神社の娘に依る《SoundHorizon15周年記念コンサート》感想〜
行ってきましたよ。最新の注意を払って!!
いや〜、結論からまず書きますと、行ってよかったです;;
REVOさんはじめ、演者の皆様圧巻のパフォーマンスでした。私興奮。
犬彦のMotherとか、トレンド入りするの凄くわかる!
感じた事を以下つらつら。
★サンホラに正解はない。
これね。今回もそうだけど、考察をする時に私、ずっと「Revoさんの設定した正解が知りたい」って。そればっかり考えていました。でもそうではなかった。
繰り返しRevoさんは、「解釈は自由」って言ってるし、今回だって聞き手の解釈でストーリーまで選んで良いよってしてる。聞き手に対して、楽曲への究極の自由な接し方を開放してくれて居る感じ。うん、うまく言えないけれど。
何故改めてしみじみとこう感じたかと言えば、今回の演者の皆様で過去曲を演ったんですけど、例えば「犬彦のMother」これ、犬彦役の方がめっちゃRevoさんに寄せて歌ってたんですよ。すごーく雰囲気を上手に掴んで、原曲のイメージをまったく損なってない、かつ、歌い手の世界もちゃんと自然に乗っかってて、凄かった。
これはこの曲だけではなく、全てに於いて。パロってた「魔法使いサラバント」に於いても、どんなにパロっていてもしっかり原曲に雰囲気は寄せていたんです。
でも、物真似ではない。今回の歌い手さん達が、原曲やその歌い手さんをリスペクトしながらも、今回の歌い手さんの表現でしっかり歌われていました。
上手く言えないけど、つまりこう言う事を感じたの。
「ああ、Revoさんの曲は、誰が歌っても良いんだ(良い意味で)!!」
本当にね、CDに入って居る原曲の歌姫が歌って居るのじゃなきゃ嫌だ、なんて微塵も思わなかったし、原曲の歌姫よりもこっちの方が良い、なんて事も微塵も思わなかったんですよ。
アレもよかった、コレもよかった、他にも素敵な世界が繰り広がる機会があるんだろうな。って、全てWIN&WINな感じ。
特に、Revoさんが歌って居るMotherなのに、犬彦さんが歌ってもそれも素敵!また聞きたい!もちろんRevoさんが歌うMotherもまた聞きたい!並行世界うぇーい!!みたいな感じ。!!!
これってすごい事だと思う。私は少なくてもそう思ったんです。
実は、第五の地平線からずっとサンホラ のコンサートは客席で見続けて来ました。今回、じまんぐとRIKKIさんが居ない(演者入れ替わりでこの回はたまたま居ない、とかではなく初めから居ない)というのが私にとっては初めてで。
私の中では、サンホラといえばじまんぐさんって位にじまんぐでしたから、これも結構衝撃だったんですが、Revoさんおっと神社関係者が歌う胡散臭い髭の男もOKだったし、RIKKIさんではない少年は剣をも、大丈夫だった!!とっても素敵だった。しかも、緋色の風車でじまんぐのナレーションを踊りながらする犬彦さんの踊りも、じまんぐの踊りにすごく寄せて来てるように感じて、それも暖かい気持ちになったと言うか、原曲メンバーも、今ここには居ないけどサンホラの世界には息づいて居るんだなぁ、なんて、ね。
考察にしても、誰が歌うのか、についても、何だか全てに於いて、正解はないというか、これだけっていう限定されたものは、ないんだなぁ。
そんな事を感じました。すごく。
なので、本当にもっともっとサンホラの地平線の上で、私たちは遊んでも良いんだな、自由な想像の翼を広げて、好きなように妄想しちゃっていいんだなぁって、思った次第ですよ。いや私興奮中(笑)
★第一幕 絵馬に願ひをについてのこぼれ話も
せっかく神社の娘かつ現役神主が書いてるので、ちっちゃく気づいたことなど。
今回、第五の地平線で表された「朝と夜」「生と死」「青と紫」が再度(色が逆で)出て来ています。
今回、ダンサーが4名いましたが、この袴の色にめっちゃ唸りました。
緋袴=巫女(2名)
青袴=浅黄袴(三級神職)
紫袴=紫袴(二級神職)
袴の色が、思いっきり青と紫で、実際に神社で神職が履いて居る袴の色と合わせてあったんですよ。これ、私的興奮ポイント(笑)
因みに、私が履いて居るのは浅黄ですが、金を積んだり経験を積んだり色々すると(下世話)ランクアップして紫の袴になります(笑)という小話でした。
★思った事つらつら
私は今回、間際の一般発売で購入したチケットでしたので、見上げれば丸い夜空ならぬすぐ天井がある席だったのですが、周囲には人がまばらでした。
サンホラのコンサートはいつも満席で、気合入れてチケットをとる必要がある印象だったので、かなり驚いたんです。これ、だいぶ間引いて席を販売して居るんじゃないかなと思いました。
トイレだって行列が出来ていないし、御朱印(普段は書く側の私もいそいそゲットしましたよ♪)もすんなり入手出来ましたし。
チケット代が結構高額だったので経済的に買えなくて配信を待って居る人、遠方からで来れない人、こういう時期なので家から出られない人、色々居たんだと思いますが、そもそも座席の開放数も絞って居たんだろうなあ、だからこそあのチケット代金になったんだろうなぁ。というのが素直な所感でした。
多分、キャンセルチケットも再販せず、そのまま欠番にしていそうな感じ。
公演をやる決断もやらない決断も、本当にたくさん悩んで揺れたんだろうなあと思いましたし、下手したら赤字覚悟だろうなあ・・・。
来たくても来れないファンに、いろんな覚悟で開催を決意したRevoさん。
色々、切ないなあと思いながらも、こうして安全な環境で公演を見せて貰えたことに、心から感謝をしました。本当に、有難いと思いました。配信もあるので楽しみですね^^
袴の色の話くらいしか、目新しい話は出来ませんでしたが(そんな事、結構みんな知ってるのかな??)、こうして色んな事を見て、聞いて、感じられるのは幸せなことだなぁと思いました。
そして、私が生まれた時から慣れ親しんでいる「神社」という舞台をRevoさんの地平線上に採り上げて貰えたことが、本当に私にとっては嬉しい事だと改めて思いました。
また、何か気付いたら書きますね。
以上、15周年記念コンサートの感想でした★