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お金を持つ人だけが知っている「資本主義の裏ルール」

世界を覆う「資本主義」というルール

普段、会社で1日中働いて、帰って、家事や育児をしていると「お金の仕組み」について深く考えることは少ないかもしれません。でも、私たちが暮らす社会にはルールがあり「資本主義」と言います。

本題に入る前に、1つお伝えしておくと、仕組みや構造は最強です。
例えば、私は毎日10時間働いたから、今月は所得税はサービスしてください、というのはムリですよね。
当たり前ですが、そういう法律=ルールだからです。

資本主義なんて知らなくても、今まで生きてこれたと思うかもしれないですが、自分がどういうルールの社会に生きているか、知らない方がおかしいと思いませんか?
税金のルールは知っているのに、お金のルールを知らないなんて。

はっきり言って、ルールも教えられずにゲームに強制参加させられて、負け続けていることにも気づいてない状態だということです。

資本主義の社会で生きていくなら知っておくべきルールです。
それを専門的なことはできるだけ省いて説明します。

資本主義とは簡単にいうと、「みんなが自由にモノやサービスを売り買いし、お金をやり取りできる仕組み」です。

例えば、スーパーで買い物をするのも、パートや仕事をしてお給料をもらうのも、全部このルールの中で行われています。

資本主義の基本ルール

資本主義の基本ルールを一言でいうと、「この世界は大きな市場であり、自由にモノ・サービスを売り買いし、お金を稼ぐことができる」ということです。

例えば、

  • スーパーで野菜を買う → 生産者が野菜を売ることで利益を得る

  • 子どもの習い事に通う → 先生が教えることで収入を得る

  • 会社で働き給料を得る → 労働力を売って生活するお金を稼ぐ

このように、何かを提供して対価を得るのが資本主義の仕組みです。

資本主義の「欠陥」

ただし、この仕組みには「お金持ちはさらにお金持ちに、貧乏な人はさらに貧乏になる」という欠陥ともいうべき特徴があります。

例えば、

  • お金をたくさん持っている人は、そのお金を使って投資し、さらに増やすことができる。たとえば、土地を購入するには大金が必要ですが、購入した土地で家賃をもらうことで半永久的にお金を生み出すようなことができる。

  • 一方、生活費ギリギリの人は、節約するのが精一杯で、なかなか貯金や投資ができない。そして、生活していくためには働かなければならない。

その結果、お金のある人はどんどん豊かになり、そうでない人との格差が広がり続けるのです。

資本主義社会では、資本家にならないと豊かになれないのです。この構造的欠陥については、世界でも議論が進んでいます。次はポスト資本主義といって新しい経済の仕組みをどうしていくべきかという話が進められています。

世界の格差

では、その世界の経済格差はどのくらい大きいでしょうか?

なんと世界中のトップ62人の大富豪が、全人類の下位半分(36億人)と同じ額の資産を持っていると言われています。

さらに世界には1日100円以下で生活する人が約12億人もいます。つまり、日本でランチ1食が1000円以上で提供されている状況というのは、私たちはかなり恵まれた環境にいるということです。

資本主義社会での「勝ち組」とは?

ここまで読んで、世界のトップ62人でないということは「搾取されているの?」と思うかもしれませんが、実は普通に日本で暮らしているだけで、世界的に見れば「勝ち組」の側にいます。

例えば、

  • 毎日ご飯が食べられる

  • 子どもが学校に通える

  • 病気になっても病院に行ける

これらは、世界の貧しい地域では当たり前ではありません。

それどころか、子どもだけで登下校できる安全な社会で、公立学校でも一定レベルの教育を受けられ、風邪でも病院に行くような日本の生活レベルはかなり高いです。

資本主義ゲームのプレイヤーは2種類

ここからはさらに資本主義の仕組みを解説していきます。
この仕組みを理解すると、お金の流れが見えてきます。

このゲームのプレイヤーは大きく分けて2種類しかいません。

①労働者(お給料をもらって働く人)

  • 仕事をしてお給料をもらう

  • 収入の上限が決まっている

  • 会社のルールに縛られる

②資本家(お金や仕組みで利益を得る人)

  • 自分のビジネスや投資でお金を増やす

  • 収入の上限がない

  • 時間に縛られない

例えば、

  • 主婦が家でハンドメイド作品を売る → 「労働者」だけでなく「資本家」としての収入も得られる

  • 料理のレシピをまとめて電子書籍で販売する → 1回作るだけでずっと収入が入る

このように、お金を得る方法を工夫することで、資本家としての一歩を踏み出すことができます。

これから何をすればいい?

