出し画像

赤城文生誕祭2024 『昭和99年 赤城文生誕祭-礼賛!にっぽん地獄日-』@渋谷スターラウンジを終えて

※全てを書いているため非常に長い記事になります。帰りの電車などに読まれる事をお勧めいたします。

赤城文生誕祭2024 『昭和99年 赤城文生誕祭-礼賛!にっぽん地獄日-』にお集まりいただきありがとうございました🎌

今年で1番楽しかった日かもしれないです。
一切俯瞰せず、人との会話以外で夢中で心の底から楽しんで笑えた日でした。

私の生誕祭は毎年、私がお祝いされたい気持ちよりも、私の中にあるイベンターさんやプロデューサーの気持ちが強いので、皆様からの余韻が抜けないという声をいただけるおかげで、やって良かったなと毎年思うことができております。

イベントタイトル、生誕衣装、フライヤー、コンセプト、出演者、企画など何から何まで「ヤバイ」と皆様に思わせたくて、必死に練っている甲斐があります。

この生誕祭は生誕衣装で撮影するところから始まりました。

特にこの時は何も決まっておらず、毎年赤い生誕衣装なのと、最近私服も黒しか着ない事だし新鮮な姿をお見せしようとメイド服になりました。

ジェニーフレンドのシオンちゃんとお揃いの服で、一緒にベッドに寝転がったら可愛いだろうな、ぐらいの考えでした。
シオンちゃんの衣装を探すのが、とても大変でした。
ジェニーサイズの黒のメイド服が世に出回っていないので、少しピッタリしたサイズの衣装を着させることになりました。
店員さんがシオンちゃんに試着させてくださり、着替えた姿のシオンちゃんがあまりにも可愛くて「かわいい!」と思わず声が出て、着せて帰りました。

連れ込み宿(旧)でスイナさん(スタッフ)に私のフィルムカメラで撮影していただいて、今までのフライヤーとは違った、洗練された雰囲気の写真ではなく、そこはかとない昭和のエロスが漂う写真を目指して、このような感じになりました。

グッズの純文学を手に取った方は、より感じられたのではないでしょうか。内容は喫茶店でひたすら気持ちを振り返りながら1時間程で書き終えました。

フライヤーは、ルアンちゃん(電影と少年CQ)の絵柄が好きなので、今年の秋頃にイラストの制作をお願いした記憶があります。

渡辺まちこ写真集「実録 猟奇娘」みたいな感じにしたくて、私の生首ときゅいーキャラクターと死骸を描いて欲しいなど沢山わがままを言ったのですが、阿吽の呼吸でニュアンスまで汲み取ってくれて、喫茶店で向かい合ってラフ画を描いてくれました。

ソロのCDをリリースをする事もなんとなく決まっていたので、ラフ画の段階でジャケットも同じ絵柄を使いたいとお願いしました。

ソロ曲の「沈没!地獄巡りの屋形船」は、TRASH-UP!!Recordsのシマダさんに「グループサウンズやバンドサウンドが得意な作曲者さん知ってますか?」と連絡したら、じろうさんの名前が上がって、じろうさんにDJとしてお呼ばれした、野獣のリリアン様の主催ライブで「生誕祭でソロ曲を披露したいので、是非お願いします」と直接頼んだ記憶があります。

その時はあまりコンセプトやサウンドなども決まっていなかったのですが、フライヤーの制作をルアンちゃんに進めてもらうと同時にソロ曲のプロデュースや作詞を進めていて、ソロ曲のタイトルやコンセプトから今回の生誕祭のタイトルやコンセプトが決まりました。

意味合いなどの詳しい事はライナーノーツに書きますので、CDの販売を楽しみにしていてください。
あと、じろうさんのnoteに制作秘話が書いてあるので読んでください。

生誕祭の出演者様はとにかく自分が本当に好きな方々をお呼びしました。
赤城文の生誕祭のラインナップの親和性は毎年感じていると思いますが、今年はより感じていただけたのではないでしょうか。

🎌大泉咲さん

大泉咲ちー

五年ぐらい前の新宿で行われた素晴らしいカオスイベントで対バンして知り合いました。
その時の大泉さんは今よりも髪が短くて、首から携帯電話を下げていて、今のハツラツとした魅力とはまた違ったハラハラする魅力がありました。

背が高くて少年ボイスなところも刺さったのですが、その時の大泉さんは弾き語りで出演されていたのですが、大泉さんのバンド「犬丸二」の曲を歌われていて、それがあまりにも良くて、暫くSNSで両片想いをしていました。
二年後ぐらいに大泉さんが「THEドイ」というバンドを始めた事を知り、ライブを見に行って、そこからやっとお茶したり、TKO新宿のイベントに呼んでもらったり、DJとして「樂円音樂」の主催ライブに出演させてもらったりで、より仲が深まった気がします。

