双極性障害の私が司法試験に合格する話(251)味噌汁で整える。
双極性障害をはじめとする精神疾患は、だいたい規則正しい生活を!と言われることが多い。
ナルコレプシーでも1番にそれを言われた。
今の家に越してきてから、とにかく、日々のルーティンを大切にしている。とても無機質のことのようだけど、工夫すればとても心地よいことにできることに気づいた。
毎日使う道具は、自分のお気に入りであることが重要。少しでも手に馴染まなかったり、デザインが気に入らなかったりするだけで、雑に扱うし、さらには使わなくなる。だけどお気に入りだと丁寧に使うし、使うことが楽しくなる。そうやって、少しずつ、お気に入りのものを集めてきた。そうは言ってもお気に入りを集めるにはそれなりにお金がかかるもの。今では、生活用品なんてこだわらなければ、100均で全て揃ってしまうんだから。だけど私はそれでは、なかなかお気に入りとは思えない贅沢な人間に知らぬ間に育っている。最近は、ほとんどのものが、お気に入りと言っていい具合に揃ってきた。
その集大成が、今の家だ。今までの家は、家賃のことやら立地やら我慢して選んだ家だけど。今回の家は、理想的すぎて。この家で過ごすすべての時間を気に入っている。
キッチンも以前より広くなり、料理をするスペースができた。今までは、隣のセブンイレブンまでご飯を買いに行くのがルーティンだったけれど。最近は作っている。
とは言えとても簡単な、具沢山味噌汁。YouTubeで土井善晴さんがまな板を使わずに一人分の味噌汁をちゃちゃーっと作っていたのをみた。それを真似している。そしてこれがめちゃうまい。自分がこんな料理ができるものなのかと驚く。食にこだわりのない人間なので、毎食ランチは、具沢山の味噌汁。そして夜は、玄米ご飯と納豆。朝は、りんごとバナナとヨーグルト。それらをお気に入りの出西窯のお皿に盛り付けて食べている。
すごく最高の日々。勉強も捗る。天気が気にならないくらいの気候が好きなんだけれど。体調が気にならないくらいの体調に近づきつつあるこの頃。またきっとこの生活になれたら、また落ち込むことがあるんだろうけど。この初心をいつまでも忘れずにいたい。
今日は、商法の答案を書いた。前日夜に覚えた会社設立の際の仮装払込みの事案が出たので、楽勝で書けた。封筒に入れ、採点に出す。何点つくんだろ。楽しみ。