見出し画像

【初心者向け】女性ウォーカーの基本装備・持ち物(東京/関西エクストリームウォーク100)

こんにちは!徒歩愛好家のayaです。

先日、ウォーカー1年目の出来事を振り返る中で、
はじめての100kmウォークの際に装備・持ち物についてあれこれ悩んだことを思い出しました。

私自身は運動経験ゼロで、身の回りに100kmウォーク経験者もいません。

そんな手探りの状態からのスタートで、『100kmウォーク 持ち物』などのキーワード検索でヒットしたブログが主な情報源でした。
ニッチなジャンルとはいえ、すでに多くの方が有益な情報を投稿されています。

ただ、当時はなかなか答えにたどり着けなかった疑問もあり、
それは「日焼け対策はどうするの?」「メイクは?」といった女性目線のことでした。
20時間以上も歩き続けるなんて非日常の状況、どんな準備で臨めばよいのか不安になりますよね。


ということで、当時の自分が知りたかった回答を取り入れつつ、
"女性ウォーカー"の100kmウォーク時の基本装備・持ち物をご紹介したいと思います!
(一応女性目線での紹介ですが、基本的に男女差はほぼないため、老若男女を問わず参考にしていただけるかと思います。)

100kmウォーク大会の中ではそこまで難易度が高くない『東京/関西エクストリームウォーク100』を想定した内容です。
※主に都市部を歩くコースで、開催時期が春・秋の大会

気象条件が厳しい夏冬に開催したり、夜間に山道を歩いたりするようなより過酷な大会の場合は、また別の対策が必要になります。

今回は、長距離ウォーク初心者の方向けに「ひとまずこれがあれば大丈夫」というアイテムを厳選しましたが、
過去7回100kmウォークを完歩し、内2回は15時間台のタイムを出すことができた私なりのポイントも盛り込みました。






1.装備(最初から身につけるもの)


①帽子


・日よけ・小雨時の雨よけ・前髪の固定などの用途で被ります。
・キャップでもハットでも、形状はお好みで大丈夫です。



②ウェア(上半身)


長袖インナー+半袖Tシャツ
大会で最もよく見かけるのはこの組み合わせです。

紫外線を浴びると疲労感を感じやすいため、どんな形でも長袖の状況を作っておくことをおススメします。
・半袖Tシャツ+アームカバー
・半袖Tシャツ+パーカー
・長袖シャツ1枚
などでもOKです。


③ウェア(下半身)


スポーツタイツ+ショートパンツ


関節や筋肉をサポートして疲労を軽減する機能性サポートタイツは、着用するかどうかで脚の疲労感が大きく変わります。
初心者さんこそ着用することをオススメします。


④靴下


長時間の歩行時、マメや水脹れといった足裏のトラブルが発生するとパフォーマンスが大きく低下します。
それらを避けるために重要なのが靴下で、通気性・透湿性を優先するのがセオリー。
指と指の間が蒸れにくい5本指タイプが人気です。

このあたりが人気な印象です。


個人的には、長時間雨に濡れるような状況でなければ、ここまで高機能なものでなくても問題ないと思います。
(私が使用しているのは、1足1,000円程度の5本指ソックスです。)

何パターンか試して、自分に合った形状(先丸・5本指・足袋型)や素材を見つけることが大切です!



⑤シューズ


自分の足に合うウォーキング・ランニングシューズであればOK。

甲高幅広の私は、日本人の足の形にフィットするアシックス派です。

その他、ALTRA・HOKAなどのメーカーも人気な印象です。


選び方のポイントはここでは割愛しますが、
長距離歩いてみてはじめて気がつく違和感もあるので、できるだけ大会前に50km以上試歩し、着用感を確認しておきましょう!

・靴擦れしないか
・時間経過でむくみによってキツくならないか
・足裏の疲れ具合
など



⑥紫外線対策アイテム


・サングラス
・フェイスカバー
・キャップシェード
(帽子の後ろにつける日除け布)
・手袋
など

紫外線による体力消耗を防ぐ日焼け対策などの目的で必要です。
個人的には、サングラスは必須、あとは各々の紫外線対策の意識の高さに合わせて追加するのがよいかと思います。

顔まで完全防備の不審者スタイル(笑)の方も老若男女を問わず一定数いますので、決して恥ずかしくはないです。


紫外線から身を守るには、やはり物理防御が最強です。
日傘を差しながらでは歩きにくいので、身に着けるもので対策しましょう!
※エクストリームウォークでは問題ありませんが、通行の妨げになるため、中には傘の使用を禁止する大会もあります。


⑦GPS搭載スマートウォッチ(あれば)


自分の歩行ペースや心拍数などを確認したり、データを記録したりするのに使用できます。
数字で可視化できるとモチベーションにもつながりますが、「とりあえず完歩を目指す」段階では持っていなくても大丈夫です。

または、同じ目的で活用できるスマホアプリもあります。

例1:Nike Run Club

例2:adidas ランニング




2.リュック・ウエストポーチ


①リュック


以下の3つを満たすものがおススメです!