大泉さんは今が1番良いをずっと更新し続ける唯一無二の魅力的な人間なので、この生誕祭でみんなが大泉さんを見れた事も奇跡なんだと思う。

私が思っているよりもミレチャを凄く好きでいてくれていて、でも大泉さんが思っているよりも私は大泉さんが好きで、お互いが同じベクトルでこっそり好きだと、こんな気持ちになるんだなと、五年経っても甘酸っぱい気持ちです。お互いに「好き過ぎて気持ち悪くてごめんなさい」と思い合っているのが不思議ですよね。
尊敬とか恋心に近いものがあるんだろうな。(普通にタイプなんだろうな)
三年前の生誕祭に観に来てくれた時に、缶ピースをくれて、今年も缶ピースを貰ってじわっときました。

五年も仲良くしてくださっている上に、五年ぶりにライブで共演できて本当に嬉しかったです。
大泉さんの活動に間違いはないので、ソロもバンドもブログもSNSも全部見た方が良いです


🎌踊るミエとクリーマーズ!

フーコさん、ミエさん、エマさん

踊るミエさんがプロデュースするゴーゴーダンサーチーム「クリーマーズ!」に、今年の夏前に突然加入する事を発表しました。
ただ、ゴーゴー喫茶に行きたい、新しい事を始めたい、踊りたいという気持ちで応募したら受かりました。懐の広さに感謝です。

リハーサルの時にミエさんと恋バナするのが大好きなんですよね。
ミエさんもひたすら考える方なのと、とっても女性らしい方なので、初めて会った時から妙な安心感がありました。
ぬいぐるみを愛する(嗅ぐ)という共通点までありました。
何かを創る立場故に爆発的である事に悩んでいたのですが、ミエさんもそうなんだなと思って生きやすくなりました。というか、クリーマーズ!に加入した頃、とにかく心身が不調だったのですが、クリーマーズ!のリハで好きなサウンドで踊れる上に、ミエさんと会って話す事で存在そのものにかなり救われました。
ミエさんをカラオケに連れ出した時に、本当に歌がお上手だなと思いましたが、ライブだとあまりにもお上手さが際立って、なるべく多くの方にミエさんの歌声を聴いてほしいです。

5月5日に行われたライブでクリーマーズ!初参加だったのですが、ステージに立つ純粋な喜びを思い出せて、帰り道に堪らない気持ちになって、その日のライブの配信チケットを買いました。

あたふたした際にフーコさんに質問しまくってしまうのですが、落ち着いて分かりやすく教えてくださり、しかも5月5日のライブでは緻密なタイムテーブルの管理までしてくださり本当にすごい方だなと。
本牧で行われた「夜のカーニバル」は初参加だったのですが、クリーマーズ!はフーコさんと私の二人のみの出演でしたが本当に心強かったです。
いつも冷静で人当たりが良くて心が広くて聞き上手でユーモアがあって優しくて美人で、イイ女の代名詞だと思います。踊っている時の表情やクセにもそれが表れていてカッコいいんですよね。

エマさんのダンスは自分にはない要素が沢山あって、ゴーゴーらしさみたいなものがあるんじゃないかと感じております。本当にパワフルで体のパーツが自由自在に遊んでいて、かなり刺激を受けて、一緒に踊ると吸収できる部分が沢山あって楽しいです。喋ると口調が優しくてまったりした感じなのもギャップ萌えなんですよね。
ミエさん及びクリーマーズ!はイイ女が集まっていて本当に良いんですよね。

マイクを持たず、髪飾りもつけず、低いヒール、動きやすい露出度の高い衣装で好きなサウンドで踊れる環境が、とにかく楽しくて、この先の活動も楽しみです。
クラシックバレエを12年習っていたのですが、加入した事により踊る喜びを再び思い出しました。できるだけライブに参加したいです。


🎌イヴにゃんローラーコースター

イヴニャソ

去年はイヴニャソの生誕祭に出演させていただいたのですが、その前にお誘いいただいたライブが、体調不良で出演できなかったのです。
そのライブでサディミカの「タイムマシンにおねがい」を出演者全員で歌う予定で、本当に楽しみにしていたのでかなり悔しくて、イヴニャソの生誕祭で歌わせていただきたいとお願いしたら叶えてくれたのです…😭

念願叶って出演者全員(電少、ミレチャ、イヴニャソ)で「タイムマシンにおねがい」を歌えた時は走馬灯の1ページに刻まれた事を確信しました。
その思い出があったのと、アーバンギャルドさんと挫・人間さんとのツーマンで「アンドロギュノス」をお二組で歌唱&ダンスコラボされていたのを観て、コラボは誰が観ても楽しいと確信をして「FASHION♡HELP」を出演者全員で歌う事にしました。イヴニャソありがとう…