「資本主義のルールは分かった。でも、私には何ができるの?」と思うかもしれません。

具体的にやるべきことは3つです。

無駄な支出を減らす

節約できる部分を見直し、お金を貯める

余ったお金を投資や自己投資に回す

貯金だけでは増えないので、未来のための投資を始める。

株などの投資もありますが、少額で投資しても大した利益にはなりません。
それよりも、自己投資して学び、価値を生み出して稼げれば、お金に困ることはなくなります。

仕組みを作って収入を増やす

自分の経験やスキルを活かし、副業やビジネスに挑戦する。

例えば、

  • 家でできる仕事を始める

  • 自分の得意なことをSNSで発信する

  • 電子書籍やハンドメイド販売を試してみる

このように、少しずつでも「資本家」の側にシフトしていくことが大切です。

ポスト資本主義時代に向けて今、知るべき新ルール

最後に新しい時代はどうなっていくと言われているか、まとめておきます。今から、フリーランスや起業を目指すなら、社会の流れやルールに合わない方向を目指したくないですよね。
これからの時代を生き抜くために知っておきたいポイントをまとめます。


お金ではなく知識とスキルが武器になる

ピーター・F・ドラッカーは、「知識が最も重要な経済資源になる」と言っています。これは 「お金を持つこと」ではなく、「価値を生み出せること」が競争力になる ことを意味します。

フリーランス・起業家に必要な考え方

スキルが重要:「初期資金がないから無理」という発想を捨てる
知識が武器になる:何を知っているか、どう活用できるかが成功のカギ
情報発信が価値を生む:ブログ・SNS・動画を活用して知識をマネタイズ

例:
プログラミングやデザインスキルを持っていれば、企業に属さずとも案件を獲得できる。
専門知識を活かして電子書籍やオンライン講座を販売すれば、資本なしでもビジネスが始められる。


個人が直接価値を提供する時代へ

ポール・メイソンは『ポストキャピタリズム』で、知識や情報が価値の中心になり、企業に依存しない働き方が増えると述べました。

これからの働き方の変化

企業に頼らず、個人で稼ぐ力が求められる
フリーランスが増加
個人ブランドを持つことが不可欠になる

例:
「〇〇会社の社員」ではなく、「〇〇の専門家」として直接顧客にサービスを提供できる人が強くなる。
クラウドワークスやランサーズのようなプラットフォームを活用すれば、企業に属さずに収入を得ることも可能。


共感やつながりが収益につながる

マリアナ・マッツカートは、経済のあり方が 「モノを売る」から「共感やつながりを生む」 ことへシフトすると述べています。

ビジネスの新しい形

単発の売上より「長期的なつながり」が重要
サブスクリプション(定額制)やシェアリングエコノミーが拡大
社会的価値を生み出すことがビジネスの成功につながる

例:
ハンドメイド作家が単品販売するのではなく、月額制のファンクラブを作れば、安定収入を得ながらファンとの関係を深められる。
オンラインコミュニティを運営すれば、知識をシェアしながら収益を生み出せる。


これからの時代に個人がやるべきこと

ポスト資本主義の時代では、「お金」よりも「価値を提供できるか」が重要 になります。
また、「会社に依存する」のではなく、「個人のブランドとつながりを作る」ことが収益の安定につながります。

これからの時代に成功するためのポイント

「お金」ではなく「価値」を生み出せるか?
「会社」ではなく「個人ブランド」で収益を作れるか?
「単発の売上」ではなく「継続的なつながり」を作れるか?

ポスト資本主義の時代は 「個人が活躍できる最高のチャンス」 です。
今こそ、自分の価値を高め、次の時代に適応しましょう。

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