容量の目安は『10~15L』
大前提として、小さいほうが身体にフィットして動きやすいです。

現在の私は『7L』でも大きいくらいです。
エクストリームウォークの場合、足りないものはコンビニなどで現地調達できるので多くの荷物は必要ないからです。


ただ、そうは言っても、最初のうちは不安であれこれ持っていきたくなる気持ちもわかります。
そのような方には、大きすぎず小さすぎない『10~15L』を基準にすることをおススメします!

この差!私の場合、初参加時は10Lのリュックに荷物をパンパンに詰めていました。


・チェストストラップがついている

動くたびにリュックが揺れると重心がぶれ、歩き方が安定しません。
長時間の歩行では、ちょっとした違和感の積み重ねがダメージにつながることもあります。
チェストストラップで固定し、身体へのフィット感を高めると長時間の歩行でも疲れにくくなります。


・ドリンクホルダーが2つ以上ついている
スムーズに水分補給するために必要です。


②ウエストポーチ


スマホなどの使用頻度が高いものを入れておくのに便利です!
私の場合、リュックは中間地点のCPで一度下ろすだけなので、歩行中に使うものは大体こちらに入れます。

また、エクストリームウォークでは前後に1枚ずつゼッケンをつける必要があるため、私はリュックとウエストポーチに取り付けるようにしています。





3.大会中の持ち物



これからご紹介する持ち物は、ジップロックに入れた状態でリュックにしまうとかさばらずに収納でき、簡易的な防水にもなります。

小分けのイメージ。
撮影時は大会前ではないため、揃っていないものもあります。参考までに…。


①必携のもの


大会指定の必携品です。
事前に届く参加案内書を確認し、必ず忘れないようにしましょう!

・スマートフォン・携帯電話
・ヘッドライト
・ゼッケン(安全ピン含む)

 乾電池式のヘッドライトの場合、予備の乾電池も持っておくと安心です。


②基本の持ち物


モバイルバッテリー&充電ケーブル
10000mAh程度(スマホを2回フル充電可能)の容量があると安心です。


財布
・自販機などでの購入用に小銭を多めに用意しましょう。
・普段使いの財布ではなく、コインケースや小さいチャック付きポリ袋に入れ替えておくと軽量化できます。


携行食
長時間の有酸素運動が続くので、最後までパフォーマンスを落とさないためには適切なエネルギー補給が必要です。
活動中に消費するカロリーを計算し、その分を補えるだけの食事を摂りましょう。

飲食物は途中のコンビニなどで購入できるため、大量に持参しなくても大丈夫です。

私は終盤までおにぎりなどの固形物をガッツリ食べますが、胃の不調で徐々に食べられなくなっていく方も一定数いるので、ご自身に合うものを探ってみてください。

そのうえで、以下のものは現地調達しにくいので持参します。

アミノ酸(BCAA)

身体に素早く吸収されるアミノ酸は、疲労を軽減して長時間の運動をサポートします。
血中濃度は摂取後30分後をピークに1~2時間で減少するため、1時間おきに摂取すると持続的な効果が得られ、かなり身体がラクに感じるかと思います。


塩分・ミネラル補給アイテム

春秋でも、日中は気温20℃台後半まで上がる場合が多く、結構汗をかきます。失われた塩分・ミネラルをしっかりと補給しましょう。
こちらの商品は、ラムネ味で美味しくて好きです。



身体をケアするアイテム
プロテクトJ1

皮膚を保護し、靴擦れやマメなどを防ぐクリーム。
長距離ウォーカーの必需品”と言っても過言ではありません!

当日朝に塗りますが、念のため塗り直し用にも持参します。
今は基本的に塗り直さなくなりましたが、初参加時は毎CPで、3回目までは中間地点で1回使用していました。

・絆創膏

・消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)

鎮痛剤の使用については、結構意見が分かれる部分です。
100km歩くための基礎ができていない状態で、痛みを誤魔化して無理やり歩いても怪我のリスクが高まります。
特に初心者さんは、せめて最終CPまでは鎮痛剤に頼らずに、身体の具合を見ながら自力で歩くのがよいと思います・・・!