今回のセットリストも、振付させていただいた「普通の女の子」と「サルトルで眠れない」と「美術館で会った人だろ」(これを歌うイヴニャソのバズった動画を見て大泉さんが気になっていると前に言っていたので)が聴きたいとお願いしたら叶えてくれました。
早瀬友香子が好きなので、イヴニャソがカバーすると知った時に早く聴きたくて仕方なかったです。

「普通の女の子」の振り入れの前に怪しい喫茶店でお茶した時も、イヴニャソって姫属性だと感じたのですが、このように沢山私の我儘を叶えてくれたり、たまたま(?)隣の席だった戸川純様のライブでポップコーンの蓋を開けてくれたり…心が豊かで広大だからお姫様なんだなと思いました。

電少を観にSPANK HAPPY「レトロスペクティブ」に行った際に、たまたま(?)イヴニャソと遭遇して「普通の女の子」の振り付けをオファーしていただいて、「どんな振りを入れたいとかある?」と聞いたら、サビの「あなたに恋してた〜」の動きをやりながら「こんな振りが良い」と言っていた姿がきゅいー過ぎて、例えムーディな曲調だったとしても絶対に入れようと思った。
解散してすぐに音源を送ってくれて、こんなに良い曲の振り付けをやらせていただけるなんて幸せだなと感じました。
お披露目のライブも観に行かせていただきましたが、自分が作った振り付けをイヴニャソ色に昇華して、とにかく素敵で本当に嬉しくて泣きそうになりました。
才能がある方って努力と気遣いの塊ですよね。その人柄込みで才能なんだニャ…

イヴニャソもきゅいーって言ってくれるのがきゅいーくて嬉しいです。

🎌電影と少年CQ

電少と電少のB面(理由はヒミツ)

電少との楽屋はいつも本当に楽しくて、みんなで大泉さんのお悩みを聞いたり、ひたすらイヴニャソの歌に踊ったり、小説家さんの話をしたり、近況を話したり…

ワンマン(2024年12月16日(月)『Operation Kino』@渋谷WWW)前でお忙しい中、出演してくださった二人に感謝です。

ゆっきゅんと初めて会った時に、山口紗弥加さんのライブでのダンスを真似してくれて大好きになりました。
東京パフォーマンスドールや売野正勇さんなど、好きなものが近いので、そういう話をしようと思っても、会ったら楽しくて忘れちゃうんですよね。

ルアンちゃんとゆっきゅんのユーモアって同じ属性の別タイプなので、二人が揃うと私の笑いの鍵盤を全て押されたような気持ちになる。

ずっと前から、パパラパを一緒にコラボするのが夢だったのですが、知り合う前から好きな曲で、ルアンちゃんの主催ライブに呼んでもらって初めて会えて、その数日後に初めて電少と対バンした時にパパラパを観れて感動したので叶って嬉しかったです。

個人的にルアンちゃんとゆっきゅんと初めて会ったエモーショナルが蘇る曲です。
(ルアンちゃんと出会う経緯などは、いばら姫の第一弾ZINEや公開デェトでミニにタコ(マーシー)ができるほど聞いていると思うので割愛します。毎月開催されている公開デェトにお越しいただくか、いばら姫のZINEを通販で買ってください)

ルアンちゃんとは、いばら姫でも公開デェトでもカラオケでも一緒に歌う機会は何度もありましたが、ゆっきゅんとは初めてだったので本当に嬉しかったです。
私が大好きなDIVAの煽りも聴けて満足です。

二人の歌声や世界観や表現力も勿論大好きなのですが、二人のダンスが綺麗で好きなんですよね。
バレリーナとMAXって感じ。
ニュアンス系の振り付けって実は難しいので、二人とも凄いですよね。
リハーサルでラフに踊っていても、身体の使い方が綺麗でダンスが上手いのが伝わってきます。

これからも電少には楽屋で替え歌を聴かせてほしいし、毎日健康でいてくれたらそれで良いです。

ルアンちゃんとはるきちゃんが私の着替えをとても手伝ってくれて本当に助かりました。ありがとう。

あと、電少運営の長田さんに「愛槌サロメ」のCDのジャケットデザインをしていただいたので、盤面や隅々まで見ていただきたいです。

🎌出演者全員コラボ「FASHION♡HELP」

歌割りを決めさせていただき、クリーマーズ!のフーコさんとエマさんに振り付けをフルで踊っていただくようにお願いをし、歌唱組にもサビの振り付けをお願いしました。

クリーマーズ!のリハーサルでファッションのリハも行ったのですが、自分が作った振り付けをエマさんとフーコさんが踊っている姿を見て、嬉しくて可愛過ぎて、とても泣きそうでした。