そういう私も、初参加時は最終CP(88km地点)で服用しましたが、それ以降は念のため持参するだけで未使用です。

・リップクリーム

・常用薬(あれば)


【替えの靴下(1~2足分)】

『靴下』の項目にも書いたように、蒸れは足裏のトラブルにつながります。
特に、雨で濡れることが予想される場合は多めに持っておくと安心です。


【雨具
・雨の心配がない場合
もしもの備えで使い捨てのレインコート・リュックのレインカバー。

・降雨予報の場合
本降りになりそうなときは、レインウエア・折り畳み傘・防水のスマホケースなどがあると安心です。

私はまだ大会で雨に困った機会がなく、正直なところ、実体験に基づいた情報があまりないです。


【防寒具
日中との寒暖差が大きく、夜は気温10℃を下回る場合もあります。
また、身体を動かしている歩行中は平気だったとしても、CPなどで立ち止まると一気に冷え込みます。
寒さが得意という方でも、念のため持参することをおススメします。

・ウィンドブレーカー
・手袋
・ネックゲイター
・カイロ
(寒がりの方)
など


【その他】
・ビニール袋
(ゴミ袋用に)

・ポケットティッシュ

・自分の気分が上がる”推しグッズ”
(あれば)

私は、自分が好きなキャラクターの小さなぬいぐるみを持ち歩いています。
推しと一緒なら、つらい道のりで必ず心を支えてもらえると思いますよ!

リュックにぬいぐるみ・キーホルダーなどをつけている方は結構いらっしゃいますので、お好みでつけてみてください。
※歩行中に落下しないように、頑丈なカラビナを使用して取り付けることをおススメします。
(ちなみに、私は落としたことがあります・・・。)


③初参加時は用意したけど、結局使わなかったもの


個人差がありますが、私には必要なかったものたちです。

・替えのTシャツ(大会中に着替える用に)

・タオル

・目薬
(リフレッシュ用に)

・イヤホン

気分転換にラジオを聴こうと思って持参しましたが、そんな心の余裕はありませんでした。

・日焼け止め

 塗り直しは手間なので、装備の物理防御で対処しました。

・メイク用品

「途中でメイク直しする可能性もあるかな」と思い持参しましたが、結局しませんでした。
激しく動くスポーツではないため、日常生活と大差ない崩れ具合になるかと思います。
人によってはモチベーションに関わる部分でもあるので、必要性を感じたら持参してもよいかもしれません。




4.スタート会場で預ける持ち物



多くの大会で、スタート会場で預けた荷物をゴール会場で受け取れるサービスがあります。
大会中は必要最低限のものだけを持ち歩き、それ以外はこちらに預けておきましょう。

なお、東京エクストリームウォークの場合、2025年春大会より手荷物預かりサービスの利用は有料[1人1個まで/1,000円(税込)]になるようです。※2024.11時点


【着替え】
ゴールした後の服装事情は

・ウェアのまま帰る人(会場の近隣在住の方が多い)
・ゴール会場で着替えてから帰る人
・ゴール会場の周辺施設で温泉・シャワーを浴び、着替えてから帰る人

とさまざまですが、汗で身体を冷やさないためにも、少なくとも着替えだけは済ませることをおススメします。
また、長時間の歩行で脚がパンパンにむくんだときなどは、一刻も早くタイツを脱ぎ去りたくなります(笑)

【サンダル】
こちらも、「むくんだ足でもうスニーカーを履きたくない」というときにあると便利です。

その他、大会中に持ち歩かない持参物



まとめ


事前にきちんと準備を整えておくことで、不安なく当日を迎えたいですね!

ただ、もし当日忘れてしまっても大抵のものはコース途中のお店で買えるので、そこまで焦らなくても大丈夫です。
(コースアウトして寄り道することもできます。)


また、X(旧:Twitter)・instagram・Facebookなどの各種SNSでも100kmウォーカーの情報発信や交流が行われていますので、もし気になることがある方は、そちらで聞いてみると回答が得られるかと思います。

私自身がメインで利用しているからでもありますが、コミュニケーションの取りやすさは『X(旧:Twitter)』に軍配が上がる気がしています。
それと、Facebookには数百名規模のコミュニティがあるようですね。

本記事のコメント欄や X(旧:Twitter) でご質問いただければ、もちろん私からもできるかぎりお答えします!

少しでも参考になれば幸いです。


いいなと思ったら応援しよう!