あやぽんの逆憧れフレーズ大会を開催したので、各々に歌ってほしいフレーズを割り当てたのですが、イヴニャソからは好きなフレーズが歌えて嬉しいと言っていただけて嬉しかったです。
イヴにゃんの中にある、垣間見えるセクシーさが私は好きなので、新鮮なフレーズも似合ってました。
イヴニャソは語尾に♡が付いていて最高だよねと、ルアンちゃんと帰りのタクシーで話しました。

サビの振り付けをお願いした際に大泉さんからは、もうできますと言っていただけて嬉しかったです。
実はFASHION♡HELPを歌っている大泉さんが見たかったんですよね。今度はフルでお願いしたいです。
なんなら勝手に私の知らないところでカバーしてリリースとかライブで披露とかしててほしいぐらい似合う。
ピョンピョン飛びながら歌って踊っていたのがきゅいーかったな。
少年誌を飛び出した青い春であり、君のエロスは俺のものなんですよね。
FASHION♡HELPは童貞ラブソングなので、大泉さんが似合わないわけないですよね。

1番輝くネオンと月が顔出す儚さの二人組の電少には、珍しい曲調で歌って踊る姿も見れた上に、👏✌️をやる姿が本当に可愛くて、何度も巻き戻して動画を見ました。
賑やかしもフリーダンスも得意な電少が居てくれて、本当に良いコラボになりました。
二人が歌うと「触らぬ神〜」が神サイドのフレーズに聞こえてきて本当に良かった。
童貞の気持ちを歌う大泉さんと、神の気持ちを歌う電少が混在していて、曲により趣が出ていました。

正直1番想像がつかなかったのですが、ミエさんが歌うファッションは歌謡色が強く出て、楽曲の密かな特徴との親和性があって、楽曲の別の魅力が引き出されて本当に良かったです。
70年代アイドルがコードマイクで歌っている姿を彷彿とさせました。
サビのステップの踏み方がゴーゴーなのも、本当に良かったです。
プロデューサーの目線で話すと、逸脱した個性を持っている方は歌い方や踊り方に個性を出してほしいのです。

なので、このコラボは全員自我を自制していなくて、なんて良いメンツでなんて良い企画をやってしまったんだろうと感じさせてくれた上に、私の生誕祭である事を忘れるような素晴らしい企画で、自分にプロデュース能力があって良かったと、今更ながら感じられました。

落ちサビのAチームは芯の感じられるDIVA組で、Bチームはサブカルラブリー組で分けました。
これに気づいたファンの方がいらっしゃって、嬉しかったです。

自分のプロデュースした曲を、自分の書いた歌詞を、自分の作った振り付けを、大好きな方々に歌って踊っていただいて、もうこれだけでファンの方は堪らない気持ちになる事が確定している上で披露できて、そもそも一人一人が私と仲良くしてくれて、活動してきて、生まれてきて良かった♡

誰かの力を借りたけれど、初めて生まれてきて幸せだと心の底から感じられました。

好きなアーティストのライブを初めて見た日や、受験に受かった日や、恋をした日などと比べ物にならない初めての気持ちになりました。

幸せの感情は未経験の項目が多かった事に気づいて、人間はそれを知っていくために生きているのだと当たり前のことに気付きました。

私は相変わらず、目立とうともせずに皆の魅力を伝えたい。良いイベントにしたい。という気持ちで今年も生誕祭に挑んだ事にファンの方に気づかれてしまいましたが、好きな人に囲まれて笑っている事が私にとっての幸せなんですよね。

こんな素晴らしい方々に愛されている自分が好きだと、自己肯定感すら芽生えました。

家に帰ってメッセージカードアルバムを眺めて、改めてこんなに人間として生きている自分がアイドルとして愛されていて凄い事だと感じました。

寧ろ、アイドルをやる事によって私は人間になれているんじゃないでしょうか。
マリオネット人生に耐えられなくて始まった活動が、いつの間にか愛を覚える域にまで達しているのです。

なかなか、そうは思えない日ばかりですが、こういうタイミングは暫くないぐらい貴重なので、ずっとそう思い続けられるようにしたい。

多くは語らないのに、多くを語る難しいアイドルですが、私が教育の中で本当に得たかった「尊重」の眼差しを向けていただき、なんとか七年ほど続けられております。本当にありがとうございます。

長く活動してきて、色々経験して学んだ上で今はやはり、言っているようで言っていない言葉しかお伝えできないのですが、会いにきてくださる方には伝わっていると信じて、残り半年ほどの活動を全うできるように努めます。

本当にありがとうございました。

生誕祭を得て気づきましたが、私って小さいんですね。

いいなと思ったら応援しよう!